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HOME | Q&Aシステム | カテゴリー別 2.アトピー性皮膚炎 Q51~Q100

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Q100 娘のアトピー性皮膚炎に関して

 
19歳の娘がアトピー性皮膚炎と診断されたのは生まれて8ヶ月の時でした。
ひどいアトピーではなく、耳たぶやひじのあてりが切れたり皮膚が乾燥しやすくなったりする位でした。
薬や保湿剤も使用せず、皮膚のケアーだけを気にしておりました。中学校に入学してから喘息ぎみになり、喘息の治療を受けた事もございます。
しかし高校入学と同時にアトピーが体に強く出るようになり、月に1度程皮膚科に通いながら薬を頂きました。
精神面でのストレスせいか大学校の受験が始まった2年程前よりお肌の状態がひどくなり、皮膚科に通いながらステロイド剤や保湿剤などで治療を続けてまいりました。
娘は特に体の乾燥がひどく、夜中に寝ながらかいてしまうため体中傷だらけでシーツが血だらけになる事もございました。
しかし、顔は乾燥で白い粉をふくような(皮がむけるような)症状はありますが、体のようにかゆみで傷付ける事無く、綺麗な皮膚を保っております。
今年、念願の大学校にも入学でき、精神的にも開放され愉しい大学校生活を送るはずでしたが、皮膚炎の方がますますひどい状況になっております。
まず、背中全体が乾燥によるひび割れ、かゆみを通り超えて痛みを訴えております。
白いシャツなどに血がにじみ出るほどひどい状態でございます。
行き付けの皮膚科の先生に見せた所、いつものように強めのステロイド剤に保湿剤でした。
それを塗って背中は多少よくなりましたが、今度は足全体に同じ症状が現れております。
太もも内モモ、ふくらはぎから足首まで、所々の皮膚がゴムの幕を張ったように硬くなり、まるでナイフで傷つけたようなひび割れが数十箇所生じ痛々しくて見てられません。
娘は19歳になるまで、みずみずしくてつるんとした、綺麗な皮膚を一度も知りません。
本当に変われるものなら今すぐ変わってあげたいそんな心境でございます。
今まで色々なケアーや皮膚科も通いました。
しかし、これといった結果はなしで、娘を苦しめております。
先生、どうか何が原因であるかをしっかり突き止め本当に娘に合った処方は可能でしょうか?
毎日苦しむ娘を思い、わらにもつかむような気持ちにメール致しました。
是非お願いします。
 

A100 アトピー性皮膚炎

 
アトピー性皮膚炎はこの20年に急速に増えた病気なので、不明の点が多いのです。医学のほうが追いつか無いのが現状です。
 
但し、原因または誘因といえるものが多数わかりつつあるので、私ははそれらを順にチェックしていくやり方をとっています。
 
お話から判断すると、ドライスキンな管理がポイントのようです。スキンケアーが適切かどうか、保湿剤はお肌に合っているのか、ステロイドの塗り薬の使用方法は適切なのか、食事の内容(特定の食品に偏っていないのか、微量元素の摂取は十分か等)、心理的ストレスは、生活環境の中に問題因子は無いのか、等など、多数の因子の関与をチェックしてゆく必要があるでしょう。
 
この疾患に通暁した専門医と相談し、通常、1-2年をかければ(根気よくやれば)、患者さんそれぞれにあった対策は見つかると思います。
 
5/11 お礼メール
永倉先生 殿
先日、娘の事で先生にメール致しましたところ、私が留守の間に先生よりお電話頂きました。大変恐縮に存じます。又ご丁寧にこのようなメールを頂き、誠に有難うございます。
娘の今の状態は不思議に体の全身の皮が一度むけるような状態で、皮膚の硬い所は先日お話したような状態で皮が厚く剥けて、皮膚が薄いところは薄く剥けてます。
まるで日焼けした後の皮の剥け方に似ております。
先日メールした時よりは大分状態は良くなっておりますが、このような状態が本当にアトピーなのかどうか是非とも先生に診察をして頂き検査をして適切な治療を行いたいと存じます。
先生、本当に有難うございます。これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 


Q99 痒がり発作?

 
2歳3ヶ月の長男が、1月5日に初診予定です。
生後まもなくの乳児湿疹から赤みを帯びた痒い湿疹がすっきり改善することなく、生後6ヶ月で皮膚科にて「食物アレルギーのないアトピー性皮膚炎」と診断されました。
永倉先生の著書「アトピー&アレルギーBOOK」を参考に、ステロイド剤の調整、スキンケア、食生活などに気をつけて過ごしています。お陰で、ひどい悪化はなく、裸にしても、素人目にはアトピーと分からない程度に肌はきれいな状態です。
 
薬はザジテンを就寝前のみ服用、朝と入浴後にリドメックス+プロペト混合を状態によって塗っています。今は、保湿剤はプロペトを中心に、保育所での昼寝前にはヒルドイドローション(ひんやりして気持ちよいらしく)を塗っています。
 
ご相談したいのは、子どものひどい痒がりについてです。暖房の効いた場所にいたり、眠い時など体温が上がると、掻壊行動が激しくなります。湿疹も赤みもかさつきもない所でも、引っ掻いて悪くさせてしまうことがあります。肛門や性器付近を血だらけになるほど掻き壊したことも何回かあります。オムツでムレるのかもしれませんが、頻繁にオムツを替え、痒がると清浄綿で拭いたり、洗ったりと清潔を心がけています。
ほとんど毎晩、1,2回起きては引っ掻き、「絆創膏張って」「お薬塗って」「ちんちんの先っぽ痒いー、拭き拭きして。」とぐずり、私が対処するまでおさまりません。まるで発作のようで、母親の私が参ってしまいます。どうも、精神的な要因も大きいようです。
このような痒がりについての対処はどのようにしたらよいのでしょうか?かかりつけ医は、「敏感肌だから仕方ない」とのことです。
 
来週には先生に診ていただけるのですが、私自身が待ちきれずメールしました。ご助言いただけるとうれしいです。
 

A99 皮膚のかゆみ

 
アトピー性皮膚炎のかゆみはなかなか厄介です。
 
医学的には皮膚掻痒症といいます。かゆみを起こす物質は現在のところ、20数種類が知られています。
 
その代表がヒスタミンです。ですから抗ヒスタミン薬の内服が使用されます。これらには本の84-86ページに書いてあるようなものを使用します。ザジテンが効かなくても、他の抗ヒスタミン薬にかえるとうまく行く場合もあります。
 
またステロイド以外のかゆみ止めを各種使用する場合もあります。おいでになったら、皮膚の状態を拝見し、選択してゆくつもりです。
 
洗剤、石鹸を変えてみるとうまく行く場合もあります。
 
保湿剤であるヒルドイドローションが合っているようなので、その点は大変に良いといえます。
 
場合によっては皮膚検査を行うかもしれません(食物、ハウスダストなど)。
 
とりあえずは、冷やしてヒルドイドローションを塗る事も緊急時の対策としては試みる価値があるかもしれません。
 
5日に拝見させてください。その際には、現在までに使用した、お薬の内容が書かれたお薬手帳、無ければお薬の現物、さらに石鹸やシャンプー、リンスなどをお持ちください。チェックいたします。本も必ずお持ちください。おうちに帰ってから復習できるように、その場所に付箋をつけて差し上げます。
 
1/7 お礼・質問メール
回答メールありがとうございました。
また、5日の初診時も、明確なご説明、ご助言、きめ細やかで有益な情報提供をありがとうございました。「まだやれることがある!」と希望が持てたと同時にたくさんの宿題を頂いた思いです。ただ、あまりにも盛りだくさんで、夫婦揃って消化に少し時間がかかりました。
まだ3日目ですが、にわかに変化が現われていますので、現状ご報告します。
 
・アタラックス-Pシロップ→就寝前と夜中、痒みで目覚めた際に服用。効果あり。ドライシロップの方が飲み慣れているので、次回は粉に。
・モクタール、オイラックスの効果に差はみられないので、昼夜で使い分け。
 モク: 竹酢液を使ったことがあるためか、臭いは本人も親も気にならない。就寝前、頭、首など痒がる箇所に塗布。
 オイラックス: 日中、適宜使用。
・今時期、ビーソフテンローションでは保湿力弱く、乾燥止め効果薄。保湿剤は今までどおり、プロペト中心にヒルドイドローション、ソフトを適宜塗布。
・今までどおり、リドメックス+プロペトも入浴後、状態に応じて使用。
・性器の痒がりにはためらわず、キンダベート塗布。→痒がり減少。
・ノブ固形石鹸を良く泡立てて使用。→使用感も良く、入浴後の肌のしっとり感が今までと違う。他のサンプルも順次試してみます。
以前は、引っ掻いた傷に沁みるのか石鹸で洗うことを嫌がっていました。それがノブソープを泡立てて、洗面器に泡をためてやると、それを本人がすくってとても上手に体を洗えました。自発的に喜んでやっているので、いいことだと思います。
 
この調子で、1,2週間様子を見てみます。あらためてスキンケアと上手に薬を使うことの大切さを感じています。
 
そのほかお奨めいただいた件について
・浄水器→購入中止。
・防ダニシーツ→検討中。
・掃除機→自宅が海の近くで床、畳が潮で湿気やすく、拭き掃除は欠かせない。日中過ごすことが多いダイニングキッチンも水溶性の汚れが多く、拭き掃除。自宅内で掃除機の使用箇所が少ない。ダイソン製掃除機購入見合わせ。
 
来月は土曜日に受診し、午後勉強会に参加したいと思います。
今後もよろしくお願いいたします。
 
1/11 回答メール
大変申し訳ないのですが、1,2,3月は花粉症の患者さんが増えて混雑するため、勉強会は、中止なのです。すみません。その後、再開いたします。 春になると、お知らせがHPに出ます。
 
1/12 お礼メール
勉強会の中止の件、ご連絡ありがとうございます。残念ですが、再開時はぜひ参加します。食生活、特に食用油のことなど、教えていただきたいと思っています。
 
子どもの肌状態、痒がりは少し落ち着いてきました(ように感じます)。親の対処に余裕がでてきたせいもありそうです。HPのQ&Aで皮膚掻痒症について読み、これも体質なのだと分かり、付き合うしかないのだと覚悟ができました。敏感肌だからと、今まで石鹸や薬など「変えること」「試す」ことに抵抗がありましたが、合うものを探してみることも大切なのですね。今日は、カモミール入浴剤を試してみます。その次は、フェルゼアとキュレルあたりを。
 
一点質問があります。ワセリン以外の塗り薬は、目に使用しないことと注意書きがあります。目の周りが乾燥して痒がるのですが、少量なら塗っても問題ないでしょうか?手の甲に塗ったステロイド剤もおそらく目に入っています。
 


Q98 食物アレルギーについて

 
7月9日、夕食を食べて30分後に散歩へ出かけました。20分くらい歩き、コンビニへ入り少しして出た直後、目がチカチカして手足・唇がしびれ全身がむくみ、その場で意識はしっかりしてたが立っていられなくなりました。その直後、嘔吐と下痢があり、血圧が下がり(下は30代)、体内の酸素濃度が低く救急車で近くの病院へ運んでもらいました。食物によるアレルギーショックと診断され2日入院しました。採血の結果、夕食時に食べたものでは該当する食物がなく添加物か空気かもしれないと言われました。
 
夕食には、鶏のから揚げ・キャベツとアスパラとプチトマトのサラダ・梅肉入り納豆・ピーマンとじゃがいものオイスターソース炒め・きゅうりの塩もみ・シラス・味噌汁・ウーロン茶・ゴハンを食べました。27歳会社員男で今まで大きな病気はありませんが、アトピー性皮膚炎があります。入院した病院からは、もう診察の必要はないと言われました。アレルギーの原因をどうしても知りたいのですがどうしたらよろしいでしょうか?
 

A98 アトピー性皮膚炎

 
お話から推察するともっとも考えられるのは単純な食物アレルギーではなく、運動誘発性食物依存性アナフィラキシーが考えられます。これは特定の食べ物を食べたあとに運動(体を動かして初めて出現するものです。つまり食物プラス運動の二つの因子が必要なのです。この場合、一般的には血液検査で血液中の抗体が陽性に出ることが多いので推測しやすいのです。またアトピー性皮膚炎もあるというお話なのでアレルギー体質があるため運動誘発性食物依存性アナフィラキシーは否定できないと思います。 2番目にはコンビニの空気中の何かによる化学物質過敏症が考えられます。コンビニのファーストフードには様々の化学物質が使用されています。特に酸化防止剤の亜硝酸塩はパックのサラダ、ワインなどに使用されて揮発すると刺激性の強いガスになります。これを吸入すると喘息のヒトは喘息発作が出ることがあります。 いずれにせよ検査結果などもう詳しくお話を伺う必要がありそうです。
 


Q97 プール

 
永倉先生、本日は診察、ありがとうございました。
 
質問ですが、現在プールを利用を検討しています。
現段階でプールを利用しても、治療に影響しないか、という質問です。
ご返答、よろしくおねがいいたします。
 

A97 プールとアトピー性皮膚炎

 
アトピー性皮膚炎が安定していれば、プールにより皮膚を鍛えることはよいことです。
 
しかし、皮膚に炎症があるうちはお勧めできません。消毒剤の塩素や水の汚れなどにより皮膚炎が悪化する場合がよくあります。
 
症状が落ちついたら、プールへ行く前に、冷水浴をして皮膚を鍛えておくとよいでしょう。
 
この方法はHPの病気の説明の中の、自律神経鍛錬療法に書いてあります。ご参考にしてください。
 
11/13 お礼メール
ご返答ありがとうございました。大変参考になりました。
 


Q96 新生児 男の子の皮膚病について

 
9月1日生まれ 男の子の母親です。
 
9月6日に退院してまもなく眉間に小さいプツプツ白にきびのようなものが現れはじめました。(添付写真画像001=9月11日撮影)
あせも程度のものと思い、お風呂にこまめに入れるようにしました。(添付写真画像002=9月13日撮影)
お風呂に入れてもよくならず、発疹が膿をもってきました。
発疹の範囲が眉毛や瞼に広がり、さらにおでこから髪の毛のなかまでひろがってきました。
14日に近所の小児科を受診しました。「にきび」という診断で抗生物質(ダラシンTゲル1%)の塗り薬を処方されました。まったく改善されないまま、膿がつながっておでこ全体が黄色くなってきました。
15日にもう一度受診しました。ちがう薬(アクアチムクリーム1%)が処方されましたが、症状に改善はみられないばかりかひどくなる一方です。
16日の朝で薬はやめています。
17日には鼻筋から鼻の下、ほっぺたにもひろがっています。
発疹の膿は爆発もせずとなりの発疹とつながっていきます。(画像003から005は17日撮影)
 
子どもの情報として
40週5日で正常に出生、3962グラム。
 
親の情報として
母乳しか与えていません。母乳は出すぎてたまっている感じです。食事は穀ぼ類と野菜少々、果物や牛乳は摂っていません。しかし、14日にチョコアイスを1個食べました。
出産の時に弛緩出血が700ccあまりあって貧血(9.8)になったので鉄剤を飲みました。ほかに会陰切開の手当てに抗生物質(パンスポリンT200、バザロイン)を10日以上飲みました。
 
