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 動物アレルギー (6)その他 6


Q6 アレルギー反応について 

 
はじめまして。
 
60代の母の事で相談させていただきます。
一軒家で猫を4匹と犬を1匹飼っております。
ここ一年ほど、呼吸がしにくくなったり、話づらくなったり、身体がだるくなったりという症状がでております。
年齢もあるので、脳を含め身体の全てを確認しましたが、全く異常が見つかりませんでした。
そこで、内科で非特異的免疫学的検査をしました。
IgE 1038
猫アレルギー 12.80 という結果でした。
内科の先生は問題ないとの事でしたが、先生の意見も聞きたいと思いメールさせていただきました。
この数値的に、今まで通りの生活をしていて問題ないのでしょうか?
どうぞ、よろしくお願い致します。
 

A6 ペットアレルギー

 
ペットアレルギーの最終テストはそれらのペットがいない場所で2週間暮らし、その間に症状が軽快し、さらにそのまた元の環境に戻ったら症状が再発した場合に、それらが原因と考えられます。
原因物質除去、負荷試験ともいえる方法です。血液検査は血中にそれらのペットに対する抗体があることしかわかりません。血液検査が陽性でも、無症状の方が20-30%いるために、原因物質除去、負荷試験が必要なのです。
 


Q5 動物アレルギーの種類

 
 はじめて質問をさせて頂きます。
以前、いくつかのアレルギー検査をしたことがあるのですが、その一つの『動物(ジョウヒ)』という項目に少しですがプラスが出ました。ですが、動物の種類は分かりませんでした。
この場合、犬や猫もしくは鳥など全てのことが含まれているのでしょうか?
それとも、犬アレルギーがあって、猫アレルギーは無いという場合もあるのでしょうか?
20年以上セキセイインコを飼っておりますが、特に症状を感じたことはありません。
(スギの季節には鼻が出ますが、スギ花粉があるので鳥だとは思っていないのですが・・・)
犬も飼いたいと思っているのですが、そのことが気にかかり、今まで飼うまでに至りませんでした。
もし動物アレルギーに特定の種類があるならば、検査をして犬が出なければ飼いたいと思っています。
ご多忙とは思いますが、お返事の方お待ちしております。
宜しくお願い致します。
 

A5 ペット(動物)アレルギー

 
 近年、動物愛好家が増加し、ペットアレルギーは急増しています。その反面、ペットアレルギーに悩む方は増える一方です。
 さて、アレルギー体質の方は、血液検査で陰性でも一緒に生活しているうちに、症状が出る可能性があります。
 この辺に事情は、このHPのQ&Aをあけ、索引で、ペットアレルギー。猫アレルギー、犬アレルギーの項目をお読みください。
 検査結果の考え方がよくお分かりになると思います。
 さて検査の件ですが、私たち専門医は動物上皮というようなあいまいな検査はいたしません。犬、猫等の特定の項目で検査します。血液検査費用は、自費負担が1項目約330円です。従って、検査項目かける330円が検査費用です。
 まずQ&Aに眼を通し、それから来院なさってください。予約制(ITで可能です)ですので、よろしくお願いいたします。
 
4/7 お礼メール
早速のお返事ありがとうございます。
Q&Aを動物アレルギー以外も読ませて頂きました。いろいろなアレルギーで沢山の方が悩まれているのですね・・・。
アレルギーの専門医師がおられるということはとても心強く、安心できます。まさか費用のことまで教えていただけるとは思っていませんでしたので驚きました。
とても気になることでしたが、正直聞きづらいと思っていたのでとてもありがたいです。
このような誠意ある病院を知ることができて幸運です。近いうちにお伺いしたいと思います。
宜しくお願い致します。
 


Q4 動物アレルギーと妊娠について

 
幼い頃からずっと犬やネコといっしょに平気で生活をしてきました。でも結婚して実家を離れてから急に動物に対してアレルギー反応が出るようになったのです。実家が近いのでよくペット達に会いに帰るのですが抱っこしたりキスしたりすると、口や目が痒くなったり、クシャミ鼻水が止まらなくなるのです。これって、やっぱり動物アレルギーですよね。。。このホームページを拝見すると原因には近づかないのがイイと書かれていたのですが、これから妊娠を考えている私にとって妊娠中や出産後に実家に戻らない、というわけにも行かず困っています。もちろん大好きなペット達に会えないのも悲しいです。妊娠中にアレルギー反応が出ると赤ちゃんにも影響が出るのでしょうか。やはり妊娠中に実家に帰るのも良くないんでしょうか?
 

