◆◆「咳ぜんそく」と「ぜんそく」は ちがう病気ですか?◆◆|用賀砧公園はるかぜ呼吸器・内科クリニック|世田谷区の呼吸器・アレルギー内科・脳神経内科

〒158-0097東京都世田谷区用賀4-32-16

03-5797-9045

WEB予約
下層ヘッダー

◆◆「咳ぜんそく」と「ぜんそく」は ちがう病気ですか?◆◆

◆◆「咳ぜんそく」と「ぜんそく」は ちがう病気ですか?◆◆|用賀砧公園はるかぜ呼吸器・内科クリニック|世田谷区の呼吸器・アレルギー内科・脳神経内科

2025年11月29日

「咳ぜんそく」と「ぜんそく」は ちがう病気ですか?』 

  

   『「咳ぜんそく」といわれたことはありますが、「ぜんそく」とは違いますよね?」』

   『「咳ぜんそく」「ぜんそく」は まったく異なる病気かと思っていましたが・・』

   『「ぜんそく」では無いなのに、吸入をずっとしなければならないのですか・?』

とてもたくさんの患者さんからいただく言葉です。

結論から申し上げますと、

 

「咳ぜんそく」「ぜんそく」 です

イメージでいいますと、

ほ乳類(ぜんそく)のくくりの中のヒト(咳のみの人)」(少し違うかも・・・)

ピカチュウ(ぜんそく)になる前のピチュー(咳のみの人)」(う~ん・・)

ひとつ前のコラムで、

「ぜんそく」といえば 

「ヒューヒュー、ゼイゼイ」 を思い浮かべるかたもいるかもしれません

とお話しましたが、

 『咳ぜんそく』 は 

  症状として「せき」しか出ていない 

 『気管支ぜんそく

病気の本質的なところは同じであり、

「せきだけだから、「ぜんそく」ではないはず・・」

そんな人にも わかりやすく伝えるために用いている言葉です。

ポイントとしては、

「せき」だけの「ぜんそく」の人も、治療をしないでいると、

前回コラムでお話したような 気管支(空気の通り道)の狭まりが強くなり、

「ゼイゼイを伴うような「ぜんそく」」になっていく(3~4割)

「せき」だけの症状 と言って受診されるかたでも、

実際に 聴診(胸の音をきく) すると

「ヒューヒュー」気道が狭くなっている音がする人もいる・・

「せき」だけの症状で来院され、検査をすると

呼吸機能検査で しっかり 気管支が狭まっているような人がいる・・

「咳ぜんそく」と言われてきたかたも、

「気管支ぜんそく(ぜんそく)」 ですので 

治療は同じです。

治療の要(かなめ)は、「吸入ステロイド」になってきます。

(また違うコラムで「吸入ステロイド」についてお話する予定です)

そして、悪くならないようにコントロールしていくことがとても大事です。

とくに、「せき」だけ自覚症状の「ぜんそく」患者さんは、

体調が良くなってしまうと 吸入を忘れたり、そのまま中止してしまいがちです (!!!)

前回のコラムを読んでいただき、

しっかり治療を続けて、悪くならないように一緒にコントロールしていきましょう。

TOP