貴クリニックを受診したいのですが、遠いのでまずはメールにてご相談申し上げます。
体調が回復次第にぜひお伺いいたしたいと思います。
 

A96 アトピー性皮膚炎

 
この月齢では、脂漏性湿疹、新生児にきび、乾燥性の皮膚炎、そしてアトピー性皮膚炎です。
 
検査は3ヶ月から陽性に出る場合もあります。必要に応じて受けると良いでしょう。
 
治療は、それぞれの皮膚の状態に合わせて、保湿剤、痒み止めの抗ヒスタミン薬の内服、最後にステロイド外用薬の順番に使用します。
 
12/15
経過報告です。
 
おなかや、背中、足はここしばらくきれいです。頬はいつも少しプツプツがあります。まゆげのまわりがよく赤くなります。寝てるときはおさまります。頭の荒れは治ったり再発の繰り返しですが、きれいな頭皮になってもかゆみはあるようです。
リンデロンVGローションをつけると嫌がるので合わないのかと思います。
ビーソフテンローションを使いはじめてから髪がばさばさになった気がします。毛がちぎれたのでこれも合わないのかもと思っています。今は2つとも使っていません。
 


Q95 経過報告

 
お世話になります。
6月末に受診しましたが、その後症状が悪化することはあまりありませんでした。
しかし、最近は発汗とレポートによるストレスと思われますが腰や背中を掻くことがよくあります。
現在は無理にステロイドの使用を減らそうとせず、主に発汗しやすい箇所にロコイドを塗布しています。
指のかゆみについては、ほこりの付いた文献を触ることが多く、症状があまり快方に向かわないので、毎日メサデルムを塗布しています。
8月の下旬は北海道旅行の予定があり、気分転換になると思っています。
次の受診は9月上旬頃になると思いますが、よろしくお願いいたします。
 

A95 アトピー性皮膚炎

 
今年は温暖化のため、皮膚症状が悪化する方が少なくありません。おっしゃるように、あわててステロイドを減量するのは良い方法ではないでしょう。
 
あなたに限らず、紙を触る方はその刺激で、指の炎症は治りにくい場合がよくあります。現状のやり方でよろしいでしょう。9月に拝見いたしましょう。
 


Q94 子供が処方されている薬について

 
回答準 三歳の女の子です。一歳の冬に突然肌がカサカサになりその後良くなったり悪くなったりを繰り返しています。二歳で血液検査をした結果、ひどいハウスダストアレルギーでアトピーと診断されました。ヒルドイト、ケナコルト、リンデロンを症状によって使いました。
きれいに治らないので別の皮膚科にかえたら、気温の変動によるものと診断されました。
現在は状態が悪いので、セレスタミンシロップ、顔にキンダベート、体にアンテベートをつけています。
痒みがなくなりじゅくじゅくしなくなるとビオチンというビタミンの飲み薬とキンダベートを処方されます。ビオチンは一ヶ月続けて飲んだことがありますが問題無いのでしょうか。アンテベートはひどくなるとつけるの繰り返しですがももの裏側の肌が黒ずんでいるんですが薬が強すぎたせいでしょうか。黒ずみは治りますか。肌は全体的にがさがさしています。
 

A94 アトピー性皮膚炎

 
ビオチン欠乏症によるアトピー性皮膚炎は普通に食事をしていれば、きわめてまれです。内服しても皮膚が改善しなければ、効いていないでしょう。
 
セレスタミンはステロイドと抗ヒスタミン薬の合剤です。ステロイドを内服しているわけですから、内服している間はよく効きます、止めれば再発しやすいのです。またこれを長期に内服すると、身長が伸びなくなります。我々アレルギー専門医はまず使用しません。
 
アンテベートはかなり強いステロイドです。これをつけなければならないというのは、何か原因があるのでしょう。
 
ステロイドをダラダラ内服したり、強いステロイド外用薬を漫然と、つけるよりも、アレルギー専門医と相談して、きちんとした対策または原因のチェックをする必要があるでしょう。
 
 
 


Q93 ステロイド剤の長期使用について

 
初めて質問させていただきます。
6ヶ月の娘がアトピーと診断されました。
生後2ヶ月から湿疹が出て、キンダベートやアルメタ、アンダーム、ワセリンを繰り返し使用してきました。
この1ヶ月ほどは、赤いプツプツおよびじゅくじゅくはアルメタを使用、カサカサした部分と、湿疹がある程度治まった箇所にはワセリンやアンダームを、またプツプツでてくるとアルメタを塗っています。
 
ステロイド剤は、使い方を間違えなければ怖いお薬ではないと伺いましたが、長期使用はあまりよくないとも聞きます。毎日ではないにしろ、小さな娘に4ヶ月間使用しているので、時々不安になります。
長期使用とは、どのくらいの期間および使用量を指すのでしょうか。
 
アトピーと付き合っていく中でステロイド剤は欠かせないと思っていますのでこれからの治療計画のイメージができたらと思っております。
 
お忙しい中恐れ入りますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 

A93 アトピー性皮膚炎

 
直接、皮膚を拝見していないので断定はできませんが、ステロイドはダラダラ塗るのがよくありません。アルメタで効きが悪ければ、もう一段階強いステロイドを使用して減量します。減量方法は、HPの病気知識の中のアトピー性皮膚炎の中の、ステロイドの減量を参考にしていただくと良いでしょう。
 
アンダームは非ステロイド軟膏ですが、時にカブレを起こすことがあり、私たちはあまり使用しません。
アトピー&アレルギーブックの79ページに書いてあります。
 
皮膚炎が治りにくい場合は皮膚検査、血液検査をしてもらい、食物が原因かチェックするとよい場合もあります。但し、アトピー&アレルギーブックのい27ページの図にあるように、0-5歳では皮膚炎の原因が食物である場合は専門病院ですら、20%にしか過ぎません。検査で陽性に出ても、食物除去、負荷試験で確認することが必要です。
 
次回は、皮膚の写真を添付していただくとより具体的なお話ができるかもしれません。
 


Q92 乳児のアレルギーについて

 
現在8ヶ月の娘がいます。生後5ヶ月頃から体じゅうに虫刺されのような発疹ができ、病院に行ったところアレルギーだと言われ、7ヶ月半の時に皮膚のパッチテストを受けました。背中に64項目の液体を垂らして検査をしました。結果は、ハウスダストが7㎜でいちばんひどく、次いで、いちごが5㎜、あとは羽毛、とうもろこし、イースト、じゃがいも、ミックスナッツ・・・などが3㎜でした。娘を完全母乳で育てているため、医者からは検査に引っかかった食べ物は除去するように言われたのですが、除去できていません。特に、とうもろこしやイーストは難しくて・・・。検査をしてみて気になったことがあるのですが、アレルギー反応が出た食べ物は皆、私の好きな物なんです。
 
やっぱり、母乳に私の食べたものが出ていて、このような検査結果になったということなんでしょうか?それと、飲み薬も処方されたのですが、まずは4ヶ月間飲み続けるようにと言われました。薬の名前はCETIRIZINE+RANITIDINです。初めの1ヶ月間は2.5mmを1日2回、次に2㎜を2週間、1.5mmを2週間・・・というように徐々に減らしていくと言われました。量を減らしていくとはいえ、4ヶ月間も長期で飲み続けて大丈夫なのでしょうか?ちなみに発疹がでても娘は痒がりません。お忙しいところ申し訳ありませんが、返信をお待ちしています。
 

A92 アトピー性皮膚炎

 
母乳栄養中は、母親の食べたものの数%が母乳に出ます。ですから、疑わしい食品を母親が2週間中止する(これを除去試験といいます)。これで症状がよくなれば、その後また負荷試験といって母親がその食品を食べて皮膚症状が悪化するかをチェックします。この除去試験、負荷試験が食物アレルギーの最終試験です。これをしないで、食物アレルギーの確定診断はできません。
 
除去試験、負荷試験の詳細はHPの病気知識の中の食物アレルギーの診断の部分をお読みください。
 
今、内服中のお薬の前者は抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)です。4ヶ月内服しても基本的に安全なお薬で、日本でも発売以来15年くらいたちますが、広く使用されています。後者は胃の薬ですが、なぜ処方されているのかその理由はわかりません。
 
6/27 お礼メール
早速ご回答いただき、ありがとうございます。
除去試験、負荷試験の詳細を読ませていただきました。
除去試験は、疑わしい食品全てを一度に除去するべきなのでしょうか。
それとも1品目ずつ除去していけばいいのでしょうか。
それと、内服している薬ですが、発疹を抑える薬だと思ってよいのでしょうか。
本人が発疹ができても痒がらずに機嫌がいいようであれば、飲むことをやめても差し障りがないのでしょうか。
それとも、飲み続けたほうがいいのでしょうか。
 
6/28 回答メール
食物負荷試験は原則的に入院して行うか、負荷試験になれた専門医のもとで行う必要があります。専門医が細心の注意をしていてもショックなどの生命に危険が及びかねない危険性の可能性もあります。
まして、ご自分の判断でおやりになった場合、不慮の事故が起きた際に大変危険な状況になりかねません。
大変申し訳ないのですが、患者さんの診察無しに、ITだけで食物負荷試験のアドバイスは危険が伴うため、行っておりません。
 


Q91 ステロイドをぬってもよくなりません

 
以前一度長男のアトピーの事で質問させていただきましたが、今回は1歳2ヶ月の妹について質問させてください。
この子も生後1ヶ月くらいから顔や体に湿疹が出始め、今現在も顔や手、足やお腹に赤い湿疹がでています。
生まれてから現在にいたるまで、どこにも湿疹がでなくて綺麗な肌だったことは覚えている限りほとんどありません。
毎晩寝つく時には最低15分は頭やら耳の後ろやら足やらいろんな場所をボリボリ掻き毟りながら寝ます。
そして、目のすぐ下あたりが一番酷いです。保育園に行っているのですが、昼間外の紫外線にあたると、ほっぺが赤くなってしまうと先生に言われています。今は日焼け止めなど塗ったり、あまり長い時間紫外線にあたらないように配慮してくれています。
そんな状態なので、家の近くの皮膚科へ通い薬をもらってつけていますが、ほとんどよくなっていません。
この治療がこの子にあっているのだろうか・・・毎日毎日ステロイドを塗るのにも結構抵抗がありまして不安です。
ひどい時はステロイドを使って治すというのはわかりますが、毎日塗っていてもよくならないので、このままずっとステロイドを塗り続けて平気なのでしょうか?
血液検査もしてもあまり意味がないから・・・といわれたので行っていません。なんだか良くもならないのに塗るだけの治療のみでこの子の体からアレルギーが少しでもよくなるのかとっても不安です。
現在塗っている薬はこれです。顔(目の下)=保湿剤を塗ってからプレドニン。体=保湿剤を塗ってからアルメタ。かきこわし=保湿剤を塗ってからリンデロン。
 
色々質問してしまって申し訳ありません。なんとか少しでも痒みがよくなる方法があれば、教えていただきたいと思いメールいたしました。
用賀クリニックさんに早く受診できたらと思っています。両親が働いているので土曜日しかいけませんが、何時頃だとお話がいろいろ聞けますでしょうか?また治療方法はどんな感じでしょうか?簡単でいいので教えていただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
 

A91 アトピー性皮膚炎

 
(1)この年齢ならば先ず、皮膚検査、血液検査を行い、必要があれば食物負荷試験をします。
 
(2)ステロイドは皮膚炎の抑える強さのものを選択して、皮膚の炎症がおさまったら、徐々に減量します。減量方法はこのHPの病気知識の中のアトピー性皮膚炎のなかのステロイドの減量を参考にしてください。効かないステロイドをダラダラ塗るのがもっともよろしくありません。
 
(3)このところ暑いので、トビヒなどの皮膚の感染症についてもチェックし、必要に応じて皮膚の消毒などをします。
 


Q90 食物アレルギーと今後の治療法

 
1歳1ヶ月になる男児で、離乳食を始めた頃から湿疹が出始めなかなかよくなりません。
出ているのは、太もも、膝の裏、腰、背中、胸、顔などです。
私自身アトピー性皮膚炎ですので、息子の離乳食開始前に血液検査をしましたら、卵アレルギーと判明しました。
母乳だけの頃は、カサカサ程度だったのですが、最近は赤い発疹が出ていて、キンダーベートとアズノールの混合軟膏を塗ると少しよくなるのですが、保湿剤に変えるとまた振り出しに戻ってしまいます。
自分なりに食物日誌をつけて、卵・乳製品・肉類に加え、疑わしいと思ったものも除去してます。(今も母乳を飲んでいます)
 
今現在、飲んでいる薬は、朝夕にザジテンドライシロップ0.1% 0.6g・夕食後にアレジオンドライシロップ1% 0.5gです。
塗薬は、保湿剤に、アズノール・プロペトの混合軟膏、発赤部にキンダーベートとアズノールの混合軟膏を使用しています。
 
眠くなった時、機嫌が悪い時、ふとした瞬間に掻き始めると血が出るまで掻いてしまい、顔は傷だらけになってしまいます。
睡眠も浅いようで、夜中も何度も起きたり、朝方もグズって、辛そうです。
 
今、近所の小児科にかかっているのですが、酷くなると、薬をランクアップしていくだけですのでので、不安になり色々調べていたらこちらの病院を知りました。
 
このままでは一向に良くなる兆しがないようなので、この先どのような治療をしていったらよいのしょうか。ぜひアドバイスをお願いします。
 

A90 アトピー性皮膚炎

 
まず、検査を行い、必要に応じて、食物負荷試験をして、食物が関与しているかチェックすると良いでしょう。検査だけでは不十分です。必ず食物負荷試験で確認しましょう。
 
次に気になるのは、ステロイドの使用方法です。赤みが引くと、すぐ保湿剤に変えているようですが、そのやり方はお子さんにはあっていないでしょう。ステロイドは正しく使用すれば怖くありません。ステロイドを使用してうまく行かないのは、処方した医師がきちんと説明しないことが原因の場合が多いのです。
 
HPの病気知識のなかのアトピー性皮膚炎の中のステロイドの減量法をお読みください。すぐ止めるとほとんどの場合、皮膚炎は再発してしまいます。正しい、その患者さんにあった減量方法を見つけることが必要です。
 
食物日記をつけているのは大変結構ですが、それを自己判断するのではなく、食物アレルギーに見方に慣れている専門医と相談されると良いでしょう。
 


Q89 3ヶ月の子供のアトピー治療について

 
3ヶ月になる娘がいます。 生後1ヶ月過ぎ頃から頬が赤くじゅくじゅくし、次第に全身カサカサになり、ふくらはぎや膝にもじゅくじゅくがでたりしました。耳のまわりに痒みもあるようです。
受診したところ、アトピーの疑い、ということで2ヵ月半のころアレルギー検査をしました。
スクラッチテストでは卵に反応がありましたが、(私も主人もスギやハウスダストのアレルギーがありますが、スクラッチでは反応なし)血液検査(食物)では反応が全く見られませんでした。ただ、IgEは50.1でした。
リンデロンAとアズノール、ヒルドイドが処方されましたが、調子はよくなったり、じゅくじゅく液がでたり・・・。
で、昨日受診したところ、改善していないので、じゅくじゅく用にキンダベート(亜鉛華と混合)
と、ゼスランシロップが新たに処方されました。
そして、母乳をやめ、アレルギー用ミルクに切り替えるよう指示されました。
1週間様子を見て、よくならなかったら、入院とのことです。
 
ちなみに痒がって顔をこすったりしますが、夜はよく眠ります。
 
やはり子供のためにも母乳はすぐやめるべきなのでしょうか・・・
一週間後次第で入院というのもあまり聞かないので不安があります。
この方法でいいのでしょうか、ご意見お聞かせ願います。
 

A89 アトピー性皮膚炎

 
(1)三ヶ月という月齢を考えると、この月齢では血液中の抗体が陰性でも、スクラッチテストで陽性になる場合があるため、当クリニックでは、原因がはっきりしない場合は、両方実施します。(場合によっては2-3ヶ月後に再チェックする場合もあります)。
(2)牛乳アレルギー用のミルクを使用したり、除去食を行う場合は、検査の結果を元に食物除去試験、負荷試験を必ず行います(両者が必要です)。
(3) 以上の事をきちんとやって、食物が原因であることがほぼ否定されたら、
  A:スキンケアー、皮膚感染(トビヒなど)対策、
  B:外用薬(保湿剤、かゆみ止めの外用薬、場合によってはステロイドの使用)
  C;抗ヒスタミン薬のシロップの内服を行います。抗ヒスタミン薬は、第2世代が効か
    なくても、第1世代のものを選択するとうまく行く場合もあります。
(4) この月齢ではハウスダストの可能性はまず無いでしょう。
(5) ペットもいないと思います。
(6) 洗剤、シャンプー、石鹸などの検討はいかがですか?
 