A4 ペットアレルギー、ペット感染症

 
大変ペットがお好きなようですね。それ自体は結構なことだと思います。
お話しよう伺うと、現在ペットと濃厚な接触をすると、眼、鼻にアレルギー症状が出ているようです。このことはペットの体から出る何らかの成分があなたの皮膚や目の粘膜に入りアレルギー症状を起こしているということを示しています。
従って基本的には妊娠中は接触の回数を極力減らされることが望ましいと思います。
 
妊婦中のもう一つ注意すべき点は、動物から寄生虫が感染するペット感染症です。そのなかでもトキソソプラズマ症は胎児に奇形を起こすことがあるので、やはり妊娠中はペットとの接触は、つらいでしょうが極力控えることをおすすめします。
お礼メールと心配事
お返事ありがとうございます。妊娠中のペットとの濃厚な接触は控えたいと思います。でも軽く触ったり、いっしょにいるだけでも症状が出てしまうときもあります(悲)こんな場合でもマズイですよね?(赤ちゃんにも悪いのかな)出産間近の実家への長期の里帰りなんて無理なんでしょか。。。帰らない方が良いのかと不安になっています。
 
回答
お気持ちお察しします。
どうしても触りたければ、前もって抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などを内服してから触ると言う手もありますが、妊娠中は余計な薬は飲まないほうがよいので、この方法はまったくお勧めできません。
それより、前向きに考えてこれから生まれてくる赤ちゃんのこと、そしてお子さんを何人か育てることを考えたほうが楽しいですよ!人生前向きに行きましょう。
 


Q3 ペットアレルギー

 
はじめまして、よろしくお願いします。
6歳の娘がアトピー性皮膚炎です程度としては軽い方だと思います。
今度ペットで小鳥を飼うことを検討していますが、アレルギー体質の人にはよくないと聞きました。小屋の掃除等きちんとして、居間や居室にカゴを置かなくてもダメでしょうか?次に通院するとき血液検査をお願いしてみようと思っていますが結果も含めて検討した方が良いですか?
 

A3 小鳥アレルギー

 
小鳥に限らず猫や犬がアレルギーの原因として問題になることがあります。
ペットを飼うことは情操的には非常に良いことなのです、これがアレルギーの元となってしまうとなかなか厄介です。
ご質問のように飼う前に前もって検査をして、体が小鳥に反応してなければ確かに飼育することは可能です。
しかしながらアレルギー体質のある方の場合、飼っていると数年してから、そのペットにアレルギーとなる場合がしばしば観察されます。何年かたってしまうと、家族の一員のようになりなかなか手放すことはできません。こうなるとジレンマに陥ってしまうためになかなか良い解決策は見いだせないといえます。
鳥の場合、かごをよく掃除するとか、そのお部屋の清掃十分にするなどの注意をすれば、鳥アレルギーなる確率は減らすことができます。
アレルギー体質があるということは以下の点から判断されます。
両親兄弟に、小児ぜんそくを含めた喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、湿疹、アトピー性皮膚炎、じんましん、薬アレルギー、金属アレルギー、食物アレルギー、化粧品かぶれ、洗剤による湿疹などがあるかどうか。
このような病気が肉親に見られたならば、何らかのアレルギー体質を持っていると考えられます。このような場合にはペットを飼い始めることは十分に気をつけ、どうしても飼う場合には上に述べたような清掃を十分にすることが必要です。
寝室に飼うことは勧められません。それは寝室で過ごす時間が長いために、ペットアレルギーなる確率が高くなるからです。
私も犬が好きなのでペットを飼う人の気持ちは理解できるつもりですが、しかしアレルギー専門医の立場としては、アレルギーになるかもしれないペットをどうぞお買いくださいとは、なかなか言いにくいものです。
お子さんとよくお話をして、将来、万が一にアトピー性皮膚炎が悪化して、その原因の一つが小鳥であったならそのときはあきらめることになるかもしれない、とうことを分りやすく話してあげておくのも一つの手かも知れません。
<お礼メール>
忙しい所さっそくのお返事ありがとうございました。病院での検査を含め再検討したいと思います。
ありがとうございました。
 


