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アナフィラシキー



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 エビペンについて

外出先などで、突然にアナフィラキシーを起こした場合, その場で緊急治療できる自分で使用できる注射(自己注射)が使用できるようになりました。
 

エピペンという注射液です。

 
直径が22mm、長さが17cmの携帯用のプラスチックの容器に入っています。緊急時には安全装置をはずしてから、大腿の外側に強く押し付けると、中から自動的に細い針が飛び出し、1回分のお薬が筋肉内に注射されます。中に入っているお薬はエピネフリン(商品名はボスミン)というお薬で、アナフィラキシーで救急室に運ばれた場合、まず最初に注射されるお薬です。
 

 
エピペン

 
このお薬の特徴は血圧を上昇させ、呼吸困難を治療するお薬です。このお薬をいかに早く使用するかで、アナフィラキシーの予後は大きく変わります。アメリカではすでに使用されていましたが、数年前に国内でもまず成人に使用が認められるようになり、その後、小児でも使えるようになりました。
 
現在、当クリニックではこれを使用している成人のアナフィラキシーの方は20数名に上ります。その中で3-4人に方には実際に使用されています。特に事故もなく、無事にアナフィラキシーを治療されていますので、自己注射としては安全といましょう。現在これをご使用になっている方々は、ハチアレルギー、食物によるアナフィラキシー、薬物によるアナフィラキシーなど、各種のアナフィラキシーの際の自己治療薬として使用されています。成人用、小児用(15kg以上)の2種類です。内容を詳しくお知りになりたい方は、クリニックまでお越し下さい。
 
※平成11年9月保険適応となりました。

2014/8/13