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HOME | Q&Aシステム | カテゴリー別 25.アレルギー関連4.アレルゲン対策

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Q5 診察についての問い合わせ

 
初めまして。
HPやHanakoで拝見し、そちらのクリニックのことを知りました。
私はアレルギーに悩まされているのですが、どのアレルゲンによってか?というのが分かりません。
血液検査等で調べて特定していただけるのですか?
初めての診察ではどのようなことをするのですか?
今現在の症状としては、目の縁がかゆくなったり、鼻がぐずぐずし、上顎?がかゆくなります。
 
尚、12月11日の11時から予約入れさせて頂いています。
ご回答宜しくお願いします。
 

A5 アレルゲンの検索

 
目や鼻の症状があるということから考えると、アレルギー性結膜炎やアレルギー性鼻炎がまず考えられます。これらの原因としては1年中とおして起こる、通年性といいますが、この場合にはハウスダストをまず考えます。症状に季節性がある場合には花粉症を疑うことが重要です。春であればスギやヒノキ、夏であればイネ科の植物、履きであればブタクサなどのキク科の植物です。また症状が雨の日夜梅雨時に多いということであれば、カビなどを疑います。
 
また、ペットを飼っている場合にはペットとの関連も注意して検討していきます。
 
上顎がかゆいということですが、1番考えられるものとしては何か特定の食物を食べた時に口の中に反応を口の中の粘膜に反応が出る場合です。これは近年増えていて口腔アレルギーと呼ばれているものかもしれません。この口腔アレルギーは吸入や東欧など動物性のタンパクで起きるというよりも、頭タンパクといって果物や野菜などに含まれている物質で起きることが多いといえます。一般的にこの場合には過熱しすると症状はあまり起きません。
 
以上一般的なアレルゲンの検索の道筋ついてご説明いたしました。後は具体的にお話しをしてあなたの特徴的な症状やパターンから原因の物質を調べていきたいと思います。
 


Q4 アレルゲン増加への対処

 
小さい頃からアレルギー性鼻炎に悩んでいる者です。
小学校のときと大学のときに行った検査では、ハウスダストが原因といわれました。
 
大学時の検査では、その際、鼻の粘膜を切除する手術を受けています。(粘膜が白く肥大化し、鼻空を完全にふさぐ状態であったため、当時受診していた耳鼻科の先生に紹介された手術です。)
 
現在、術後6年ほどですが、以前ほどは鼻づまりはひどくないと思います。
ただ、その後、目のかゆみに悩まされるようになり、この春は特につらい状態で、久しぶりにアレルギーの内服薬を飲み始めました。
アレルゲンの検査はしていませんが、以前は大丈夫だった植物による花粉などのアレルギーが出てきたのではないかと思っています。
 
また、小さい頃からひじ裏や首に湿疹が出たりもし、これもハウスダストが原因なのではと感じています。
このように、アレルゲンに対して体のあらゆるところに症状が出る場合、塗り薬、点眼薬などの対症療法では心もとなく、また、アレルゲンがこの春のように増加していくことも今後考えられ、なんとか総合的な治療ができないものかと思い、質問させていただきました。
 
あと、もう一点。
アレルギーは遺伝するそうですが、私は自分がアレルギー反応が比較的強いと思っているため、将来子供を産んでも大丈夫なものか悩んでいます。
子供は欲しいと思っているのですが、生まれてすぐにアレルギーに苦しませるのはかわいそうですし、現在、乳幼児に対する治療法はどうなのかも、お聞かせ願えればと思います。
 

A4 アレルゲン対策

 
さまざまのアレルギーの病気を幼少のころから悩んでいらっしゃるようですね。そのつらさは大変なものとお察しします。
 
さて、アレルギー体質というのは、体の外から入ってくるさまざまな物質に対してからだが過剰に反応してしまう状態をいいます。
 
そして、それは人生のさまざまな時期において暴露される物質により、次々と変遷するのが特徴です。ですからもし体質を変えるとすれば、そのような外から入ってくる物質に対して体が反応するという体質を変えなければなりません。残念ながら現在の医学では、遺伝子工学も含めてこの体質を変えることはほとんど不可能です。
 
現在できることはアレルギーを起こりやすくするさまざまな環境条件を、ひとつひとつチェックしその対策を前もって立てておくことです。
 
私のクリニックにおけるアレルギー勉強会4月7日土曜日、午後2時から3時に<アレルギーの病気は何故増える>というテーマでお話しをいたします。このお話しは、気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎、花粉症、ジンマシン、食物アレルギーなどの各種の病気がなぜ近年このように増えているかについて分析をいたします。この話を聞いていただき日常生活を再検討して、原因のひとつひとつをチェックしていることが重要と思われます。残念ながら魔法のように何かをひとつでしたらそれでアレルギーが、さっとなくなるという方法は現在ではまだ見当たりません。
 
しかしアレルギーの人はがんになりにくい(医学的に正しいかどうかのデータはありませんが)と言われてる事もあり、また現代の医学が進んだ状況ではいかなる人も、詳しく検査をすれば、何らかの病気思っていることは確かなことなので、あなたがアレルギーに苦しんでいるということをあまり苦に思う必要はないと思われます。
 
またお子さんのことですが、現在妊婦がどのような食生活や生活環境を維持するとおなかの中のお子さんがアレルギーがなりにくいか、ということについてある程度のことが知られています。これも私の勉強会で6月16日土曜日、<アレルギーの子供を産まないためには>というテーマでお話しいたします。
 


