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HOME | Q&Aシステム | カテゴリー別 25.アレルギー関連3.アレルギー除去食

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Q4 大豆の除去食解除

 
以前、年末に診断していただいた2歳2ヶ月の女児(卵:完全除去、大豆:味噌と醤油以外除去)です。
ご指導に沿って、豆腐を週に2回、小匙1から始めて小匙3まで進みましたが、特に何の症状もなく順調です。
(処方いただいたセレスタミンも使用することなく、冷蔵庫にそのまま保管しています)
今後の除去解除の進め方について、ご指導いただければと思いメールしました。
 
・豆腐はどの程度まで進めればいいでしょうか。
・次の食材は何をどの程度始めればよいでしょうか。
 
宜しくご指導の程お願いします。
 

A4 大豆製品の解除

 
お子さんの場合は、順調です。
今の量で、一日おきで2週間、その後は同じ量で連日にしましょう。ここまでOKであれば、そのときご連絡ください。
現在、しょうゆも使用して問題ないので、その後はさらに摂取量は増えるでしょう。
但し、納豆は発酵食品なので、そのうちに試す予定です。 もうしばらくお待ちください。
 


Q3 卵アレルギーの除去食について

 
初めまして。お忙しいところ申し訳ありません。
 
10ヶ月の息子にちょうど1週間前に全卵を使った茶碗蒸しを食べさせたところすぐに顔に蕁麻疹が表れ、病院へ行きました。そしてアレルギー検査の結果が今日出たのですが、卵白6.52(クラス3)、卵黄1.15(クラス2)でした。
 
鶏肉は0.34(クラス0)で、病院でも「鶏肉は食べていい」と言われたのですがさきほどTVで放映されていたアレルギーの番組では、卵アレルギーの場合は鶏肉も除去するようになっていました。鶏肉は今まで離乳食の一環として食べさせており特に問題はなかったように思うのですが、卵、卵を使用している加工品はもちろんですが鶏肉も除去した方が結果的に治るのが早いのでしょうか?お忙しいところ恐縮ですが、よろしければ教えてください。お願いいたします。
 

A3 卵を除去と鶏肉

 
卵アレルギーの原因となるタンパクは卵の白身に起因するタンパクが大部分です。鶏肉、例えばささ身は筋肉がほとんどの成分といえます。したがって筋肉の中に卵の白身の成分が混入してるということは考えにくいといえます。
 
実際、卵アレルギーの方でも、鶏肉は食べて全く問題がない場合もよくあります。私の経験では、卵もだめで鶏肉も同時にダメという場合の方が少ないように感じています。
 
今まで鳥肉を食べて何ら問題がなければ、あまり心配しないで少量のささ身をあぶって、つぶしてから食べさせてみると良いかもしれません。
 
食物負荷試験の場合には、強い症状が出る場合も時にありますので、主治医とよく相談してから手順を決めて行われるとよいでしょう。
 


Q2 卵除去の解除について

 
ご無沙汰しております。
以前先生に診察をしていただき、アレルギ-について色々とご指導いただきました。ありがとうございました。
その後の子どもの様子ですが、現在お腹にポツポツと赤い湿疹が出ていますが、特に以前のようなひどい湿疹はありません。
食事については、卵そのものはまだ控えていますが、パンやお菓子などの卵を使用した加工品は1日1回ほど与えています。
量としてはパンですとロ-ルパン1個程度位です。
特に食べた後に様子がおかしくなって吐いてしまったりということはありません。
食べてすぐに湿疹が出てくるということもありません。
そこで、そろそろ卵そのものを与えてみても良いものかと思っているのですが、いかがでしょうか?
除去をする時は先生が本に書かれていたように、「卵ご飯のおやき」を作って与えてみようかと思っています。
ただ、1度にどのくらいの量をどのくらいのペ-スでやっていけばいいのかいまいちわかりません。
お忙しいこととは思いますが、ご指導、アドバイスいただけたらと思います。
よろしくお願い致します。
 

A2 除去食の再開の方法

 
卵の場合は名古屋方式のお焼きがお勧めです。
 
全卵の四分の一をお茶碗一杯のご飯に混ぜて、お焼きを作ります。卵ひとつは約60グラムです。この64分に一を食べるとその一切れには60÷64=0.9グラムの全卵を食べることになります。しかも、オブンで加熱し、表面がきつね色になれば中心部は150度になっています。つまり、十分に加熱処理された状態の卵といえるでしょう。
 
一般的に、生卵で蕁麻疹が出る人でも、固ゆで卵ならば大丈夫という場合も良く見られます。ですから、卵制限を解除するときには十分に加熱処理したお焼きを採用するのがお勧めの一つです。週2回が良いでしょう。間は2-3日開けて、症状を観察します。
 
他の方式としては固ゆで卵で試したり、卵の入ったお菓子、たとえば卵ボーロなどがありますが、他の成分が入るのという欠点があります。
 


Q1 除去食について

 
5ヶ月の息子が通っている病院の方針について疑問があります。血液検査では魚のタラとハウスダストにすこし高い数値が出ました。その他の5大アレルゲンには何も出なかったのですが、これから数値が高くなることへの予防として食べないように言われました。混合栄養なので私は米、小麦も低アレルギーのものを使い、ミルクもアレルギー用です。これから離乳食を始めるに当たって、栄養不足が心配です。病院を変えるべきでしょうか?
 

A1 アレルギー除去食

 
アレルギーの血液検査には疑陽性という場合がよく見られます。これはアレルギーの症状がないにもかかわらず、検査で陽性に出たり、または検査が陽性であるにもかかわらず、その食品を食べても何らアレルギー症状が出ないなどの場合です。このためにアレルギーの検査結果の判断と食生活の方針決定が厄介なのです。
 
もしお子さんに何らかのアレルギー症状があるのならば、例えば皮膚炎ですが、食物除去テスト及び食物負荷テストということが必要です。この除去テスト、負荷テストは食物を食べた後にアナフィラキシーといって、低血圧や呼吸困難になったりする重症なアレルギー反応がなければ、注意して行います。
 
基本的には何らアレルギーがなければ、検査で陽性にでた食物を制限する必要はありません。しかし食物アレルゲンとしては頻度の高い卵白などに強く陽性が出ている場合には、摂取制限しないまでも、少な目の量を十分に過熱して、注意して与えていくことが望ましいといえます。
 
それ以外の場合はその食物に検査が陽性ということを頭に置いて、注意しながら離乳食をどんどん進めるとよろしいでしょう。
 
おかあさま自身が低アレルギーの食品を使用し、ミルクもアレルギー用をご使用になっているということですが、あなた自身にこれらの食物に対するアレルギーがあるのでしょうか。もしあなたにこれらの食品に対するアレルギーがあって、その結果この食品を除去している、つまり食物アレルギーがあるのであるならば、お子さんには何らかのアレルギー体質が受け継がれている可能性があります。しかしながら、現時点で何らかのアレルギー症状がお子さんにないのならば、上に申し上げたようなことを念頭に置き、離乳食を注意しておすすめになるとよいでしょう。