
一般内科
一般内科
一般内科では、日常生活の中で比較的遭遇しやすい急性症状や慢性疾患の継続的な治療とコントロールを行っています。また、専門的な高度医療が必要な場合は、専門の医療機関へご紹介し適切な治療を受けていただけるようにする役割も担っています。以下に内科でよく見られる症状を挙げています。複数の症状が出ていて「何科を受診したらよいかわからない」といった場合など、お悩みの際はお気軽にご相談ください。
日常的に起こりやすい症状でも、適切な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。体調不良や健康に関して気になることがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
急性胃腸炎のほとんどは感染性、とくにウイルス感染で、一部に細菌性(カンピロバクター、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌など)が見られます。ウイルスが付着した料理を食べたり、手指についたウイルスが口に触れたりすることで感染し、冬場、幼稚園や小学校、職場などで集団発生することも少なくありません。
症状は下痢、腹痛、嘔吐、発熱が多く、治療はとにかく脱水を予防することが重要です。水分・糖分・ミネラルを適切に摂取しましょう。吐き気が強く水分摂取がままならない場合、極少量ずつ、頻回に水分摂取をすることが大切です。市販の経口イオン水を摂取することも有効な手段です。口から水分が摂取できず、脱水の程度が強い場合には、点滴による水分補給を行うこともあります。
また症状に合わせて内服薬を服用します(基本的には感染性の場合は下痢止めは使用しません。整腸剤、吐き気止めなどを内服します)。最近食べたものを問診し、細菌性が疑われる場合には抗菌薬を使用することもあります。
膀胱炎は主に大腸菌などの細菌が尿道口から侵入し、膀胱内の粘膜に炎症を起こすことで発症します。女性に多く見られ、身近なものではありますが放置すると腎盂腎炎と呼ばれる病気を引き起こしたり、まれに血液中に細菌が侵入して敗血症となり命に関わることもあるため注意が必要です。
症状は排尿時の痛みや頻尿、残尿感、尿意切迫感(急に起こる我慢できないような強い尿意)、尿混濁(尿が白っぽく濁る)などです。これらの症状に加えて高熱、背中や腰の痛み、寒気、吐き気、体のだるさなどの症状が伴う場合には注意が必要です。早急に受診するようにしましょう。
検査は尿検査を行います。ときに血液検査も行います。
治療は抗菌薬の内服になりますが、なかなか治りが悪い場合や出血している場合などは泌尿器科の受診が必要になります。
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