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アトピー性皮膚炎



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 年齢と原因

アトピー性皮膚炎の発症時期とその要因

 

(1)乳幼児期

 
乳幼児期には食物アレルギーによる場合はよく見られます。
しかし、この時期のアトピー性皮膚炎は食物だけで起こるわけではありません。また単なる湿疹のスキンケアーが誤っていたため湿疹が治りにくい場合もあります。
食物アレルギーの治療は原因の食品を食べないことです。しかし、除去食を行うことは本人の苦痛、食事を作る母親の心理的、肉体的苦労があり、さらに家族の犠牲などが不可欠です。したがって、いいかげんに診断されることは重大な問題であり、根拠の無い食物制限の指示は罪悪ともいえます。 (食物アレルギーがどうかの見つけ方)。
 

(2)3~4歳(年長)

 
3-4歳(年長児)の頃からチリダニの影響が強くなります。
チリダニは小児気管支喘息の重要な原因となるので、対策はこの時期から行っておくとあとで慌てなくて済むでしょう。
ダニというと人の血を吸うダニのイメージが強いため、誤解があります。アレルギーの病気、例えばアレルギー性喘息、通年性(季節性が無く、一年中症状があるタイプ)のアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの病気ではこのヒトの血を吸わないチリダニを生活環境から減らすことが重要です。
 

(3)思春期、成人期

 
昔はアトピー性皮膚炎というのは主に子供の病気で成長につれて治癒し、成人以後の病気としてはそれほど多くは無い考えられてきました。しかし、近年はその傾向に変化がみられ、思春期、成人期にも増えてきました。
思春期、成人期にはストレス,心理的問題がアトピー性皮膚炎を悪くする場合がよくあります。
アトピー性皮膚炎に限らず円形脱毛症もストレスが原因となることは少なくありません。心理的原因が簡単には取り除けない時はカウンセリングの助けを借りる必要があるでしょう。(ご相談ください)

2014/8/13