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 アレルギー反応(3型)

思い当たる原因があるのに、抗体が見つからない場合があります。

 
アレルギー反応には、出ている症状がアレルギー反応によるものとわかっているにもかかわらず、どうしてその反応が起きたのかよくわからない場合があります。
 
たとえば、アレルゲン(異物)が体に侵入しすぐアレルギー反応が出るタイプは「即時型」と呼ばれ、アレルギー反応としては一番よくあるタイプです。
スギ花粉による鼻・目の症状、カニなどの特定のものを食べたり、特定なものに触りすぐじんましんが出るなどがこのタイプに属します。15~20分、早ければ数秒でアレルギー反応が出ます。
 
ところが、カニによるじんましんなどの場合、すぐ症状がでた人の80%くらいは、血液検査をして「カニへの抗体」が見つかりますが、残りの20%くらいはその抗体が見つかりません。つまり、血液中の抗体の有無とアレルギー症状が必ずしも一致しないのです。
 
また、半日後(「遅発型」)、1~2日後(「遅延型(ツベルクリン型)」)に反応がでることもあります。この場合、その物質に対する抗体が見つからない人は「即時型」より多くなります。
 

時間が経過した後に反応が出る場合があります。

 
この他、ネックレスやピアス、時計、新しい化粧品などで皮膚が赤くなったり、かぶれたりする「接触皮膚炎(皮膚アレルギー)」の場合、直接触れた場所に症状が出ますが、時間が経過した後、遠く離れた場所にも症状が出ることがあります。また、薬を飲んだ後、1~2日後に薬疹(発疹)が出る場合があります。時間が経過しているだけに、アレルギー反応と気づかないことがあります。
 
このように、アレルギー反応の仕組みは複雑で、まだ解明されていないことが多いのです。
 

 
アレルギー反応の仕組み
 2014/8/13