Q3 防ダニシーツについて教えてください。

 
ダニの拡散を防ぐミクロガードという繊維の布団カバーについて詳しく知りたいので、メーカ名や連絡先などわかりましたら教えてください。
 

A3 アレルゲン対策

 
ミクロガード]とは、帝人の[テトロン]とナイロンから成るマイクロファイバー(絹の約5分の1の細い糸)を使用した高密度織物です。複合超極細繊維織物。
ダニやほこりの温床になりやすいふとんから、ダニやほこりをシャットアウトする、防ダニふとんカバーとして使用されています。
 
●帝人(株)…安心ふとんカバー「ミクロガードR」
●ヤサカ産業(株)…防ダニ・防塵ふとん「ピューリストR」
 


Q2 学校のじゅうたんについて

 
来春小学校に入学予定の6歳の娘のことで相談させていただきます。
喘息で中等症持続型と診断され、フルタイドの吸入を一年ほど続けた後、現在はオノンを服用しています。
大きな発作を起こしたことはありませんが、風邪を引いたあと喘鳴が続きます。
喘鳴があるときも本人は元気なので、水泳など運動をしても問題なく、幼稚園も休まず行っています。
 
来年入学予定の小学校は区内のS小学校なのですが、教室以外の床部分が全てじゅうたん敷きです。
オープン教室という形で、廊下部分も教室の一部として活用し使っているようです。(廊下と教室の境に壁はありません)親としては喘息の子供にじゅうたんは心配なのですが、いかがなものでしょうか。
近隣の別の小学校も考えてはみましたが、通学に徒歩30分と遠いので決断しかねています。
お忙しいところ申し訳ありませんがアドバイスよろしくお願いいたします。
 

A2 学校のじゅうたん

 
基本的には勧められません。
以前にも、この問題は、耳にしたことがあります。区の教育委員会になぜじゅうたんを敷かなければならないか、保護者のお立場から、聞いてみてはいかがですか。
 
小児喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎には、ハウスダストはよくないこと、喘息やその前段階である、咳が出やすいお子さんは、10%に上ります。アレルギー性鼻炎を加えるとこの数字はさらに上昇します。
ぜひ問い合わせていただき、その結果をお教えください。必要であれが、診断書等もお書きします。
 
12/26 報告・質問メール
早速ご回答いただきありがとうございます。
教育委員会に問い合わせたところ、じゅうたん敷きの理由として
 
①廊下部分をじゅうたん敷きにすることによって教室の一部として使えるようになり、学習有効スペースが広くなる。
フローリングの教室とじゅたん敷きの廊下の境にある荷物棚を取り除けばかなり広いスペースとなり、じゅうたんであれば子供が車座になって学習できる利点がある。
②じゅうたんの汚れの検査は年に一回行っており、通常子供が学習生活するにあたっては問題のない範囲の数値である。
とのことでした。
 
娘のダニ・ホコリに対してのアレルギーは2年前の血液検査の結果では6段階で3でした。改めて血液検査をして考えたほうがよいのでしょうか。
 
他の小学校も検討中ですが、徒歩30分かかるので安全・健康面を考えるとまだ決断できない状態です。
 
お忙しい中申し訳ありませんがよろしくおねがいいたします。
 
12/26 回答メール
じゅうたんのチェックは単なるダストが対処であり、ハウスダスト中のチリダニを測定しているわけではありませんではありません。フローリングよりはある程度のリスクはあるでしょう。しかし、学校で必ずアレルギー症状が出るわけではないので、すぐには結論はでないと思います。
この辺の点について、もう少しが家族内でご相談していただいたほうがよいでしょう。
 
12/27 お礼メール
早速のご回答ありがとうございます。もう少し家族で考えてみたいと思います。大変参考になりました。ありがとうございました。
 


Q1 喘息患児用の寝具

 
ダニなどのアレルゲンを通さないような目の細かな繊維でできた喘息患者用の寝具(シーツ、ベッドパッド、枕カバー)があるとききました。種類、入手方法について教えて下さい。
 
ご無沙汰しております。昨年は長男が喘息でお世話になりました。現在はテオドールのみ服用しており、時に咳はしますが、おかげさまで喘息の発作はありません。ご指導通り、毎日布団に掃除機をかけています。今度新しいベッドを買うので、喘息患者用のシーツ、枕カバー、ベッドパッド(?)を買おうと思っています。運動は続けており、先週文京区少年野球夏期大会で優勝し、金メダルをもらいました。近々、世田谷区の強豪チーム、山野レッドイーグルスと親善試合をします。今後ともよろしくお願いいたします。
 

A1 防ダニ繊維

 
ダニ商品はJIS企画がありません。メーカー独自の基準で宣伝しています。
 
基本的には、化繊でも1年たてば、チリダニはつきます。私たちが環境庁の依頼で行った調査では、帝人のミクロガードという繊維がお勧めです。(気管支喘息に関わる家庭内吸入アレルゲン、小屋二六、永倉俊和編集、メディカルレビュー社、1999年。)
 
この繊維で作った寝具はチリダニ対策という意味では、きわめて優れものです。但し、通気性に多少の問題がありますが、それは超長綿という毛足の長い綿を使用した綿のカバーすることで解決します。
 
もちろん、ベッドパッドもありますのでヤサカ産業の宮坂さんへご連絡ください。この方はお子さんが重症のアトピーだったため、良心的に説明してくれます。
(Tel::0120-451-396 ヤサカ産業、 宮坂さん。)
なお、商品をうりつけないでくださいと言ってありますので、ご心配なく、商品の説明をお聞きください。