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8.食品添加物


Q2 亜硫酸水素ナトリウムアレルギーについて

 
イタリア在住の61歳女性です。
先日アレルギー症状をイタリアで発症しいろんな検査の結果E222 亜硫酸水素ナトリウムアレルギーと診断されました。
保存料(亜硫酸塩)漂白剤(亜硫酸塩)酸化防止剤(亜硫酸塩)かっこの中は「亜硫酸Na」「二酸化硫黄」とも表記されるようです、
来月日本に一時帰国するのですが。食べ物がすごく心配です。
一応こちらのドクターから、万が一の時にはすぐに薬をとBentelan 1mg Ayrinal20mgをいつでも携帯し、何かおかしいと感じたらすぐに服用するよう言われています。
日本ではまた添加物はアレルギーとは認定されていないようでどんなものを食べればいいのか、外食ではどんなものに気をつければいいのか不安です、もし何かアドバイスがあればお教えいただければ幸いです。
またこのアレルギーはもう一生付き合っていかなければならいのでしょうか?
完治する可能性はありませんか?
アドバイスをお待ちしています。
 

A2 添加物過敏症

 
酸化防止剤(亜硫酸塩)はよく使用される添加物です。これを入れないとワインは樽の中で酢になってしまいます。
フランスでもイタリーで使用されます。極端な話、オーガニックワインでも少量は入っています。
お持ちの緊急薬は商品名なので調べようがありません。可能なら薬品名をお教えください。
来日に日程が決まればメールでご連絡ください。予約なしですぐに拝見します。
ご遠慮なく。

PS:アレルギー(過敏症)は原因がわかったら、それを極力、体から遠ざけるのが第一です。
厳密にいうと化学物質過敏症はアレルギーとは少し異なる病気のジャンルに入ります。
来日されたらその辺もご説明いたします。
 


Q1 食品添加物過敏症とワイン

 
私は、輸入ワインのテイスティング(御味見)をして、そのワインの性格、例えば辛口、甘口、酸味、香りのタイプ、芳醇度、フルーティの程度などの様々な特徴を判定し、買い手に説明します。すると、買い手(バイヤー)はいちいち飲んでいられないので、わたくしの話を参考にどれを買うか決めるという仕事をしています。
数年前から、仕事中に、頭痛、目がチカチカする、だるくなるなどの症状が出るようになりました。以前にはこれらの症状は過労の時、生理前、睡眠不足、風邪をひいているときに時々見られたので、つい見過ごしていましたが、最近頻度が増し、先週は自動販売機で、果物のネクター(アルコールは全く入っていません)を買って飲んだところ、同じ症状が出ました。
ワインアレルギーでなければ、何でしょうか。処方された抗ヒスタミン薬を飲んでも症状は楽になりません。
試しに、オーガニックワインを飲んだら、症状はほとんど出ませんでした。
 

A1 食品添加物

 
食品添加物が考えられます。添加物は様々です、酸化防止剤、人工甘味料、色素、など様々です。

例えば、ワインに酸化防止剤を入れなければ熟成中にアルコールはお酢の化学変化してしまいます。またスーパー、コンビニで売っている食べ物には何らかの添加物が入っています。もしも、防腐効果のある物質が入ってなければ、全国で食中毒が発生し、死亡者も出るかもしれません。

これを防ぐため、厚労省は一定以上の添加物は入れてはいけないという規則を出しました。食中毒などを予防するためです。この法律は裏から読むと、一定以下ならば入れても良いということになります。

そのため、食品工場で生産され、数日かけてお店に運ばれ、販売される食品には、
添加物(化学物質が入っていないわけがないということになります。) お店で売っている食品に添加物が入っていないと書いてあったら、本当に何を入っていないか、基準以内のものが入っていると考えられます。

ちなみにオーガニックワインも例外ではありません。ただし、その使用量は少ないはずです。