文面とお話からでは以上のことが考えられます。 (以上)
 


Q88 アトピーと診断された2ヶ月の娘のついて

 
先生の本を買い、直接質問したくメールしました。
 
娘(2ヶ月)は生後3週間から顔のにきびのようなものがひどく皮膚科を転々としました。(アンダームやスタデルム処方も治らず)約1ヶ月でスキンケアできれいになりほっとしていました。
またにきびが出始めたころは私がケーキをよく食べていたので(完全母乳)ケーキなどもやめました。
にきびが治まり始めた頃から首や肘、膝の裏がただれはじめ胸や腕、足もカサカサし始めました。
市販のローションでも治らず、皮膚科を受診しひどいところにはアズノールとキンダベートのミックスをカサカサのところにはプロペトを処方されました。
しかしべたべたするだけで細かいじんましんのようなブツブツが増え、よくありませんでした。
その後首から浸出液が出始め、胸のかさかさはひどくなり、風邪で受診した小児科でアトピーと言われました。
娘は全く痒がらないのでアトピーといわれショックでした。
(私も幼児期には肘がカサカサになりステロイドを使用していたようです。
又、看護師として勤務していた時は手がとても痒くなりマイザー軟膏を処方されていました。現在は皮膚トラブルは全くありません。)
今はザジテンの内服と赤いところにはロコイド軟膏、保湿剤のはヒルドイドソフトを処方されました。
ロコイド軟膏を塗ると次の日にはとってもきれいになりました。
そしてヒルドイドに切り替えるとうるおっていますが細かい赤いじんましんのようなものがでます。
先生の本にあるようにきれいになってもしばらくはロコイド軟膏をぬるべきでしょうか?
いつまで塗り続ければいいのか不安です。
生まれてから周りには皮膚のことだけ聞かれます・・・。
成長を見て欲しいのにと毎日娘をみて申し訳なくおもいます。
先生、ご指導よろしくお願いします。
 

A88 アトピー性皮膚炎

 
この月令では、本の27ページの図にあるように、食べ物が原因である場合は約20%といわれています。ですから、この段階では、食物アレルギーの有無を見極める必要があります。
 
この月例令では、難しい場合もありますが、3毛月ころには皮膚検査で出る場合があります。そのような場合、食物除去試験、負荷試験を行い、原因かどうかをチェックします。
 
これがはっきりしたら、ステロイドの件も方針が決まりやすくなります。ステロイドは基本的にはステップダウンが必要です。しかし、もしも食物が原因であれば、それを除去しないとステロイドの減量はかなり難しくなります。
 
食物アレルギーの診断になれた専門医と相談されることをお勧めします。
 
ステロイドの減量方法はこのHPの病気の項目の中のアトピー性皮膚炎のなかのステロイドの減量方法の説明もお役に立つと「思います。
 


Q87 6ヶ月の息子のアトピー・IgEについて

 
6ヶ月になる息子のアトピーについて質問させていただきます。
 
顔や首、頭・耳の回り、ひざの裏が赤くなり、はじめは乳児湿疹や汗疹だと思い、アレルギー科の看板のある小児科を受診していました。
その病院で、2ヶ月前に血液検査で卵白・ミルク・小麦のアレルギーを調べたところ、すべて0.34以下で陰性だったものの、IgEが267と高く、主人もアトピー・アレルギー性鼻炎があることから、アトピーだろうとの診断をされました。
そこで、ステロイドの薬は嫌だと言うと、サリチル酸ワセリン軟膏とヒルドイドローション・ザジテンシロップを処方されて使用していたのですが、きれいな肌に戻っても数日でまた赤くなるの繰り返しで、10日ほど前に再び血液検査をして今度は大豆・ヤケヒョウダニ・ハウスダスト1・米・そばを調べました。
結果は、大豆2.22、その他は0.34以下と陰性だったのですが、IgEが797に増えていて、先生には「このIgEの上がり方は信じられない。原因がわからない。この子は米もそばも、ダニもハウスダストも全てアレルギーがあるから、薬なしでは何も食べられない。前調べたときは大丈夫だったミルクや小麦などもアレルギーになっている可能性がある。離乳食は8ヶ月過ぎてから始めるように、果汁も飲ませないで」と言われ、その他の説明もなく、飲み薬がザジテンシロップからインタールに変わりました。(塗り薬は変わっていません)
 
出産後1ヶ月経たない頃から、母乳から完全ミルク(森永・E赤ちゃん)に切り替えているので、子供はミルクと果汁(りんご・桃・すいか・なし・みかん等)以外口にしていないのですが、どうしてこんなにIgEが上がってしまったのかすごく不安です。
 
その医者が薬についてもアレルギーについてもあまり説明してくれず、不安になるようなことばかり言われるので、インターネットで調べて、アトピーの人たちに人気のある病院に変えてみました。
そこには、以前調べてもらったアレルゲン検査チャートを持っていき、状況を話すと、「IgEは高いけど、見たところそんなに症状が重くないから、大豆以外気をつければ離乳食始めて構いません。アトピーかどうかも、まだ断定できませんと言われました。もう一度血液検査をして、以前調べた物や、果汁なども色々調べて欲しいと申し出たのですが、2ヶ月やそこらでアレルギーは変わるものではないから、血液検査しなくていい、果汁もそんなに気にしなくていい、と言われました。そして、前の小児科から出されていた薬はあまり症状に合わないと思うし、インタールを使う意味があまり無い、と言われ、薬が①プロトピック軟膏②酸化亜鉛・プロペトを混ぜた保湿剤③セルマレンドライシロップ④ビオチン散0.2%・ミヤBM細粒に変わりました。そして、その病院では、ソフト酸性水というのを出され、数日は石鹸で顔を洗うのをやめ、酸性水で顔を拭いて薬を塗るように言われました。
 
言われたとおりに薬を使っていますが、顔やひざの裏はきれいになったものの、依然頭や耳の回りは赤くかゆがっており、新たにお腹や背中にも赤いぷつぷつが出来てしまいました。
症状が一番ひどかったときでも、頬や目の上が赤く凹凸があるようになっている、耳の回りが赤く掻いて傷ついている、ひざの裏が赤い、頭がところどころ赤くなっている、というくらいで、見た目にはそれほど症状が重くないのですが(現在は顔はきれいですが、耳の回り、頭が所々赤くなっていて、耳や頭、それから目の辺りも掻いています。体はお腹や背中に赤いぷつぷつが出来ていますが、特にかゆがったりしていないようです)、IgEが高いのと、医者によって言うことが違うので、どういう風に気をつけたらいいのか、もっと詳しくアレルギーの検査をした方がいいのか、離乳食の開始はどうしたらいいのか、他の医者に行ったほうがいいのか、IgEが高いからこれから症状がどんどん悪くなっていくのか等心配で困っています。
それと、ミルクのE赤ちゃんにも、大豆由来のレシチンという脂肪が入っているのですが、使い続けていいものでしょうか。
まとまりの無い文章で申し訳ありません。先生のご意見、どうぞ宜しくお願いします。
 

A87 アトピー性皮膚炎

 
色々お困りのようですが、順番にご説明いたしましょう。
 
(1)プロトピック軟膏は2歳未満はその使用は認められていません。
 
(2)ビオチンに付いても、適応はありますが、これが有用であるという医学データーはありません。ただし、食事の中のビオチンが極めて少ない場合に有効かもしれません。
 
(3)大豆アレルギーをご心配になっているようですが、大豆レシチンがご心配ならば、大豆成分の入っていないミルク、これらの多くは牛乳アレルギー用のミルクですが、例えばニューMA-1, ミルフィーペプディエットなどを試してはいかがでしょうか。ただしこれらのミルクの味は良くありません。
 
(4)食物アレルギーの有無については、疑わしい食品を1品ずつ、負荷試験をしてゆく以外に、決定的な方法はありません。食物負荷試験になれた専門医の指導を受けながら、おやりになる事をお勧めします。
 


Q86 教えてください。

 
横浜市に住む者です。1歳2ヶ月の息子がおりますが、皮膚が荒れたり、すごくかゆがったりしまして、色々な病院で診てもらったのですが、アトピーであると診断されました。
しかし、病院によって、言われることが全然異なり、自分で勉強しないといけないなと思い、本屋さんに行き、そこで見つけたのが先生の本でした。
すごくわかりやすく、丁寧な解説で、素人の私でもアレルギーのことが、多少ではありますが理解することができました。先生の本の中で、血液検査で反応がでても、その食べ物をすぐに拒否させるようなことはしてはいけないとありましたが、息子の場合は卵白に反応がでたのですが、卵を使用した食べ物を食べさせても大丈夫なのでしょうか?また、二種混合等のワクチンをうたなければいけないのですが、注射することによってアレルギーが悪化するようなことはあるのでしょうか?近々、先生の病院で予約を取らせていただいて、一度、先生に診ていただけたらと思っております。何卒、よろしくお願い申し上げます。
 

A86 アトピー性皮膚炎

 
買っていただいた本の27ページの図にあるように、この年齢の皮膚炎の原因の約20%が食物です。のこりの80%くらいは食物以外の原因と考えられます。
 
従って、この時期は食物アレルギーの有無をきちんと、食物除去、負荷試験で確認する事がまず重要です。
 
当クリニックでは食物除去、負荷試験を、可能な場合はクリニックで行っています。
 
また10月、11月、12月の第3土曜日の午後2時半から1時間で、待合室でアトピー性皮膚炎の勉強会を行っておりますので、よろしかったらどうぞ。予約制です。
 
3種混合ワクチンではまずアレルギー反応は心配ありません。積極的に受けていただいたほうがよろしいです。
 


Q85 乳児のアトピー性皮膚炎

 
5ヶ月になったばかりの娘のことでご相談させてください。
 
生後2ヶ月ごろより両頬に発赤、黄色いかさぶたの湿疹が出現。脂漏性湿疹だと思い、入浴時に石鹸で洗浄、朝は濡れタオルで拭き、市販の保湿剤(花王、キュレルのローション)を塗布していました。
 
生後3ヶ月目に、私の母乳トラブルで受診した助産所の助産師に「乳製品と卵を一切止めるときれいになる」と言われて摂取を中止しました(現在も継続しています)。
 
その後、予防接種のために受診した小児科で「乳児湿疹に感染が起きた状態」なので①イソジン消毒、②ゲンタシン軟膏塗布、③アルメタとパスタロンの1:1の合剤塗布の順に処置を1日3回行うように指示されました。このときに、「アルメタ」がステロイドであることは一切説明がなかった事、近年、消毒は創傷治癒の妨げになるので使用しないというのが常識になりつつあるのになぜ?という疑問を持った事、また、中止時期などについては一切説明が無かった事に違和感を持ちました。
 
それでも指示通りの処置をして3日間で両頬の症状はほとんど改善しました。しかし、助産師に「こんな小さな児にステロイドは使うべきではない」と言われ、私自身、色素沈着などの副作用が心配だった事と症状が改善していたので処置を中止しました。その後、10日ほどで同様の症状が出現しました。悩んだ挙句、感染の兆候が無かったため上記③のみの処置を再開しましたが初回ほどの劇的な改善が無く、副作用が心配になり2~3日で中止してしまいました。その後も両頬の赤み、ジクジク、その後の黄色いかさぶた、耳切れの症状は続き処置をすべきか悩んでいました。娘は生後4日目から母乳のみで育てていますので私の食事は(乳腺炎などのトラブルもあったため)和食で野菜と魚中心と気をつけていましたがたまたま食べた加工肉やかまぼこに卵が使用されており、さらに食事に気をつけて、これで何とか良くならないかと経過を見ていました。8月15日から保育園に入園の予定で、7月下旬に打ち合わせに行ったところ、「耳切れはトビヒではないか、皮膚科を受診した方がよい」と言われ、他に感染兆候が無く違うと思いながらも翌日皮膚科を受診しました。そこでアレルギーの家族歴(主人がきちんと検査をしていないがアトピー、主人の妹が喘息)と耳切れと頬がただれたように真っ赤、肘にも発疹があることから、まだ幼いので血液検査だけではわからないが娘もアトピーであると診断されました。そこで時間をかけて説明を受けました。内容は、「原因はアレルギーだけではなくセラミドの欠乏なのでスキンケアが重要」「ステロイドは良薬なので怖がらずに使用すること」「ステロイドは6ヶ月以下の乳児でも1ヶ月に14本程度は使用しても副作用の心配が無い」「色素沈着はステロイドによるものではなく、皮膚炎にステロイドを使わずに長期化させたためによるものである」「娘の状況は大火事なのでステロイドを使って消火をしてスキンケアをすることが必要」「母親が主治医になって皮膚の状態に合わせて薬を使用してゆく」というもので、ステロイドの使用を納得しました。出された指示は①リンデロンVG塗布、②尿素クリーム(売薬名不明)塗布、を1日3回、2~3日。症状が改善しなければ1週間程度まで使用可。その後は①を中止して②でスキンケア。①は2週間以上間を空けて使用。症状が再発したら③コンベックを使用して改善しなければ①を使用する。首、身体、手足はだらだらと①と②の処置を続けても問題ない。とのことでした。1週間後に再診した際には発赤が残るのみとなっており、指示で①を中止しました。また、肛門周囲が赤くただれており、ここは①と④亜鉛華軟膏の処置の指示を受けました(ただれはすぐに改善しましたが、亜鉛華軟膏を排便時にたっぷり使用しないとすぐに肛門周囲とソケイ部が赤くなります)。以後はトラブルが収まらなければ受診となりました(これが8月1日の時点です)。しかし、翌日には頬の発赤内に発疹が出現し、指示通り③と②の指示を開始。けれども、発赤と発疹はおでこ、目の周り、耳の周囲、胸、腹、腰、発赤は頭皮、首と肘と膝の皺にまで広がり、首から下は①を塗布すれば改善するがまた再燃することを繰り返しています。「この症状とは長く付き合わなければいけない」と、もっとアトピーのことを理解しようと本屋で永倉先生の書かれた「赤ちゃんと子供のアトピー&アレルギーBOOK」を昨日購入し、すぐに読みました。特にステロイドの使い方がまったく異なる(p77の「悪い使い方」そのままです)ことに驚いています。長々とこれまでの経過について書かせていただきましたが、以下に質問を挙げます。
 
1.全身に症状が広がっているのはリバウンドでしょうか?
 
ステロイドを中止してから既に1週間を経過しています。ステロイドを再開して漸減するべきでしょうか?
 
