じんましん(蕁麻疹)
クィンケの浮腫(ふしゅ)
クィンケの浮腫は血管性浮腫(Angioedema)とも呼ばれ、ヒスタミンの他にセロトニン、その他血管作動性ペプチッドが作用して浮腫が出来ます。
クィンケの浮腫は蕁麻疹と同じアレルギー機序が考えられていますが、蕁麻疹(真皮上層)とは違ってより深い真皮から皮下組織に浮腫が生じます。従って臨床的には顔瞼、口唇、頬などが限局性に腫脹するのが特徴で、熱感、?痒を伴う。咽頭粘膜や喉頭粘膜に浮腫が発生すると呼吸困難をきたすことがあります。限局性の浮腫は数時間から数日持続します。
クィンケの浮腫には前駆症状として食欲不振、胃腸障害、頭痛などが認められ、ただ単なる抗原―抗体反応だけでは説明がつかない事が多い。原因はよくわかっていないが薬剤、特に解熱鎮痛剤やペニシリン系薬剤が関係しているといわれています。
2014/8/13
アレルギー疾患の各病気を説明していきます。