2026年1月09日
前回のブログで「ぜんそく」(咳ぜんそくも含む)について、
「症状がよくなったので治療をやめてよいか」
を記載しました。
一言で書くと 「続けましょう」 となるのですが、
実際はそこまで簡単ではなく、
続編も書くこととしました。
基本的には継続的に加療していくことが大事
ということに変わりはないのですが、
患者さんによって、
●どれくらいの頻度で症状がでるか
(10年以上でてない? 数年に1回? 毎年? 1年に何度も・・ など)
●症状はどのようなものなのか
(セキだけしか出たことがないなのか、
息苦しさも伴うのか、
診察で喘鳴(ゼイゼイ・ヒューヒュー)はあるか など)
●検査ではどうか
(アレルギーの炎症の値(呼気一酸化窒素検査)はどうか、
気道(空気の通り道)の狭まりはあるか など)
●合併症・既往歴はあるか
(アレルギー性鼻炎・好酸球性副鼻腔炎・アトピー性皮膚炎・睡眠時無呼吸症候群・肥満 小児喘息など・・)
と、状況や背景が異なります。
また、患者さんによっては
「絶対に続けてください」
ということ自体がストレスとなり
通院自体を中止してしまう人もいます。
そうなると本末転倒です。
ですから、まずは
●「ぜんそく」(「せきぜんそく」も含む)とはどんな病気なのか
●治療しなかったときの今後考えられるリスク
などをお話し、その上で
今の状態が治療継続すべき状態なのか、
現在継続的な治療を開始しないという選択をするのであれば
今後どのような状態になったときに継続的な治療へ移行するのか
患者さんと一緒に模索しくようにしています。
話は脱線しますが
「ぜんそく」の診断をつけるときも、
この検査の値が〇〇なので「ぜんそく」
というものは無いので、
いろんな要素や症状の経過・検査の値・治療したときの変化などを
組み合わせて総合的に診断します。
いずれにしても、
「ぜんそく」に対して
行う治療はある程度決まっていますので
その治療範囲の中でどのようにカスタマイズ(内容・量・時期など)していくか
というところで
患者さんの話を丁寧に聞きながら診療することを
心がけています。