2.コンベックと尿素の処置について
 
最初に皮膚科を受診したときほどではありませんが、顔の症状が一番強く出ています。上記の処置時にひどく泣きます。著書にあるようにコンベックでかぶれているのでしょうか?尿素が炎症を起こしている皮膚にしみているのでしょうか?処置は何をどうしたらよいか、混乱しています。
 
3.主治医選び
 
著書を読み、今後の対応を考える上でもきちんとしたアレルギー検査が必要だと考えています。日本アレルギー学会のHPを見ましたが、その中でもどこにかかるか、悩んでいます。先生のところへ受診した方が良いでしょうか?
 
4.保育園入園
 
前述しましたように8月15日から保育園に入園の予定です。時間的余裕はそれ以前のほうがあり、今できること(主治医探しや検査など)を行いたいと、正直あせっています。また、保育園入園後に注意すべきことはありますでしょうか?
 
医療者でありながら、中途半端なステロイドの使い方をしてとても反省しています。正直、朝からどのような処置をして良いのか、途方に暮れています。お忙しいこととは存じますが、早めにご返信いただければ助かります。よろしくお願いいたします。
 

A85 アトピー性皮膚炎

 
だいぶお悩みのようですね。まず総論から入ります。
 
(1)乳幼児のアトピー性皮膚炎の原因の約20%は食物で、80%は食物以外の原因です。
 
(2)ですからこの時期の治りにくい皮膚炎の場合、まず食物アレルギーがあるかをチェックする必要があります。
 
(3)食物アレルギーの診断は、皮膚検査、血液検査を行い、疑わしい食品について、食物除去試験、負荷試験をします。これで確定したら、食物除去療法となります。
 
(4)原則的に6ヶ月ごとに再チェックします。
 
(5)ステロイド外用薬は一種の必要悪とかんがえています。他に方法が無いから使用するのです。良くなったら、HPのアトピー性皮膚炎の項目の中にある、ステロイドの減量方法をお読みいただき、減量します。
 
(6)非ステロイド性の外用薬は、名前が魅力的ですが、ときにかぶれ(接触皮膚炎)を起こすことがあるため、使用して皮膚の具合がよいときは問題ないのですが、皮膚の状態が悪くなったときは、薬のせいなのか、別の原因かを考えなくてはいけないので注意が必要です。
 
(7)尿素に入った外用薬は硬くなったお肌をすべすべにします。ただし、傷があるとしみるので注意して使用します。子供の弱いお肌に使用するときは注意して使用しましょう。
 
(8)保育園における問題の第一は給食です。それまでに、専門医のチェックのもとできちんと除去テスト、負荷テストを行い、どの食品がたべらるのか、のめるのかについて、はっきりさせておく事が必要です。
 
(9)園によっては主治医の指示書があれば日中に外用薬の塗布をしてくれる場合も少なくありません、通常は登園の数ヶ月前に園側と話し合いが開かれるはずです。その際に、お子さんが何が食べられるのか、食べられないのかはっきりと申し述べておけるようになっておく事がポイントです。
 
以上
 


Q84 授乳中に全身に出来た湿疹

 
はじめまして。4月に出産をしたものです。
今回ベビモ(雑誌)でアトピーの特集を見てHPを見てみました。
 
私は生まれた時からひどいアトピーだったらしく小学生まではじくじくしてました。
 
喘息ももっています。大人になるにつれて症状は治まってきて結婚して東京に住んでからはほとんどでませんでした。妊娠中喘息予防の吸入と、アレルギーを抑える漢方(小青竜湯)を飲んでいました。
 
実家に帰り無事出産を終え、育児に追われるうちにまずは胸の間に汗もみたいなのが出来て、そのうち乳輪がじくじくしてきて、湿疹は全身にひろがりました。
皮膚科にかかり、体にはアンテベート 顔にはロコイドを処方されました。
授乳してたので乳輪に薬を塗るのがこわくて塗らないでいるとさらに広がってしまい・・今はイソジンと亜鉛華軟膏でがんばっていますが、場所を変えて広がっているようです。
汗をかくとひりひりしますし、授乳で赤ちゃんの口にじくじくが入るのが心配でガーゼで抑えながら授乳の間に薬塗っては直前にふき取る方法でやっていますが固まっても授乳でまた、ふにゃけてしまいの繰り返しです。
 
助産婦さんに相談したところ、せっかく母乳が出てるんだから飲ませてあげたいし赤ちゃんは順調に育っているのでこのままがんばってくださいと励まされて何とかここまできました。
 
暑くて汗をかくのも悪化の原因なんでしょうか?
乳輪の部分が一番ひどいので、何とかならないかなぁと思いメールしました。
 
まだ実家なので、東京に戻ったら一度受診したいと思います。
 

A84 アトピー性皮膚炎

 
乳輪の部分はアトピー性皮膚炎が悪化しやすい場所です。敏感な場所なので、下着や衣服とこすれる事により治りりが悪くなる場合が少なくありません。お薬をつけて、ガーゼなどを当てて、極力刺激しないようにすれば数日で楽になるといえます。
 
しかしながら、定期的に授乳していると赤ちゃんの唾液や吸われる事により悪化してしまいます。イソジン以外の低刺激の消毒剤を使用したり、弱いステロイドを塗り、授乳前に軽くふき取るなどの対策もあります。直接、拝見するとより具体的な対策が見つかるかもしれません。
 


Q83 ステロイドの使い方について

 
2歳4ヶ月になる娘は、生後2,3ヶ月から顔をかきむしっていました。
 
6ヶ月頃耳が切れ始めたので、当時住んでいた日本の皮膚科に行き「ロコイドと亜鉛華軟膏を混ぜたもの」とヒルドイドソフトという保湿剤をもらいました。
「薄くつけて、よくなったらやめて、またでたら塗ってください」と言われたので、その通りにしました。
2ヶ月くらいつけていたら治ったので、その後は使用を中止しました。
2歳を過ぎたあたりから、また手首に出だしたので、それをつけていました。つけてはよくなり、よくなったらやめての繰り返しをしましたが、治りません。(ロコイドは一日一回、ヒルドイドは一日2回使用)手首から手の甲まで広がって、少し色が変わってしまったようです。皮膚も少しケロイド状になってしまいました。
今は、手首、ひじ、ひざの裏、おでこ、目の上にアトピーの症状が出ています。(痒いのでかきむしっています)
 
現在はアメリカに住んでいますが、今日小児科に行って説明したら、ELIDEL1%TOPICAL CREAMという薬を使うように言われました。
念のためにウェブで調べたら、まだ新薬で少ないですが、ガンになる確率もあるようなので、怖くて使えません。
 
そこで、質問なんですが、
このままロコイド+亜鉛華軟膏とヒルドイドソフトを塗り続けていいものでしょうか。
一応塗ると少しは治まるんですが、一日ともちません。もう少し強いものに変えた方がいいのでしょうか。
こちらの先生の説明では、だんだん薄めていくやり方がいいとおっしゃっているので、その通りにしようかと思っています。もっと早くから知ってたら娘の手があんなにならなくてもよかったのに、、、と後悔しています。
それと、ヒルドイドソフトは顔全体に塗っていますが、目の上が痒いらしく娘がよくこすってしまいます。薬が目に入ってしまうんじゃないかと心配ですが、なにかよい方法はないでしょうか。
 
長くなりましたが、どうぞよろしくお願いいたします。
 

A83 アトピー性皮膚炎

 
(1) ELIDEL は日本ではまだ認可されていません。治験が行われところです。
 
(2) ステロイドは効く強さのタイプを選択し、その後うすめてゆく、または減量するというやり方がお勧めです。この考え方からすると、もう一段強いタイプを選択し、それをぬってよくなったら、減量する方法が良いでしょう。
 
(3) 目の周囲はサンホワイトという精製したワセリン、Weak Type のステロイド眼科軟膏などが目に入ってもまず心配ありません。目の周囲がかゆい場合にはアレルギー性結膜炎も合併している事があります。そのような場合には抗ヒスタミン薬の点眼薬を併用すると良いでしょう。
 
(4) 皮膚炎が治りにくいときは、検査をして何か原因があるかをチェックしておくと良いでしょう。これには皮膚試験、血液検査があります。
 
(5) 可能なら、皮膚の写真をとりその画像を添付していただくと、皮膚の状況がよりわかりやすいのですが
 
5/28 お礼&質問メール
回答メールをどうもありがとうございました。とてもわかりやすい説明をしていただいて、大変助かりました。
 
> (2)
> ステロイドは効く強さのタイプを選択し、その後うすめてゆく、または減量するというやり方がお勧めです。この考え方からすると、もう一段強いタイプを選択し、それをぬってよくなったら、減量する方法が良いでしょう。
 
ただいま、ロコイドと亜鉛華単軟膏の混ぜたものを使っていますが、これをロコイドのみに変えた方がいいのでしょうか?因みにアメリカ在住ですので、ロコイドと言う名前では理解してもらえないようです。アメリカでは何と呼ばれているかわかると有難いです。
>
> (3)
> 目の周囲はサンホワイトという精製したワセリン、Weak Type のステロイド眼科軟膏などが目に入ってもまず心配ありません。
 
目の周りには、ヒルドイドを塗っています。説明書きに「目につけないように」と書いてありますが、目をこすったときに入っていないか心配です。ロコイドと亜鉛華単軟膏も手の甲に塗るので、こすったときに心配です。たまに「目が見えない」ということがあります。薬が目に入ったからそういうのか、とても心配です。ただ、通常は見えているようです。
 
>目の周囲がかゆい場合にはアレルギー性結膜炎も合併している事があります。そのような場合には抗ヒスタミン薬の点眼薬を併用すると良いでしょう。
 
目の周りというのは、まぶたがたまに赤くかさついています。アトピーの典型的な症状のように見えます。
 
> (4)
> 皮膚炎が治りにくいときは、検査をして何か原因があるかをチェックしておくと良いでしょう。これには皮膚試験、血液検査があります。
 
こちら(アメリカ)では、まず小児科の先生が診て、それから専門科を紹介してもらうというシステムですので、皮膚科の先生を紹介してもらって、皮膚検査をしてもらいます。

> (5)
> 可能なら、皮膚の写真をとりその画像を添付していただくと、皮膚の状況がよりわかりやすいのですがあまりよく撮れていませんが、2枚送ります。どうぞよろしくお願いいたします。
 
ありがとうございます。
 


Q82 アトピー性皮膚炎

 
先生のアトピー&アレルギーブック、いつも読ませて頂いております。
現在1歳9カ月になる娘の事で御相談させて下さい。
 
生後半年程から顔や体に赤みや湿疹が出来始め、アトピー性皮膚炎と診断されました。
その頃から、通っている皮膚科にて指導された様に、顔にはワセリンを塗った後にプレドニン眼軟膏、体にはヒルドイドを塗った後にロコイドを塗っていました。
その後半年程で軽快し、保湿のみで過ごせていたのですが、ここ三ヶ月程、再び湿疹と赤みが再発してしまいました。
 
現在はセルテクトとザジデンを内服し、顔にはワセリンの上にプレドニン、体にはヒルドイドの上にロコイドです。
体の方はあまりひどくないので、たまに薬を塗る位で、後は保湿のみでも大丈夫です。
血液検査ではIGEは低く(13)卵白のみが擬陽性という事で、一応卵は除去しています。
 
心配なのは顔の赤みです。
湿疹は無いのですが、顔全体に赤みがあり、とても痒がっています。
プレドニンでは効かないのか、症状が良くなる事は無いので、ここ二ヶ月程ずっと塗り続けています。
 
顔だけに副作用がとても心配です。
皮膚科の先生には、「顔なのでこれ以上強い薬は使えない、まだ連続して使っていても大丈夫」と言われています。最近は肌がガサガサした感じになり、肌の質感が変わってきた感じがします。
肌も赤黒く熱を持った感じで・・・・・。これもステロイドの副作用なのでしょうか?
 
先生の本に書いてある様にステロイドの減量が出来れば理想なのですが、現状では赤みや痒みが治まる事は無く、難しいです。
 
御指導頂ければ幸いです。よろしく御願い致します。
 

A82 アトピー性皮膚炎

 
血液検査の数値が低い事から、確かに食物アレルギーの可能性は低いと思われます。しかし、ステロイドの減量がうまく行かないときは
 
(1)お読みいただいている拙著の17ページの図にありますように、検査が陰性でも食物アレルギーの場合がわずかにありますので、食物日記を1ヶ月は記載すると良いかもしtれません。その場合には毎日の症状の記載もお忘れなく。
 
(2) ステロイドは効かないものを、いつまでもダラダラとぬるのが一番よろしくありません。 拙著の78ページを開けてください。お使いになっているプレドニンは最も弱いものです。小児でも強い(strong)、中くらい(mild,medium) は使用してまず問題はありません。ただし、減量をお忘れなく。本の77ページの説明では不十分の場合はホームページの病気の項目をあけ、アトピー性皮膚炎の中の、ステロイド薬の減量方法をご参考にしてください。こちらはモット具体的にかいてあります。
 
原因は別として、mild,mediumのクラスのステロイド外用薬をお試しになると良いかも知れません。
 


Q81 3ヶ月の男児のアトピーについて

 
3ヶ月になる男児の母親です。
 
息子の顔のカサカサと首と耳のジュクジュクが気になって小児科を受診したところ、アトピーだと言われました。ちょうど、母乳から完全に人工乳に変えた時期と重なったため、その事をお話したところ、ミルクを変えるように指示され、塗り薬も処方されました。その後、一時は改善されたようになったのですが、またもとに戻ったような気がしています。
 
今は、一日に3回くらいガーゼで、赤く腫れた部位をふいて塗り薬を塗布しています。カサカサの部位には、カサカサしてきたら薬を塗布しています。あとは一日1回お風呂の後に塗り薬を塗っています。
 
●カサカサしている部位:額・髪の毛の生え際・耳・耳の後ろ・頬(耳の下の部分が特に)・眉毛のあたり ※生え際と耳のカサカサがひどい。耳の上の付け根は臭いがしています。
●赤く腫れて皮膚がむけている部位:首・わきの下・ひざの後ろ・ひじの後ろ ※特に首はひどく赤く、臭いにおいがします。
 
●人工乳は「アイクレオ」から「E赤ちゃん」に変えるよう指示がありました。
●塗り薬は「ブフェキサマク軟膏(エンチマック軟膏)」というものを塗っています。
 
痒いのかしきりに顔やあたまをかいてしまっています。首の赤みがひどく、血が出ていたこともありました。お風呂でも痛がっているのかひどく泣いて、かわいそうなので、なんとかしてあげたいのです。本当に食物アレルギーかどうかは、この月齢では判断できないと言われてしまいましたが、そうなのでしょうか?
 
ミルクを変えたにもかかわらず、良くなっていない気がするので、アレルギー検査できるのであれば検査をしてあげて、少しでも症状が軽くなるよう対応してあげたいです。
 
●そちらの病院では食物アレルギー検査はできますか?
●現在の塗り薬とケアの方法は間違っていないでしょうか?
 

