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 アレルギー性緊張疲労症候群

家庭でできるアレルギー治療

症状

 
この病気は1930年に発表されたものです。
この病気はめまい、意識が薄らぐ、集中力の欠如、被刺激性の亢進、思考スピードの低下、疲労、脱力感、全身の痛み、何かの中毒状態と感じる状態などの症状からなるとされています。発表当時この病気は平均45歳の女性に多いとされていました。この病気を発見した医師はこの一連の症状が食事と関係があると指摘しました。しかしながらコントロールスタディによる検討がなされませんでした(後述)。1954年にこの病気はアレルギー性緊張疲労症候群と呼ばれるようになりました。
 

原因

 
食物が関与している
 

検査・診断

 
この病気に限らず食物が関与していると思われる病気の場合には、食物除去を負荷テストというものを行わなければなりません。最も科学的なこの診断方法は、カプセルの中に疑わしいと思われる食品を入れたものを内服します。またそれが終わった後今度は外観が同じようなカプセルに体に何の害を及ぼさないものたとえば乳糖などを入れたカプセルを内服します。この偽薬をコントロール、医学的にはプラセボ(偽薬)といいます。
 
このように、自分が今はどちらのカプセルを飲んでいるのか外観上全く分からないようにして行う検査がコントロールスタディーです。残念ながらこのアレルギー性緊張疲労症候群についてこのコントロールスタディーを行った報告はありません。したがってこの病気に食物が関与しているという科学的な根拠はまだ証明されていません。
 
食物の関与について確証を得たければ、どの食物が怪しいかをある程度見当をつけたうえでこの食物除去負荷テストを、コントロールスタディーという科学的な方法で行うと良いでしょう。
 

治療