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ぜんそく(喘息)



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 咳喘息

喘息という病気は、ゼイゼイしたり呼吸困難になるということが特徴ですが、この咳喘息という病気は、ゼイゼイや呼吸困難は一切ありません。しかしながら通常のせき止めをいくら使ってみても止まらない、しつこい跡が数週以上を続く場合をいいます。
 
どのくらいの期間、咳が続いたら咳喘息というのかという点に関しては、学界でも論争中で、具体的な数字は検討中です。
 
しかしながら風邪をひいた後に普通であれば3―4日で席は軽くなりますが、この咳喘息はどんどん、ひどくなり、特に夜間の咳のために寝られないこともしばしばです。また日中でも、突然にせき込み、仕事場などで非常に困る場合が多いといえます。
 
呼吸器やアレルギーの専門クリニックへ行けばこの病気を見落とすことはまずありません。しかしながらこの病気を見慣れていないと、ただ咳が長引くというふうに考えて適切な治療を受けられない場合も少なくありません。
 
最も有効な薬は喘息の治療に用いる吸入ステロイドです。咳喘息の患者さんの1部は将来ぜんそくへと発展する場合があります。ですからきちんと治療しておくことが重要です。
 
吸入ステロイドだけで効かない場合には、気管支拡張薬や抗ロイコトリエン薬などを使用します。夜間も2時間おきに目がさめてしまうために十分な睡眠も取れないような、重症な咳喘息の場合にはステロイドの内服も行います。
 
長引く咳の議員としては咳喘息だけではありませんので、注意が必要です。心臓の疾患、結核の有無、もちろん肺がんのチェックも必要です。

2014/8/13