A81 生後3カ月のアトピー性皮膚炎

 
生後3カ月でも皮膚症状が強いときには、食物アレルギーをまず疑い以下の手順で検査します。
 
この年代では血液検査よりも皮膚検査の方が敏感に出る場合があるので、まず皮膚検査を行います。その内容は、5大アレルゲンといわれる卵、牛乳、大豆、米、小麦です。必要がある場合に血液検査も併せて行います。
 
次に、疑わしい食事、母乳栄養の場合には母親の食事をチェックしますが、これについて除去テスト、負荷テストを行うかどうか検討します。
 
この手順については、昨年に主婦の友社から出版いたしましたアトピー&アレルギーブックの中の食物アレルギーの診断の項目をお読みなると良いでしょう。主婦の友の編集部と一緒に考え、おかあさま方にわかりやすい説明文とイラストを多く使ってあります。
 
このHPの、病気の中の食物アレルギーをご覧になっても結構です。ホームページの方は文章ばかりなので、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、お役に立つかもしれません。
 
赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の20%は食物が原因です。従ってまずこの20%に該当するかどうかを上に述べたような手順で検査してチェックする必要があります。
 
いい赤ちゃんというのは中途半端なミルクで、これを飲んだからといって牛乳アレルギーの診断にはほとんど役に立ちません。
 


Q80 アトピーの痕について

 
私は小さな頃からアトピーだったのですが今も治ったりまたできたりの繰り返しです。
 
最近、とびひみたいになり、その傷痕がシミのようになり、一年たっても足や腕からきえません。レーザーなどつかってけせるものなのでしょうか・・?
 
せめてみえるところだけでもけしたくてなにか良い方法はないかと思いメールさせていただきました。お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
 

A80 アトピーの傷の痕

 
直接、皮膚を拝見してないので断定的なことはいいにくいのですが、皮膚がケロイド状に盛り上がっていなければ、まず尿素の入ったスキンケアー剤を、入浴ごなどに気長になるとよいでしょう。
 
アトピーの炎症の後は、多くの場合色素沈着が起こり、また皮膚も固くなりがちです。このようなときには、この尿素の入った軟膏やクリームがうまくいく場合があります。商品名としてはウレパール、ケラチナミン、パスタロンといったものが良いかもしれません。
 
レーザー治療は最後の手段にしたらいかがでしょうか。
 


Q79 3ヶ月の娘のアトピーについて

 
現在3ヶ月の娘がおります。
 
先日アトピー性皮膚炎と診断されました。
症状は軽くないようです。手、足、お腹、顔に湿疹と赤みがあり、ひどく乾燥してかさかさしています。足は皮膚が固くなりザラついています。耳や首、手足の関節の内側は逆に赤くじゅくじゅくしています。起きていると痒いようで耳をしきりに掻きます。服を脱いだ時お腹やひざを掻きます。お風呂で特に痒いようでお腹を掻いてしまいます。せっけんがしみるのか泣き出してしまいます。
 
パッチテストをしたところ反応はありませんでした。とりあえず現時点で出来ることとして①皮膚を清潔に保つために1日2回入浴させる。②保湿をする。ということで、保湿剤としてヒルドイドが処方されました。肌が乾燥してきたなと思ったらつけるようにして、1日に何度も塗ってよいと言われました。
 
ご質問なのですが、今後の対応として上記の2点でよいのでしょうか?
入浴はこれからの時期もやはり2回させたほうがよいでしょうか?
その際、2回目のお風呂のお湯は追い炊きではなく張りなおしたほうがよいですか?
また、ヒルドイドは何回もつけてあげてよいものなのでしょうか?
あまり痒がるようだと今後、ステロイドを使用していくことを考えたほうがよいのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
 

A79 乳児のアトピー性皮膚炎

 
3カ月では確かに皮膚テストの方が血液テストよりも敏感に出る場合があります。この時点で食物アレルギーと診断できるのはよっぽどはっきりとした場合です。たとえば母乳栄養から人工栄養に切り替えた途端に症状が出るとか、授乳中のママが、普段食べならないものを大量に食べてしまった後などというような、かなりはっきりした食生活の変化がない限り、食物アレルギーとは診断しにくい場合が多いといえます。
 
もちろんそれ以外に、ママは普段から食べている卵や牛乳が、間接的に母乳の中に入りそれがお子さんの皮膚に影響している可能性もないわけではありません。この母乳との関係は、私が主婦の友社から出しておりますはアトピー&アレルギーブックの110ページに書いてありますので、もしよろしければご覧ください。
 
この3―4カ月という年代は、皮膚炎の主な原因は食物ですが、それは全体の20%にしかすぎません。また、単なる乳児湿疹のことあります。残りの70-80%は食物以外が原因と考えられています。例えば不適切なスキンケアー、保湿剤があっていないなどです。
 
保湿剤に関してはヒルドイド以外にもワセリン系もありますし、何種類かのものをそのお子さんにあうまで試してみるという手もあります。
 
またジクジクしているところは保湿するよりもむしろ亜鉛化軟膏(商品名サトウザルベ)などを塗り、ジクジクをまず乾かした方が治りが早いようです。
 
お風呂のお湯がしみる場合は、かなり皮膚炎が強いため、入浴前にワセリンなどで保湿してから入るとか、皮膚炎がひどい場合にはやむを得ず弱いステロイドを塗って皮膚症状をおさえてから、入った方が良いかもしれません。
 
また8月の終わりから9月にかけて非常に暑い日が続き、トビヒも非常に多く見られました。トビヒですとただたんに保湿しているだけでは良くなりません。適切な皮膚の消毒なりきちんとした対策を講じることが必要でしょう。
 
水道水の塩素による刺激もあるかもしれません。ただ本当に塩素を抜くには水道管から各家庭に弾いている元栓の部分に300,000円くらいするのをつけなければなりません。これはお勧めできません。そうでなければとりあえず蛇口の出口に脱塩素の装置をつけてもよいかもしれません。追い炊きの件ですが、それによりどの程度塩素が得るのか具多雨的なデータは内容なので、なんともお答えしかねますが、お試しいただいて、よければおやりになってはいかがでしょうか。
 
皮膚の状態があまり良くなければ方針を変えてみるなどの方法も必要でしょう。再度、総合的に治療方法や提案の仕方などについて再検討する時期かもしれません。
 


Q78 ステロイドの副作用でしょうか?(頬のニキビ様湿疹?)

 
小さい頃からアトピーで顔にもステロイドを長年使用しております。
 
中学の頃から、頬にかゆみのない、小さな吹き出物のようなのがでてきました。潰すと水みたいなのが出てきます。色々調べたり病院へ行くと・・・各病院、答えが少し違い悩みます。
 
●ステロイドで感染しやすくなっているから⇒ブツブツにはステロイドをさけるように・・との答え
●毛包炎⇒ゲンタシン・抗生物質内服
●アトピーだから、ブツブツにもステロイドこの中では、抗生物質の内服やステロイド減らしが効いたように思いますが。。
 
長年潰す癖もついてしまい、治りづらく、また新たにでき・・・の繰り返しで、ステロイドで顔がよくなっても、この頬にできるブツブツが増え毎日悩んでいます。(乾燥肌で脂症ではありません)プロトピックは使用したくないです。私はどうしたらよいでしょうか?
 

A78 アトピー性皮膚炎

 
今までの治療により, 皮膚のアトピー性皮膚炎の炎症の状態はかなり良いと思われます。

現在の問題点は皮膚の感染症でしょう。アトピー性皮膚炎がベースにあると、皮膚のバリア機能は低下しているために、各種の細菌やウイルスが皮膚の中に入りやすくなります。その結果、皮膚の感染症を繰り返すのでしょう。
 
このような皮膚の感染症は、ゲンタマイシン以外にも各種の抗生剤の外用薬があるので、それを試してみるとよいでしょう。場合によっては、抗生剤の内服も成功する場合があります。

繰り返す皮膚感染症にはヒビテンなどの低刺激の消毒薬を1日1ー2回、洗顔した後に顔面にぬり、消毒をし、その後いつも通りのお薬をつけると良いかもしれません。

画像で見る限り皮膚の赤みは収まっているので、現時点ではプロトピックは使用する必要はないと思われます。

これから冬に入り空気が乾燥してくると皮膚のバリヤ障害はさらにひどくなるので、皮膚がべたつかない程度に適度の保湿をしておくことが重要でしょう。
 
9/23 お礼メール
丁寧なご返答頂き、本当にありがとうございました。
抗生物質を塗ったところ、かなりよくなりまして、もっと早くやっておればよかったと思っております。そとに出たくなくなるほど悩んでいたもので・・・。
ヒビテン?も試してみたいと思います。本当にありがとうございました。
 


Q77 アトピーについて

 
私も30代から急にアトピー皮膚炎になりました。
季節の変わり目には少し蕁麻疹がでたりもします。体の一部のアトピーが2年ほどずっと治らず困っております。今後是非お伺いしたいとおもいます。
 

A77 アトピー性皮膚炎(成人発症型)

 
成人発症型のアトピー性皮膚炎の原因または誘因としては心理的、肉体的ストレスがもっとも多いといえます。 
 
あなたの年齢も、これに該当するようですが、この点はいかがでしょうか。 
 
成人型のアトピー性皮膚炎はこのストレスの問題、さらに食生活(外食、コンビにライフ、ファーストフー)、そして不適切はスキンケアーなどを再チェックする必要があります。
 
環境因子としては、引越しや、内装の張替え、ペット、布団の問題なども見逃せないポイントです。これらを、チェックしつつ、外用療法を行うとよいでしょう。
 


Q76 息子のアレルギ-、アトピ-について

 
現在11ヶ月の息子のことで聞いていただきたいことがあります。
 
三ヶ月でアレルギ-(牛乳、卵、大豆)、アトピ-と診断され、5ヶ月で皮膚テストを行ったときは卵白のみ、10ヶ月で血液検査を再度行ったところアレルギーのスコアが卵3、牛乳(ガゼイン含)2、大豆2と出ました。今まで検査で出たものは、すべて除去してきましたが、湿疹がすっきりと治ったことがありません。現在の状況に関してですが、体は間接と足の甲が少しかさつく程度ですが、顔は全体的に赤いです。

そこで、下記にご質問させてください。

①漢方薬(オウギケンチュウトウ)と塗り薬(グリパスC + 亜鉛化軟膏)を使用しておりますが、グリパスCは、アレルギー反応が出ている大豆油から作られています。悪影響を及ぼす可能性は御座いますでしょうか?(先生には大丈夫だと言われております。)

②体は比較的綺麗なのですが、顔が酷い時が多いです。除去食の最中であれば、食物アレルギー以外の原因なのでしょうか?

③アレルギーによる湿疹なのか、薬の影響により湿疹がでているのか見分ける方法はありますか?現状は、ほっぺたを中心として「地図状」に赤くなっています。おでこは綺麗です。

④漢方薬の効き目に関してですが、二ヶ月服用して効果がない場合は、体に合わないと聞きました。外的要因がなかったとして、真偽の程をご教授ください。

⑤毎日掃除をしておりますが、実際にハウスダストや家ダニが通常よりも多く発生しているか否かを確かめる方法はありますか?
 

A76 アトピー性皮膚炎

 
疑わしい食物を完全に制限しても、皮膚症状が改善しなければ、その食物は皮膚炎の原因ではないでしょう。
 
現在の皮膚の赤みは直接拝見しないと、それが治療が必要かどうかは断定できません。
 
以下お答えします。
 
(1)大豆アレルギーの方は大豆油に反応する場合があります。お子さんが大豆製品を完全に除去しても、皮膚症状に変化が無ければ、大豆アレルギーはないのでしょう。大豆油の入った外用薬も大丈夫である確立は高いでしょう。
 
(2)この年代の乳児において、食べ物が皮膚炎の原因であることは専門病院において約20%といわれています。(拙著、主婦の友者、アトピー&アレルギーブック、2005、第2刷の27ページをご参照ください)
ですから、皮膚炎のすべての原因を食べ物とすると過剰診断になってしまいます。
食物アレルギーを疑ったら、上記の本の、44-47ページ、の手順で、食物除去テスト、負荷テストを行って、慎重に判定する必要があります。
成長期の子供に対して不必要な食物制限をすることは、成長期に障害を与える可能性もあり、慎重にしたいものです。
 
(3)薬が原因であれば、しばらく中止してみるとよいでしょう。それでよくなれば、そのお薬が原因である疑いが強くなります。
中止できないときは他のお薬に変えてみるとよいでしょう。
 
(4)私は、漢方医ではないので、断定的なことは言いかねますが、2ヶ月使用しても、皮膚症状の改善がなければ、あまり効いていないのではないでしょうか。
 
(5)室内のダストは測定できます。掃除機につけてダスト採取し、検査してくれる研究所に送って調べてもらうことができます。おいでいただければ、お渡しいたします。
 
8/30 お礼メール
貴信拝誦致しました。早速のご返事深謝申し上げます。勉強させて頂きました。また、解らない事など御座いましたら、ご教授頂ければ幸甚です。今後とも宜しくお願いいたします。
 


Q75 五ヶ月の息子のアレルギーについて

 
はじめまして。五ヶ月になる息子の湿疹について教えて頂きたくメールしています。
 
息子は1ヵ月を過ぎた頃から顔、頭、手足に湿疹が出始め、現在も家の近くの小児科に通っています。治療としてはアンダーム、ALS(ステロイド剤配合)、ザーネを症状に応じて1日2回塗り続けています。最近は湿疹も良くなっているのでアンダームとザーネを中心にしてケアをしていますが未だ塗り薬を離れることができそうにありません。そこで質問なのですが、アンダームやALSをずっと何ヶ月も顔や手足に塗っていても問題はないのでしょうか?副作用は?また五ヶ月になっても湿疹が出ていると言う事はアトピーという事なのでしょうか?そして、先日、血液検査で卵、牛乳、小麦粉を調べたところ牛乳に強く反応したので(16.60、陽性+3)離乳食は乳製品など完全除去でスタートするように医者に言われたのですが、いつまで食べさせてはいけないのでしょうか?また現在、息子は母乳のみで育てているので母親の私も牛乳や乳製品を控えるようにと言われたのですが、どの程度控えるのが良いのでしょうか?バター、アイスクリーム、チーズ、パン、スープやカレーなど乳製品は結構色んな物に入っているのですが。脱脂粉乳も色んな加工食品に入っています。お忙しいところ恐縮ですがお返事頂きたく宜しくお願いします。
 

A75 アトピー性皮膚炎と食物アレルギー

 
(1) まずステロイド外用薬の塗り方からご説明いたします。ステロイド外用薬は、やむを得ず使用するものです。私もこれを使用しますが、使用する際には、1種の必要悪であると考えて、患者さんご本人または放射の方にその旨を説明しています。
 
やむを得ず使用する必要わけですので、その使用にはいくつかの基本的なルールがあります。
 
まず皮膚の炎症を抑える強さのステロイド使用する、ということです。効かないステロイドをいつまでもぬっていてはまったく意味がありませんし、副作用も出やすくなります。そのため弱いステロイド使用しても、皮膚がよくならなければもう1段強いステロイドへ移行します。
 
そのステロイドを塗って皮膚がよくなったならば、徐々に保湿剤で薄めて減量し、1日おき2日おき、というふうに間をあけていきます。
 
この具体的な解説は、主婦の友社から出ておりますアトピー&アレルギーブックの76-77ページに書いてあります。
 
(2)アンダーム軟膏ですがこれは非ステロイド系の軟膏のひとつです。非ステロイドであるためによく使われるお薬ですが、同じ本の79ページに書いてありますようにカブレ(接触性皮膚炎)を起こすことがあるので、皮膚炎がよくならなくなったり、かえって赤くなるような場合には中止を、見合わせた方が良いのです。しかしこの薬ですべての方が副作用を示すわけではありませんので、つけて皮膚の状態よければお使いになってもよろしいでしょう。
 
