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食物アレルギー



 発症までの時間のタイプ

血液検査および皮膚検査でどこまで診断できるか?

 
食物アレルギーの診断においては血液検査及び皮膚検査はあくまでも補助テストです。
これらの検査で結果が陽性に出たとしても、ただちに食物アレルギーであるとは診断できません。これらはあくまでも補助テストのため、確定診断のためには次に述べる食物除去および負荷テストを行う必要があります。
血液検査や皮膚テストで仮に陽性としても直ちにその食物を除去してはなりません。それらの検査の結果が疑陽性であることがよくあるからです。
 

食物除去及び負荷テストをしないで食物アレルギーを診断してはいけません

 
それまでの症状を詳しく検討し、また血液検査や皮膚検査も参考にします。
疑わしい食物とその製品を除去します。以下分かりやすく卵を例にとって説明します。
 
卵および卵製品を7日から10日間、完全に食事から除きます。つまり卵及び卵製品を一切口にしない食生活を行います。これを完全除去といいます。この完全除去をして病気の症状を詳しく観察します。
もしも症状が軽くなったのならば、その後注意して卵や卵製品を少しずつ食べさせてみます。この負荷テストの期間は約1週間です。食べさせてから病気の症状が悪化したならば、卵アレルギーがかなり疑われます。
 
因果関係があまりはっきりしないときは、再度繰り返します。そして症状の変化が食品の除去や負荷に一致して再度観察されたならば(これを再現性といいます)、卵アレルギーと診断して良いでしょう。
 
この食物除去テストおよび負荷テストは厳密にやる必要があります。また食物除去は充分に準備しておけば割合と容易にできますが、問題は負荷テストです。注意しながら少量ずつ食べさせるわけですが、不用意に食べさせると極端な場合にはショックになったりするため、慣れた専門医と相談しながら行うべきです。
 

母乳栄養中の場合は?

 
原理は同じです。授乳中のママが疑わしい食物を上に述べた方法で、除去したり食べてみればよいのです。そしてその間の母乳栄養中の赤ちゃんの症状を観察します。
 

ご注意

 
近年この食物アレルギーの正しい診断なしに、食物除去を指示される場合があります。そのうち何割かは不必要である場合が少なくありません。食物除去を始めると本人や家族の心理的、肉体的負担は大変なものとなります。したがって今述べたような正しい検査を行った後に初めて食物除去をするべきです。思いつきやヒラメキで診断してはいけません。専門医と相談しながら、慎重に診断する必要があります。

2014/8/13