この傾向は成人喘息でも、小児喘息でも同じです。 小児の場合は発育中なので、成人に比べて副作用が出やすいのではないかと言う、不安がありましたが、2000年に世界で最も権威ある臨床系の医学雑誌である「New England Journal of Medicine」に4-9年間にわたり吸入ステロイド薬を使用して成人した小児の最終身長を調査したところ、正常の小児とまったく差が無かったという報告が、アメリカとオランダでそれぞれ400-500人の喘息児についてほぼ同時に発表されました。 吸入ステロイドはこのように正しく使用すれば安全な薬ですが、使用にあたりいくつかの注意点があります。