(3)アトピー性皮膚炎かどうかは直接皮膚を拝見しなければ何とも言えませんが、やはり同じ本の32-33ページに典型的なアトピー性皮膚炎の写真が出ております。この写真にひとつでも該当したらアトピー性皮膚炎というわけではありません。複数の場所にこれらの皮膚炎が現れた場合に、アトピー性皮膚炎と診断する場合が多くなります。
 
(4)この時期には30ページから31ページに書いてありますように乳児湿疹も出やすい時期なので、皮膚炎があるからといってすべてアトピー性皮膚炎とは断定できない場合もあります。
 
(5)皮膚炎が食物アレルギーによって起きるかどうかということはなかなか厄介な問題です。血液検査や皮膚テストはあくまでも参考とします。しかしながら牛乳に対するスコアーが3以上の場合は牛乳アレルギーの可能性は高くなります。
 
(6)牛乳を中止しても、皮膚炎がよくならなければ、再度牛乳を母親がまたは本人が再開することによって皮膚炎が再発するかどうかをみる必要があります。これが負荷テストです。この食物除去テスト負荷テストも同じ本の44ページから49ページの間に書いてあります。
 
(7)食物負荷テストは慣れた専門家の下で指導を受ける必要があります。特に本人に、不用意に大量に牛乳を飲ませるのと、時にひどい症状が出る場合がありますのでご注意ください。
 
尚、ホームページのQ&Aをご覧ください。アトピー性皮膚炎、食物アレルギーの項目に目を通されると、この問題に対して数多くのご質問が寄せられております。きっとお役に立つと思います。
 


Q74 痒みの原因

 
うちの下の娘は生後7ヶ月頃の離乳食が進みだした時期から耳の後をしきりに痒がる様になり、だんだん頭、等も掻く様になりました。
11ヶ月になった現在では、主に顎や髪の毛の生え際、耳の後ろが痒いらしく、眠い時や泣いた時は特に掻き毟ります。
体にもカサカサした様な蕁麻疹の様な物が所々にあり、赤くなっている所もあります。
最近は顔にも湿疹というよりも、目の下から頬のあたりが擦って赤くなった感じにすぐなります。
アトピーやアレルギーの心配をしましたので、最近血液検査をした所、卵、ハウスダスト、ダニ、ミルク、大豆等に反応はなく、LG-E値も7と、血液検査上は問題はありませんでした。
アトピーとはまだ診断されていませんが、やはりアトピーでしょうか?私がアレルギー性鼻炎です。
原因もわからず、どうやったら良いのかとても戸惑っています。
近所の病院と少し遠目のアレルギー専門の小児科に行っているのですが、近所の小児科では、「様子をみましょう」との事で、キンダベートとレスラミンをもらいました。
顔の赤みが出た時に、一週間に2日程塗って、あとは主にワセリンで保湿しています。
体は服を脱いだ時位しか掻かないので、ワセリンのみです。
レスラミンは一度使ったのですが、効果が無く、今は使っていません。
アレルギー専門の小児科では、食物指導が主です。
紫雲膏のみ処方されているのですが、あまり効果は無いので、ついキンダベートを使用してしまいます。
 
この様な事を続けていて、症状が悪化しないか心配です。やはり一つの病院にしぼるべきでしょうか?
キンダベートの使い方はこれで良いのでしょうか?
又、痒みを少しでも取り除いてあげれたらと思います。
 
よろしく御願い致します。
 

A74 アトピー性皮膚炎と病院

 
アトピー性皮膚炎は近年急速に増加したために、この病気に対する医療関係者の知識は十分ではありません。それ以上に分からない点が非常に多いというのが現状です。

従って, そのお医者さんがどのくらいこの病気について普段から情報を集めたり,勉強したりしているかというてんで、患者さんに説明する内容や治療に大きな差が出てきてしまうのです。
 
その結果,患者さんが混乱したり、不安になったりするということが多く、医学界でも、統一的な見解を出すためにアトピー性皮膚炎のガイドラインというものができつつありますが、まだ確定的なものではありません。

お子さんの皮膚を拝見していないので、断定はできないのですが、現在の2つの病院の治療をミックスした療法でよいと思います。

ただ食物アレルギーがないにもかかわらず食事制限をするのは全く無意味です。乳幼児の場合、皮膚炎の20%のくらいが食物アレルギーによるものといわれています。ですから残りの80%くらいは食べ物が原因ではないアトピー性皮膚炎といえます。

食物アレルギーの診断は、このHPのIIllness のなかのアトピー性皮膚炎や食物アレルギーの診断というところを見ていただくとわかります。また私が昨年主婦の友社から出版しましたアトピー&アレルギーブックをご覧になるとわかりやすく書かれています。

今申し上げたようなものから情報を得て、お子さんの現状を考え直すとするならば以下の2点についてお読みください。

1 食物アレルギーの診断
2 ステロイド外用薬の使用の仕方、言い換えれば減量の方法

以上の2点をお読みになりまた不明の点があれば改めてご質問下
さい。お答えいたします。

PS: 血液検査の結果が院生であるのに、食事療法を行っているようですが、内容についてお教えいただくと、より具体的なお答えも可能かもしれません。
 
6/22 回答メール
Illness をあけ、その中の、食物アレルギーをご覧ください。
 


Q73 アトピー性皮膚炎

 
息子は生後2ヶ月頃から耳の周りや顎がただれだして、1歳6ヶ月になった今でも耳切れがあり腕や膝の裏に湿疹がでて痒がります。
 
血液検査では卵にアレルギーがあることが分かりました。アレルギー科のある小児科でステロイド剤と保湿剤の混合薬を処方されています。湿疹が悪くなったら塗って良くなったら塗るのをやめると指導がありました。
 
しかし永倉先生の本にあったようにようにステロイド剤を徐々に少なくしていく治療がいいと思っているのですが、どうしたらいいのでしょうか?またステロイドはなるべく使いたくないのですが他に治療方法はないのですか?もう一つ長くステロイドを塗っていますが(2週間に3日くらいを1年ちょっと)影響はないのですか?永倉先生のところで診てもらいたいのですが少し遠いので踏み切れないでいます。
 

A73 アトピー性皮膚炎

 
外用ステロイド薬は、これだけでアトピーせい皮膚炎を治すものではなく、ある意味では補助療法であり、極端な言い方をすると必要悪ともいえます。
 
必要悪というのは、それ自体は好ましいものではないけれども、これが無いと非常に困るという意味です。
 
さてお子さんの状態ですが、まず第一に卵の問題をどのようにしているかが心配です。
 
皮膚症状がある程度強かったり、ダラダラ続いてい場合には、検査で卵が陽性に出ていれば、食物除去、負荷テストを行いタマゴが原因であるかどうかをきちんと確認しておくことが望ましいでしょう。食物除去、負荷テストの方法はアレルギー&アトピーブックの46-47ページにあります。行う場合にはなれた医師と相談しながら行うべきでしょう。
 
卵制限の具体的な品目は、50-51ページに書いてあります。まずこれをやってきちんと食物アレルギーの有無を検討しましょう。
 
第二にステロイドですが、冒頭に述べましたように、やむを得ず使うお薬ですから、使ってよくなったら本の77ページの図にあるように少しずつ薄めたり、1日おき2日おきに塗ると、うまく離脱できる場合が多いのです。
 
何日か塗って、皮膚がよくなったと判断し、中止してしまうと多くの場合、数日後にまた再発します。これを繰り返すことが1番いけないパターンとなってしまいますので頭においておいて下さい。
 
また減量している途中で、皮膚が悪化すると気は、あわてず、もう一度濃い目のステロイドに戻して、症状が治まったら、また減量に取り掛かる方法がお勧めです。
 
弱いタイプのステロイドを、お子さんのように時々塗ってもまず問題はおきないので、ご安心ください。
 


Q72 診察して頂いて。

 
仕事も出来ない程の顔と首のひどい湿疹(多分セーターが接触していた部分の皮膚が弱くなっていたのかもしれません) にも関わらず、ステロイドを拒否する私に、薬・保湿剤・消毒剤を考えて頂きありがとうございました。
 
モクタールを塗って少しかゆみが抑えられています。また、ザーネ等の保湿剤は今、腕で試しています。・・・心身ともに参って途方に暮れていました。アレルギー専門の先生にお会いでき救われた気持ちです。又、EPAの摂取の必要性。将来少しでも皮膚が健康になっているよう飲み続け又、食生活への配慮も心がけたいと思います。6月の診察も宜しくお願い致します。
 

A72 アトピー性皮膚炎

 
アトピー性皮膚炎は、30年前には小児の病気と言われていました。かしながら近年、非常に増加し、特に成人期のアトピー性皮膚炎の初発、悪化さらに再発でお困りになっている患者さんが非常に増えております。

この病気には不明の点が多く、単純に小児期の食物やチリダニ、また思春期以降のストレスだけで問題が解決しない場合も多く、その結果患者さんは多大の不安を感じるなっていることと思います。
 
病気の成り立ちに不明の点が多いために、医師により言うことが異なることが多く、治っていればよいのですが、治らなくなると、患者さんは不安となり、病院の門を次々とたたくことになります。そして別の病院を受診するたびに、混乱の度を増していくのが実情です。

外来で私がお話ししたいくつかのは、一応医学的に根拠のある治療法およびスキンケアーについてです。

今までの長い経過と、病院での治療がうまくいかなかったことによる、医療への不信感は強いと思います。私がお答えできる質問にはお答えしますので、納得はいくまでご質問をしていただき、そのうえであなたの希望に沿った治療を少しずつしていきたいと思いますあい。
 
私はアレルギーの医師を30数年やっておりますが、成人の重症のアトピーの方でも筋道の立てた治療を行っていくと、重症のアトピーでもなんとか数年で皮膚症状が軽快してくる方の多いといえます。時間をかけ、相談をしながらあなたの納得のうえで、治療を進めていくつもりです。
 
6/15 お礼メール
気持ちの救われるメールありがとうございます。
アトピーの一患者、幼児から何件もの病院めぐり、その都度、治療方法や薬への恐怖・・・それによって民間治療や湯治、温泉療法、中国での人間ドックにより漢方薬の処方。気功等。くたびれるほどやっても湿疹の完治はなく、むしろひどくなったり・・・。社会生活の中断で、社会人になってから仕事を休まざるを得ない状況ばかりです。
13日に『アトピー=アレルギー性皮膚炎』との先生のお話で、長い間、私は特異体質なんだ、と暗い気持ちで生活していた気分がスーっと消えました。
毎日、ステリクロンでの消毒。日中はプロペト混合モクタールを塗り、就寝時は夏用モクタールを塗っています。(他の薬はほとんど使用していません)顔の腫れや湿疹はかなり減り、首は赤紫の腫れ炎症、痒みはあるものの、あっという間に、えぐりかきたい症状は落ち着きました。・・・昨日は2ヶ月ぶりに4時間は眠ったように思います。
5月に憔悴しきって初診した自分が、こんな早く楽になれたこと、ゆめのようです。本当に感謝の気持ちです。湿疹の状態は毎日変わるだろうと思います。が、根気強く治療や食生活の配慮を心がけ将来、免疫力強化、皮膚が強くなれるようがんばります。
今後とも宜しくお願いいたします。
 
7/14 お礼メール
月曜日はありがとうございました。
リステクロンを化粧水のように、ついコットンで顔にたたきこんでしまい、気づいたときには遅かった・・・、という結果になり発赤でヒリヒリ状態でした。
今はダラシンTゲルを化膿部分にぬりモクタールを顔、首にぬっています。
食生活を見直してみて痒い日の前日、何を食べたり飲んだりしたか、ということがいかに関与してるかを、改めて考えなおすことの重要性を実感しています。バランスよい食事・・・、”お酢”の摂取も心がけようと思います。
先生にアドバイスしていただく内容は、私とっての反省と発見です。
8月の診察もよろしくお願いいたします。 
 
7/14 回答メール
お大事に。慎重にスキンケアーしてください。
 
9/3 お礼メール
先日は診察ありがとうございました。
夏の暑さはしんどく、汗でかゆみ痛みはあるものの、なんとかのりこえました。
薬恐怖症の私もモクタールがあっているようで、少し気持ちが楽になってます。
EPAの価格も安くなりラッキーです。強い信念で飲みつづけます。
 
また、今回先生の診察に出会えて、諦めていた就職も出来ました。紙やインク等触っても指が炎症してしまうので綿手袋で状態を保ちたいと思います。ストレス疲れがたまると免疫力も落ちるので風邪に注意します。喉も弱いです。秋冬にむけては、ウールや乾燥などに気をつけなければと思います。
いつもアドバイス頂き精神面で救われてます。ありがとうございます。
秋バージョンのHP、行楽したくなります、おいしいいものを食べに出かけたいです。
今後とも宜しくお願いいたします。
 


Q71 4ヶ月の息子の湿疹と処方された薬について

 
初めまして。4ヶ月の息子の湿疹で処方された薬についてお聞きしたいことがあります。
1ヵ月の時に湿疹ができ、検診で乳児湿疹と診断されアンダームを処方されました。
1~2週間使用したら顔は綺麗になり、それから顔にはできないのですが、胸は治ったりできたりの繰り返しです。
 
最近、胸の湿疹のでき方が、肌が赤くなって(白い肌と段差あり)、その中に湿疹→そのうち赤みは消え、その範囲の肌がかさかさになるに変わっていき、それが二の腕の外側、肩、膝の裏にもでき始めました。抱っこで擦れたりするとその箇所がすぐ赤くなるなので、もしかしたらアトピー性皮膚炎かと思い先日皮膚科に連れて行ったところ、「これはアトピーではありません。乾燥肌で、乳児湿疹が炎症を起こした状態です」と言われ、アフゾナ軟膏と白色ワセリンの1:1混合が処方されました。
使用方法は一日一回お風呂上りに患部のみ薄く塗布と言われました。
また、石鹸を皮膚科で薦められた全身ソープに切り替えました。
まだ2日しか使用していませんが、患部の赤みは落ち着き、抱っこしても赤くならなくなりました。
 
このアフゾナ軟膏ですが、調べたらステロイドが入っているみたいですが、どのような薬なのでしょうか?乳児湿疹でもステロイド剤が処方されるものなのでしょうか?
また、アトピーではないと診断していただきましたが、これがアトピー性皮膚炎になる可能性はあるのでしょうか?まだ人工乳のみで育てているので、アレルギーかどうか判りません。
口のまわりなどすぐに粉が吹くので、心配です。私達両親はアトピー・アレルギーは持っていません。
 
初めての育児のため知識不足で、取り留めなく書いてしまいましたが、宜しくお願い致します。
 

A71 乳児湿疹、アトピー性皮膚炎

 
一言でいうとアレルギー体質のある湿疹をアトピー性皮膚炎といいます。
 
アトピー性皮膚炎は湿疹の出る部位にいくつかの特徴があります。たとえば耳のつけ根が切れる(耳切れ)、、顔面、ひじの内側、ひざの内側、目のまわりが赤くはれパンダ様の顔になる、背中、胸、お腹そしてさらに首が真っ赤に脹れ上がるなどの特徴があります。しかしながら病気の初期には両者の区別はなかなか難しい場合が多いといえます。
 
現在お使いになっているアフゾナはステロイド軟膏です。ステロイド軟膏は保湿剤をいろいろ試し、それでも皮膚炎が改善しない場合にやむを得ず使用する場合があります。
 
1度つけてよくなった場合に、すぐ中止してそのまま再発がなければ良いのですが、多くの場合すぐやめると再発します。
 
再発するような場合には、まず1度。ステロイド軟こうで皮膚炎をきれいにしておき、それよりもう1段階弱いいステロイドをさらに続けてなります。さらにそれで皮膚の状態がよければ1日おきにしたり2日おきにしたり、または保湿剤のワセリンなどをステロイドと混ぜて使用します。
 
食物アレルギーが疑われる合意には、皮膚検査や血液検査をしてみたり、もし母乳であるなればママの食事内容も検討する必要があるでしょう。
 
その場合には検査だけで除去食を開始してはいけません。食物除去テスト、負荷テストを行い、食物アレルギーの診断に慣れた専門医と相談するのがよいと思います。
 
もし手近にそのような先生がいない場合には、最近私が主婦の友社から出版しましたアトピー性&アレルギーブックをご参照いただくとよいでしょう.
 