Q2 次の質問です。

 
早々のご回答ありがとうございます。
やっぱり体質は変わらないんですね。動物が大好きなのでとてもショックです。
最後の望みとしてお伺いしたいのですが
 
①もし私がそちらにお伺いした場合、どのような治療によって体質を改善させるのですか?
②体質が再び変化し動物アレルギーではなくなる、ということはありえるのでしょうか?
③動物アレルギーの人はみなさんネコを飼うのを諦めているのでしょうか?
 
申し訳ありませんが、教えていただけないでしょうか?何度も何度もすみなせん。ネコはいずれ飼いたいと思っているので・・・。?
 

A2 動物アレルギー

 
(1)スギ花粉症ならば減感作療法がありますが、ペットについてはこの方法は確立していません。数年前にアメリカでネコに反応する抗体を抑える蛋白の注射が試みられ、我々も大いに注目していたのですが、失敗に終わったようです。
 
(2)例えばスギ花粉症は老人になりからだの免疫の働きが衰えると花粉への反応性が低下することがしばしば観察されています。ネコに関してはこのようなことが起こる可能性は否定出来ません。いずれ、遺伝子改良で低アレルゲン性のネコが出てくる可能性はあるでしょう。
 
ある期間、ネコのアレルゲンのまったくないところにずっといれば、ネコに反応する抗体は低下するかもしれません。 しかし、あなたの体にネコに反応する免疫の記憶が残っていれば(恐らく残るでしょう)、何年か後に再び接触するとネコに反応する抗体の産生は再開される可能性は否定できません。
 
(3)オムロンがロボットネコを売り出しました!?
私は犬派なのでそのうちソニーの<あいぼ>を買ってクリニックに置くつもりです。ただし、もう少し可愛くなってからですが。
 


Q1 とびひはうつる?

 
以前大型のインコを飼っていました。飼わなくなってから鳥を飼っている家に長時間いると、特に足に湿疹のようなものが現れます。数日経つとと水泡に変わり、潰れたり膨れたりで治まるまでに2週間ほどかかります。かゆみも伴います。
鳥に対してアレルギーがあるのかと思っていましたが、最近では虫に刺されると同じような症状が起こります。根本的に治す方法はないのでしょうか。また、どういった検査を受けたらいいのでしょうか。
(その他のアレルギー症状として、蕁麻疹、花粉症、まぶたが腫れる、目の白い部分が腫れる、という事が時々現れます。)
 

A1 動物アレルギー

 
インコはアレルギーを起こしやすい鳥の一つです。飼っている間に体のなかでインコに対して反応する抗体が産生されるようになったのでしょう。そのため、飼わなくなっても、鳥のいる家に行くと其の家の中にある鳥から出る何らかの物質に体の中の抗体が反応して症状が出ると考えられます。それもジンマシン型ではなく湿疹型の反応と言うことになると接触皮膚炎(ウルシかぶれのような皮膚反応)が起きている可能性もあります。
 
体、特に皮膚のアレルギー状態が亢進すると、皮膚が過敏な状態となり、虫に刺された場所が今まで見られなかった湿疹型の反応を示すようになったようです。お話ではこれら以外の多彩な症状を示すようなので、可能なら拝見して、血液検査やパッチテストなどを行って治療方針を決めるのも一つの方法と思われます。