昆虫アレルギー
昆虫アレルギー

(1)ハチ

厚生労働省の統計によると、スズメバチやアシナガバチに刺され、毎年20~30人がなくなっています。特に、夏は要注意です。
ハチに刺されたら、症状がひどくなる15分程度はむやみに動かず、横になって症状を観察することが大切です。これは血圧が低下した状態で歩き回ると危険で、症状の進行に気づかないからです。できれば患部を冷やし、手足なら心臓に近い方を縛ってください。そして、気道確保にも注意してください。救急車を呼ぶなどしてなるべく早く病院にかかる必要があります。全身じんましんに加え呼吸困難などを起こしたときが「エピペン」を打つ目安になります。効果は注射後15~30分程度しか続かないが、症状はその間にピークを迎えることが多いため、病院までのつなぎ効果があります。
エビペンとは?

(2)蚊

血液検査で蚊や昆虫などに対する抗体が血液中にあるかどうかをチェックすることは可能です。しかし仮にそれで分かったとしても、上に述べたような対策と治療は全く同じです。
ショックになるような蜂アレルギーの強いには細心の注意をもって減感作療法というのを行う場合もありますが、それ以外の昆虫では一般的ではありません。ですからなるべくその昆虫に刺されないようにし、万一さされた場合には早めに前に述べたような治療を行うことがよろしいでしょう。
2014/8/13

アレルギー疾患の各病気を説明していきます。