舌下免疫療法とは?|世田谷区用賀の内科・呼吸器・アレルギー内科・脳神経内科|用賀砧公園はるかぜ内科クリニック

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舌下免疫療法とは?

舌下免疫療法とは?|世田谷区用賀の内科・呼吸器・アレルギー内科・脳神経内科|用賀砧公園はるかぜ内科クリニック

2026年5月25日

免疫療法(アレルゲン特異的免疫療法、減感作療法)とは?


アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与して、

からだを徐々にアレルゲンに慣らすことにより、

アレルギー症状を和らげる治療法です。

根本的な体質改善(長期寛解・治癒)も期待されます。

減感作療法、ともいいます。
根治あるいは長期間の治療効果が期待できます。

スギ花粉症と、ダニによるアレルギー性鼻炎が対象になります。

アレルギー性鼻炎のガイドラインに記載されている標準的な治療法です。
近年では舌下が主流であり、当院では舌下で行っております。

実際にはどれくらい効果があるの?

!ダニアレルギーで2年間の舌下免疫療法をした方で

治療終了後1年たっても症状緩和薬を使わずにすんだ割合は

76.2%でした。

!ダニアレルギーに舌下免疫療法を行うことで、

新規喘息イベントのリスクは36%減少しています。

!スギ花粉症では3年間の舌下免疫療法をした方は

約33%が寛解(症状がほとんどなく、薬を使わなくても生活できる状態)

に達しました。

!ダニアレルギーの舌下免疫療法を3年、4年、5年継続した場合、新たなアレルゲンに反応する割合が

それぞれ21.4%、12.5%、11.7%と低くなったという報告があります。

!3年間行った場合、治療後、7年間臨床効果が持続し、

4年または5年間治療を行った場合は、その後8年間持続したとあります。

舌下免疫療法の開始の時期は決まってますか

●スギ花粉症; 6〜11月末
●ダニ;    いつからでも!

開始できます。

*開始前に、今までの加療内容の問診や血液検査などが必要です*
*検査結果など、希望どおりに開始できない場合もございます*
 

実際にはどんな流れで治療するの?

💡 毎日の正しい内服方法(飲み方)

薬は口の粘膜から吸収させるため、普通の薬のようにすぐ水で飲み込んではいけません。
舌の下に置く薬を1錠、舌の下(裏側)に置きます。
※口の中が乾いているときは、あらかじめ水を少し飲んで口を潤しておきます。
1分間(または2分間)キープする薬が唾液で溶けていきますが、唾液を飲み込まずにそのまま1〜2分間、舌の下に保持します。
③時間が経ったら、溶けた薬ごと唾液をゴクンと飲み込みます。
④5分間は飲食・うがい禁止 飲み込んだ後、5分間はうがい、水分補給、食事をすべて控えてください。

⚠️ 服用前後の注意点


前後2時間はNG:服用の前後2時間程度は、入浴・飲酒・激しい運動を避けてください(血流が良くなると副作用が出やすくなるため)。
タイミング:万が一の副反応に備え、医療機関に相談しやすい午前中や日中の服用が推奨されます。



🏥 治療全体の流れ


治療は「数週間で終わり」ではなく、3年〜5年ほど毎日継続する必要があります。

【ステップ1:事前検査】   

【ステップ2:初回投与(院内)】  

【ステップ3:増量期(1週間)】

【ステップ4:維持期(3〜5年間)】

1. 事前検査・診断(1回目の受診)
問診や血液検査を行い、「スギ花粉」や「ダニ」のアレルギーがあるかを確定します。

2. 初回投与(2回目の受診) 
1回目の検査結果をもとに診断し、処方します。          当院は院内処方を行っておりませんので、処方箋をもって薬局へお薬を取りにいっていただきます。                お薬をもらったらクリニックに再度お戻りいただき、院内で初めての1錠を院内で内服します。
重いアレルギー反応(アナフィラキシーなど)が出ないか確認するため、内服後30分間は院内で待機します。問題がなければ、1週間分の薬が処方されます。 


3. 増量期(最初の1週間)
自宅での服用をスタートします。
体を慣らすため、最初の1週間は成分の量が少ない(濃度の薄い)薬を毎日服用します。

4. 維持期(2週目以降〜数年間) 
問題がなければ、2週目から成分の量が多い(通常の濃度)薬に切り替わります。
ここからは、毎日同じ量の薬を3〜5年間、根気強く飲み続けます。
通院は基本的に月に1回程度となり、お薬の処方と経過観察を行います。 


!ここまでの注意点!
・初回内服の際には、院内投与を行い、30分間の待機をお願いしています。
・治療期間は3〜5年と長期間にわたります。
・途中で治療を中断すると、治療効果が期待できません。
・副作用として口腔内の違和感がありますが、徐々に感じなくなります。
・原理的にはアナフィラキシー(全身のアレルギー反応)による重篤な症状が発現するおそれはありますが、過去の報告事例はほとんどありません。
・スギの舌下免疫療法は6〜11月に開始すると、翌年の花粉シーズン(1〜4月)に効果判定が可能です。花粉飛散期には開始できません。
・ダニの舌下免疫療法は、早ければ数週後から効果が現れます。
・すべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。
・治療終了後に、徐々に効果が弱くなってくることもありますが、開始前より悪化することはほとんどありません。
・スギとダニの免疫療法を併用することは可能ですが、開始は同時にはできません(当院では少なくとも1か月以上、開始時期の間隔をあけます)。

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