これは医師向けではなくて保護者のために書いた本です。この中にはあなたがお知りになりたいポイントが分りやすく書かれたあります。もしよければお読みになり、不明の点は再度このQ&Aでご質問いただければお答えいたします。その場合には皮膚の画像をデジカメでとって添付していただけると助かります。
 


Q70 薬の件

 
今まで何度か3歳の子供を診察していただきました。
 
アトピー性皮膚炎だけだったのが、花粉症も発症してしまい、皮膚の状態が悪化してしまいました。近々診察していただきに伺おうと思っているのですが、取り急ぎ、今までいただいていた塗り薬、ロコイドを塗ってもよいものでしょうか?湿疹の状態は今までと同じです。それと、痒み止めのポララミンシロップが昨年の6月30日に頂いたもの(冷蔵庫保存)があるのですが、賞味期限はどのくらいなのでしょうか?
 
また、ステロイドや保湿剤の塗る量ですが、できるだけ薄く塗った方がいいのでしょうか?それともしっかり塗った方がいいのでしょうか?かなりドライスキンなので、ついつい濃くぬってしまうのですが、濃く塗っていると自分の皮膚の力で保湿する力がなくなってしまうのでは・・・と危惧しているのですが・・・・どうぞよろしくお願いいたします。
 

A70 アトピー性皮膚炎

 
(1) とりあえずロコイドを塗ってください。その後、減量しましょう。そのやり方は後述します。
 
(2) ポララミンシロップは1ヶ月が一応の期限です。水で薄めていない場合は、もう少し長くもちます。
 
(3)塗り方は言葉では説明しにくいので、次回の来院時にご説明いたしましょう。ドライスキンでは一日に何回か塗るとうまく行く場合が多いといえます。
 
ステロイド外用薬の減量の方法
 
まず皮膚炎を抑えるステロイド外用薬を何日か塗ります。次に普段から使用している保湿剤または、あらかじめ皮膚につけて皮膚の刺激のない保湿剤を用意します。
 
ステロイドを手のひらに1の量を取り、保湿剤も同じように手のひらに同量とります。手のひらで両者をよく混ぜ合わせます。そうすると手のひらにある外用薬はステロイドが最初の50%に薄まったものとなります。これを3日間塗ります。
 
次にステロイドを1の量をとり、今度は保湿剤を4の量を手にとります。これを混ぜ合わせるとステロイドは最初の20%(1/5)の量に薄まります。
 
これを3日間塗ります。
 
さらにステロイドを1、保湿剤を9を手にとります。これを混ぜ合わせるとステロイドは最初の10%(1/10)の量に薄まりますこれを3日間塗ります。
 
ここまで減量してきて皮膚炎が再発しなければ、最後は保湿剤でスキンケアーを続けます。
 
(上に述べたような保湿剤を増量しますが、最終段階になったら一日おき、二日おきにして中止してゆくとさらに慎重と言えるでしょう。)
 
今伸びてきた減量のステップの途中で、皮膚が再発した場合には、再度皮膚炎を抑えることのできる強さのステロイドに戻します。その強さは個人差があり1番初めの薄めていないステロイドが必要な場合もあれば、一対一に薄めたものでもうまくいく場合があります。これは個人差があるために、それぞれの方に合ったスタイルをご自分で探し出してください。
 
ステロイドを薄めてくるとあるどうしても皮膚炎が再発する場合には、ステロイドだけに頼ることを考え直し,他の方法でなんとかステロイドが減量できないかを考えます。
 
薬に頼らない方法としては, かゆみが強い場合には、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を違うものに変えてみる。日常生活を点検し、洗剤を低刺激のもの(汚れは落ちにくくなりますが)に変えてみたり、液状のボディーソープから固形せっけんに変えてみたり、シャンプーによる皮膚炎(シャンプー皮膚炎)もあるためにシャンプーをより低刺激のものに変えてみるなどスキンケアーを再点検すると良いかもしれません。
 
スキンケアーでは特に冬のドライスキンには保湿剤を自分に合うものを探したり、また夏には可能ならば朝や日中にもシャワーを浴びたり、シャワーを使えないときにはお絞りで汗をかきやすい場所をふいて清潔にしたりすることも、ひとつの方法です。
 


Q69 アレルギーとニキビの関係

 
もともとアレルギー体質なのですが、昨年から、顔面に蕁麻疹のような皮膚炎が発症するようになりました。
 
ステロイド系の塗り薬をプロトピックに変え、一時的にやや症状が改善されたものの、薬を止めると再び発症を繰り返しています。さて、もともと何かが直ると次に何かが発症する傾向があるのですが、最近では顔面の症状の回復に伴い、首筋から肩や胸元にニキビのような湿疹ができるようになりました。何かこれまでのアレルギーと関係があるのでしょうか。
 
皮膚科の病院ではニキビの薬として「ダラシン」を処方され、患部に塗っていますが、なかなか直らず、数ヶ月経っています。何か良い治療法はないでしょうか。体の他の部分にはリンデロンやマイザー軟膏を塗ることがありますが、何か因果関係がありますでしょうか。アドバイスをいただけると幸いです。
 

A69 アトピー性皮膚炎

 
プロトピックは成人のアトピー性皮膚炎に対して、約3年前から使用されるようになり、その有効性と安全性が確認されたため、約1年前から小児用プロトピック(成人の三分の一の濃さです)が使用されています。当クリニックでも成人が中心ですが、小児でも使用しています。正しく使用すれば良い薬です。
 
中止すると再発する場合には、ステロイドの塗り薬の減量と同じように徐々に減らすと良いでしょう。皮膚の表面の炎症(赤み)が治まっても、皮膚のなかの炎症を起こす細胞は残存しているために、お薬をすぐ中止すると、すぐ再発してしまうのはむしろ自然の現象かもしれません。
 
以下に、ステロイド外用薬のステップダウン方式の減量法を述べます。説明のステロイドをプロトピックに置き換えてお読みください。
 

ステロイド外用薬の減量の方法
 
まず皮膚炎を抑えるステロイド外用薬を何日か塗ります。次に普段から使用している保湿剤または、あらかじめ皮膚につけて皮膚の刺激のない保湿剤を用意します。
 
ステロイドを手のひらに1の量を取り、保湿剤も同じように手のひらに同量とります。手のひらで両者をよく混ぜ合わせます。そうすると手のひらにある外用薬はステロイドが最初の50%に薄まったものとなります。これを3日間塗ります。
 
次にステロイドを1の量をとり、今度は保湿剤を4の量を手にとります。これを混ぜ合わせるとステロイドは最初の20%(1/5)の量に薄まります。
 
これを3日間塗ります。
 
さらにステロイドを1、保湿剤を9を手にとります。これを混ぜ合わせるとステロイドは最初の10%(1/10)の量に薄まりますこれを3日間塗ります。
 
ここまで減量してきて皮膚炎が再発しなければ、最後は保湿剤でスキンケアーを続けます。
 
(上に述べたような保湿剤を増量しますが、最終段階になったら一日おき、二日おきにして中止してゆくとさらに慎重と言えるでしょう。)
 
今伸びてきた減量のステップの途中で、皮膚が再発した場合には、再度皮膚炎を抑えることのできる強さのステロイドに戻します。その強さは個人差があり1番初めの薄めていないステロイドが必要な場合もあれば、一対一に薄めたものでもうまくいく場合があります。これは個人差があるために、それぞれの方に合ったスタイルをご自分で探し出してください。
 
ステロイドを薄めてくるとあるどうしても皮膚炎が再発する場合には、ステロイドだけに頼ることを考え直し,他の方法でなんとかステロイドが減量できないかを考えます。
 
そのひとつは皮膚炎が顔であればプロトピック軟膏使用します。これは3年前に発売され特に顔面のアトピー性皮膚炎には有効であるというデータが蓄積されつつある免疫調整役の1種です。本年(平成15年)中には小児用のプロトピック軟膏も発売になります。ただしこのプロトピックは眼の周りは避けたほうが良いでしょう。
 
薬に頼らない方法としては, かゆみが強い場合には、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を違うものに変えてみる。日常生活を点検し、洗剤を低刺激のもの(汚れは落ちにくくなりますが)に変えてみたり、液状のボディーソープから固形せっけんに変えてみたり、シャンプーによる皮膚炎(シャンプー皮膚炎)もあるためにシャンプーをより低刺激のものに変えてみるなどスキンケアーを再点検すると良いかもしれません。
 
スキンケアーでは特に冬のドライスキンには保湿剤を自分に合うものを探したり、また夏には可能ならば朝や日中にもシャワーを浴びたり、シャワーを使えないときにはお絞りで汗をかきやすい場所をふいて清潔にしたりすることも、ひとつの方法です。
 
最後に、現在のニキビはアトピー性皮膚炎の経過、治療とは直接関係は薄いでしょう。プロトピック軟膏を塗った場所にニキビが出るときは、関係を疑いますが、塗っていない場所にできるときは、別の原因があると考えるほうが自然でしょう。ダラシン軟膏が効かないときは、抗生剤やビタミン剤、場合によっては皮脂の分泌を抑える漢方薬などを併用すると良いかもしれません。
 


Q68 温泉

 
以前に何度か質問させていただいています現在1歳4ヶ月の息子のことなんですが今のところアトピ-の状態も落ち着いてきだしヒルドイドロ-ションでケア-したまに赤くかきむしってしまっているところにはキンダ-ベイトを使っています。来月息子も連れて温泉に行こうと思っているのですが宿泊先の温泉質がアルカリ性単純質とありました。アトピ-っ子には良くない泉質なのでしょうか?入った後気をつける事などはありますでしょうか?
お手すきの時にでもご回答おねがいいたします。 
 

A68 温泉とアトピー性皮膚炎

 
民間療法の一つです。一般的には透明なお湯(サラサラ)の鉱泉がお勧めです。初心者用といえるでしょう。硫黄泉は刺激が強く、一般的に小さいお子さんには勧められません。かえって悪化する場合も少なくありません。この硫黄泉は成人や大きなお子さんの場合で、皮膚が化膿しやすい方には奏功することがあります。上級者用といえるでしょう。
 
ラジウムやラドン温泉は入浴直後には効く場合が多いのですが、その後(数日後に)にリバウンドが来て、以前より悪化することがしばしば見られます。慎重に入る必要があります。完全にエキスパート用といえるでしょう。
 
日本は温泉の国です。皮膚に合う温泉を見つければ、しめたものです。注意して選択されると良いでしょう。
 


Q67 一歳半の息子のアトピーのついて

 
はじめまして。このような病院そしてHPあることを知りとても救われた気持ちです。

一歳半になる息子のことでご相談があります。

生後二ヶ月から湿疹が出始め、小児科でキンダベードとヒルドイド、内服薬はセルテクトを処方していただきました。キンダベードを塗るとツルツルになりましたが、ヒルドイドのみにするとまた湿疹が出始めました。

生後6ヶ月まではこの繰り返しで、7ヶ月から8ヶ月はアルメタ軟膏へ移行していました。強い薬になっていくのに不安を感じ、自分なりにいろいろと調べて病院を変えました。

現在も通院している皮膚科なのですが、その先生は基本的にはステロイドは使わないで、という方針の先生で、ひどくなったときののみアルメタ軟膏を使用すると言った感じです。

生後9ヶ月から現在までアルメタを塗り、良くなってきたらプロペトで保湿する。を繰り返しております。内服薬は漢方ツムラ86、セルテクト、アタラックスPを飲んでおります。

現時点で10ヶ月通院しておりますが状態があまりよくならず、2週間前にモクタールを処方されました。
3~4日はひどい状態でしたが、5日目辺りから少し良くなってきましたのでこの状態ならと思っていました。
が10日目くらいから痒がり始め、夜も眠れないでいます。布団に顔をこすり付けるので、肌は真っ赤で痛々しいです。おきているときは手で頬をかきむしります。

アレルギーのほうは、生後6ヶ月のときに血液検査をして、卵黄、卵白、がでてしまったので、卵は除去しています。

現在診ていただいている先生は、血液検査はしない方針の先生なので、血液検査はそれ以来しておりません。
卵のほかにも食べると湿疹が出てしまう食物もいくつかありなにをあげていいのか、悩む毎日です。

何が原因でいまのような状態になっているのか調べたいと最近思い始めております。あと今処方されている薬でいいのか、悩んでおります。
写真を添付させていただきます。

お忙しいとは思いますが、ご返答いただけますようよろしくお願いいたします。
 

A67 アトピー性皮膚炎

 
現在、皮膚症状が悪くなっているという点についてはいくつかの原因が考えられます。
 
(1) 今年は6月からかなり暑い日が続いています。その暑さによる皮膚の悪化(汗もなど)、または夏カゼのウイルス感染が症状を悪化させていることが考えられます日。
 
(2) 食物による皮膚炎の悪化も原因のひとつとして考えられます。
 
(1)についてはかかりつけの病院で皮膚のジクジク面の培養の検査を受け,必要であれば抗生剤の内服や外用薬の使用をしてもらいます。
 
(2)ついては、当クリニックのホームページのIllness の項目の中から食物アレルギーを開け、その中の食物アレルギーの診断方法をお読みください。
 
暑くなってから、黄色ブドウ球菌によるトビヒ、溶連菌のよる皮膚炎がはやっています。(1)に書きましたように、この点もチェックしてもらってください。
 
食物アレルギーの最終的な診断は血液検査ではなくて、実際その食品を止めてみる、これを除去テストといいます。その除去テストで皮膚症状が良くなればその食品は疑わしいわけですが、それでは最終診断はできません。除去テストの後にもう一遍その食品用注意して食べさせてみます。これを負荷テストといいます。この除去テストと負荷テストの2つをきちんとやることにより、その食物が本当にアトピー性皮膚炎の原因であるかどうかをチェックする必要があります。
 
血液検査や皮膚検査は、あくまでも食物アレルギー診断の中のひとつの目安にすぎません。
 
原因がまだはっきりしないにもかかわらず、皮膚炎が悪化している場合には、スキンケアーが適切であるかを再検討する必要があります。保湿剤を中心にまた夏はジクジクしやすいので亜鉛軟膏などのお薬でスキンケアーしてみます。それで3-4日から1週間治療しても皮膚が軽快しないで、どんどん赤くなる場合には、ステロイドを注意して使う必要があるでしょう。ただしステロイドはやむを得ず使用するのですから、皮膚の炎症症状は治まったら速やかに減量してくる必要があります。
 
平成16年3月に主婦の友社から、<赤ちゃんと子供のアトピー&アレルギーブック> を出版しました。この中にアトピー性皮膚炎の各種の問題についてわかりやすく記述してあります。よろしければお買いになって読んでいただくと役に立つと思います。
 
この本にも書いてありますが、痒みがあまりひどいときには、抗ヒスタミン薬というお薬を内服して少しでも痒みを抑え、皮膚を傷つけないようにすることもスキンケアーの重要なポイントのひとつといえます。
 
またこの時期のアトピー性皮膚炎の原因として食物が関与するのは約20数%ですので、先に述べた除去テスト、負荷テストをきちんと行い、原因が特定の食物だけではないという結論が得られたならば、食物以外の住居関係そしてスキンケアーなど広い側面をもう1度見直す必要があると思われます。
 
追伸:お送りいただいた画像は大変よく撮れていて、分りやすいので助かりました。
 
7/27 質問メール
こんばんは。先日診察していただきました。7月24日の診察以来、卵に加えて牛乳・乳製品をひかえています。 頬には アズノール  湿疹のないところのかゆみには オイラックス体のあせもには サトウザルベ を塗っています。
頬をかきむしるのは多少減ったように思いますがまだ寝ているときに掻いたり、シーツにこすりつけたりしています。
あせもはだいぶ良くなっているのですが寝付くと首、頭、肩 脇 を掻いています。夜中に掻きながらおきてしまいます。 昨日と今日の状態を写真に撮りましたので添付させていただきます。 頬につける薬は、まだアズノールとオイラックスのままでよいでしょうか?
 
7/28 回答メール
このままでよろしいと思います。痒みが減ったらオイラックスを減らしてください。
尚、ご質問の際は診察券の番号をおしらせください。カルテがすぐ出るので、返事がしやすくなります。
 
7/28 質問メール
こんにちは。先程はご返答ありがとうございました。昨夜はいつもより痒いらしく1.2時間ごとに起き布団に顔をこすりつけ、体、頭を掻き起きてしまいました。朝体を見てみると、首の下辺りにブツブツができていました。
何の薬をぬればいいでしょうか?写真を添付いたします。よろしくお願いいたします。
 
7/29 回答メール
あせものように見えます。まずサトウザルベ(亜鉛化軟膏)でよいでしょう。今夜塗ってみて明日(金)電話で様子を教えてください。
 
8/3 質問メール
こんにちは。7月31日にトビヒと診察していただきました。
ご指導とうり、リンデロンを塗りその上にサトウザルベを塗ったガーゼを張っています。
飲み薬も抗生物質とポララミンを一日三回飲ませています。
昨日の夜は夜中に一回しか起きずぐっすり寝てくれました。
お蔭様で体の湿疹もだいぶ減り、触った感じはツルツルです。
顔のほうもリンデロンを塗っているので、湿疹も出ず、本人も痒くないのか久し振りにとても機嫌がいいです。
写真を添付させていただきます。土曜日7日に診察予約をとらせて頂いています。
今のままのやり方で続けるのか変えるのかご指導ください。
お忙しいとは思いますがよろしくお願いいたします。
 
8/4 回答メール
(1)トビヒの治療の第一はうまくいったようです。
(2)第二段階へと移ります。イソジン液を水かぬるま湯でうすめます。それを入浴の際にまず第1に体に塗ります。3-4分すれば乾きます。(おもちゃなどで遊んでいると良いでしょう!)
イソジンが乾くときに殺菌します。3-4分後にシャワーやお湯をかけてイソジンを落とします。イソジンは水性なのでこすらなくてもよく落ちます。その後はいつものように入浴してください。
(3)入浴後は外用薬を塗ります。リンデロンをサトウザルベの同じ量をあなたの手のひらに取りよくミックスします。それを塗ります。3日後にはリンデロンを1、サトウザルベを3の割合にします。その後は1:6、さらに1:9とします。3日ごとに減らすのが一般的です。
(4)その後リンデロンよりもう1段階弱いステロイドであるロコイドを使用しさらに減量します。
次回はいつ拝見できるでしょうか?
 
8/4 質問メール
お忙しいなかご回答ありがとうございます。いくつか質問があるのですがよろしいでしょうか?
質問1)一日二回入浴していますが、そのつどやったほうがいいですか?
質問2)イソジンを薄める割合は?
質問3)3-4分後にシャワーやお湯をかけてイソジンを落とした後の入浴法ですが、石鹸などは使わないほうがよろしいでしょうか?
質問4)まだシャワーのみでしょうか?
質問5)顔にも同じようにリンデロンとサトウザルベの混ぜたものを塗りますか?
 
8/5 回答メール
(1)イソジンは10倍希釈です。
(2)イソジン浴は1日に1回でOKです。
(3)イソジン浴語は、いつもと同じように入浴してください。石鹸を使う方法もいつもとまったく同じです。
(4)皮膚の状態しだいです。どちらでもかまいません。
 
8/11 質問メール
おはようございます。
胸や背中、腰などはだいぶ改善されたため昨日からリンデロン:サトウザルベ=1:6に移行しました。イソジンの消毒は1~2回/日で行っています。しかし、先週の土曜日から実家に帰ったのですが添付の写真のようにアゴの湿疹が以前のレベルに戻ってしまいました。
そこで、こことあと痒そうにしている太ももの付け根、あと足首はリンデロン:サトウザルベ=1:3で塗布しています。問題ありませんか?
 
8/12 回答メール
状況と写真から判断すると、リンデロンの減量のスピードがやや早かったのでしょう。あわてず、再度リンデロンの比率をアップしましょう。例えば、1:1など。皮膚の炎症(赤み)が良くなれば、またじっくり減量すればよいのです。
イソジン浴は、1日に一回で十分です。十分の1に希釈して、入浴時に1回でよいでしょう。イソジンは皮膚刺激も強いので、何回でも回数を増やせばよいわけではありません。
今年は、記録的な暑さのため、皮膚には、例年に無くきつい年です。前回も良くなったのですら、今回もあわてずにやりましょう。
 
8/16 質問メール
こんにちは。
お電話を頂いていたみたいで留守にしており申し訳ありませんでした。
12日の夜中に発熱しまして、15日にやっと熱が下がりました。
その間はお風呂には入れず、イソジン浴もなしの日々でした。
座薬を二回ほど使っております。
熱のせいか、頬は赤くなってしまいました。眠れずこすったり掻いたりしていましたので。
今朝着替えるときに、湿疹ができているのを発見しました。昨夜は背中にブツブツくらいでした。腿のところにも湿疹が出ています。トビヒの再発でしょうか?本人も少し痒そうにしています。
機嫌はどちらかと言うと悪いです。抗生物質を飲ませたほうが良いでしょうか?
リンデロン、サトウザルベは1:1で塗っています。 よろしくお願いいたします。
 
8/20 質問メール
こんにちは。16日に送信いたしましたメールで、湿疹が出ていると書きましたが、あれから3日後にすっかりキレイになりました。今思うと突発性発疹だったのでは?と思います。今は落ち着いています。28日に診察の予約を取っております。よろしくお願いいたします。
 
8/23 質問メール
こんにちは。また頬が赤くなりはじめました。
実家に帰っていたり、来客があったりとこの一、二週間は忙しかったのです。
あと一時間くらい強い日差しにあたっていました。そのときは顔が火照ったように赤くなっていました。 それらの何かが原因でしょうか?
体はリンデロ、ンサトウザルベを1:6頬は1:3で塗っています。体のほうは、調子が良いみたいです。 頬は痒がります。薬は今のままの比率でよいでしょうか?写真を添付いたします。よろしくお願いいたします。
 
8/24 回答メール
とりあえずは今のままでよいですが、これるときに早めに来てください。お薬を変えてみたいと思います。
 


Q66 アトピー性皮膚炎

 
アトピー性皮膚炎で何度か診察していただき、ロコイドとプロペト、かゆみ止めでポララミンシロップを頂いています。
 
症状が悪くなった時にこれらのお薬を使っていますが、やはり、たびたび湿疹がでてしまい、湿疹の出る頻度が多くなってしまいました。
 
デジカメの写真を一応添付します。画素が悪くてみにくく、わからないかもしれませんが、現在、首まわりに、典型的なアトピーの湿疹が出ています。
 
かゆがるので、ポララミンシロップを飲ませた方がいいでしょうか??
それ程ひどい湿疹ではないのですが、ロコイドも塗った方がよいのでしょうか?
 
1ヶ月に1度は湿疹が出てしまい、ロコイドを使って、先生に教えていただいたように、少しずつ薄めて、最後は、プロペトだけにしているのですが、また、1週間~10日ほどで、湿疹が出てしまいます。
どうすればよいのでしょうか。ご指導ください。
 

A66 アトピー性皮膚炎

 
梅雨に入り気温と湿度は高い日々が続いています。このような時期には、汗の刺激で首回りは特に悪くなります。この時期は、ステロイドが外用薬の減量派は難しくあるのが一般的な傾向です。
 
そこでこの時期の対策としては、
 
(1)外用薬の基材を保湿剤のプロペト(ワセリン)から亜鉛化軟膏(サトウザルベ)に切り替える。
 
(2)短期間、もう1段強いステロイド外用薬を使い、再度減量してくるなどの方法が考えられます。
 
(3)この時期は特にかゆみが悪化する時期です。従って抗ヒスタミン薬のシロップの内服がお勧めです。抗ヒスタミン薬は妊婦さんも使っても問題がないというコンセンサスが出ておりますので、使って早く治してあげたほうがよいでしょう。
 
(4)とくにこの時期は、入浴だけでなく日中のシャワーは、朝と日中にも行うとよいでしょう。シャワーはせっけんなどを使う必要はありません。ざっと体中にかけて汗を洗い流すだけで十分です。
 
今年の夏は暑そうなので、アトピーの悪化とその対策が私の頭痛の種になりそうです。
 


Q65 アトピーと言われたが

 
半年ほど前からあった下腹部の乾燥(粉をふくようになり、くろずんできている。風呂上がりに乳液などを塗っていた)が治らないために、皮膚科へ。
ちらり、とみただけでアレルギー検査をされました。(その際、乳液状の塗り薬2本、蕁麻疹の塗り薬1つ(直径5センチほどの丸いもの)、飲み薬2種類がでました)10項目くらいあったでしょうか。
 
結果は一つもひっかかりませんでしたが、白血球に反応がありました。
これはアトピーだということで、飲み薬を飲み続け、通うようにいわれました。
薬も説明なくだされ、いきなりアレルギーと言われたために信用ができず飲んでいません。
乾燥だけでアレルギーとわかるのでしょうか?
また、アトピーだとして、飲み薬をのまなければいけないのでしょうか?
 

A65 アトピー性皮膚炎

 
可能であれば、患部の写真(デジカメでOKです)をとり、メールに添付していただくと具体的にお答えできると思います。また、小児期も含めて、皮膚が弱い、湿疹体質だったとか、ご両親、ご兄弟に喘息、花粉症、ジンマシン、皮膚のアレルギー、薬アレルギーなどの病気はあったのでしょうか?これらの点について、お聞かせいただけるとよりお答えしやすくなります。 
 
6/21 お礼・報告・質問メール
返信が遅れてしまい、もうしわけありません。
父が蕁麻疹がでやすく、弟は小さい頃アトピーと喘息がありました。(ひどいものではなかったようです。現在はなにもないようです)
私自身に関しては、ストッキングや、レースの密着するような下着などを身につけると痒くなります。
昨年の冬は、例年にくらべ肌の乾燥がひどく、風呂上がりに乳液を塗ってもすぐにかさかさと粉をふくような状態でした。昨年の秋頃、咳が二ヶ月ほどとまらなくなりました。(その際も相談のメールをさせていただきました)
その時は、アレルギーでは、と言われたものの検査もせずに原因は特定しませんでした。
今回のアレルギー検査項目はイネ科 穀物 食物 コナヒョウダニ カンジタ ピティロスポリウム トリコフィトン イヌ皮膚サバ ガ アニサキス ヒノキ 黄色ブドウ球菌Bでした。
アレルギー反応と言われたのはアレルギー項目ではなく白血球値でした処方された飲み薬は
アレジオン錠20 と アイピーディカプセル100です。
塗り薬として処方されたのはメサデルム軟膏0.1% ゲルナート軟膏 ヒルドイドソフトウレアクリーム20%とヒルロイドローションです。
現在、風呂上がりに処方されただけを塗っています。飲み薬は服用していません。画像ははっきりうつっていません。
 


Q64 消毒薬(イソジン)の使い方

 
診察の際、入浴前にイソジンを使って消毒するというご説明がありましたが、もう少し詳しく教えていただけますでしょうか。
 

A64 アトピー性皮膚炎におけるイソジン療法

 
消毒用のイソジン薬を用意します。
※これはうがい用のイソジンではありませんので、念のため。
 
(1)裸になってお風呂場に入ります。
(2)洗面器にお湯(ぬるま湯、水)をくみ、イソジンが10%になるように加えます。
(3)その10%に薄まったイソジンを体中に手でかけます。しみる場合はもっと薄めてください。
(4)イソジンによる消毒は、イソジンが乾くときに殺菌能力を発揮します。ですから数分は流さないようにし、イソジンが乾くのを待ちます。この間に顔を洗ったりしてもよいでしょう。
(5)イソジンが乾いたこと確認したら、洗面器にお湯をくんでかけたり、お湯のシャワーをかけて洗い流します。イソジン液は水溶性なので、今のような方法でお湯をかけると大抵は落ちてしまいます。
 
この簡単な操作だけで皮膚の表面の雑菌はかなり除菌することかできます。洗い流したら、あとは普通の手順で入浴します。
 
お風呂から出たら、保湿剤やお薬ををすぐにぬり込みます。
 
以上です
 


Q63 アトピー性皮膚炎の薬について

 
こんにちは、いつもお世話になっております。いくつかお聞きしたい事があります。
 
1.先日処方していただいたオイラックスについて顔(おでこと頬)と首に塗布しても大丈夫でしょうか?またプロトピックと併用(夜はプロトピック、日中はオイラックス)は可能ですか?その他オイラックスの使用について注意すべきことは何かありますか?
 
2.プロトピックの副作用について
プロトピックを使い始めたのは2年前です。2年前使い始めた当初は副作用がありました(あつくなってちりちりする感じ、やたら痒くなる)。ですが副作用は最初だけと聞いていて、実際その後副作用はなくなり、またしばらく間をおいてから使用しても副作用は起きませんでした。ところが、おととい首の痒さに耐えかねてプロトピックを久々に塗布したところ最初の副作用のようになりました。突然ものすごく痒くなったり、ひりひり痛くなることもあります。熱がこもっている感じで首の感覚が少し麻痺している気もします。これはプロトピックによる副作用なのでしょうか?もしそうであれば、最初の数日は我慢して使っても差し支えないでしょうか?また乳液(Aveneという温泉水から作った乳液)と混ぜて塗布したのですが、それがよくなかったのでしょうか?プロトピックの副作用はもうないと思っていたので気になりました。
 
以上です。お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。
 

A63 アトピー性皮膚炎とプロトピック軟膏

 
1.一般的には、プロトピック軟膏はそのまま単品でお使いになるのがお勧めです。というのは、混ぜて使用すると、皮膚炎が悪化した場合には、プロトピックのせいなのかまたはもうひとつの別のもののせいなのか、または両方混ぜることにより何らかの化学反応が起きてしまったのかなどさまざまのことを考えなければならないからです。
基本的には保湿剤例えばワセリンなど混ぜて薄めていくというのが安全な方法といえましょう。
 
オイラックス軟膏について使用してカユミが減れば、それは皮膚にあっているので、そのままお使いになればよいでしょう。
 
2.小児用プロトピックは成人用の3分の1の濃さです。そのため皮膚への刺激が少ないのです。
 
プロトピックというお薬は、そのままでは皮膚の中に染み込んで行かないために、界面活性剤が混ぜられています。そのために界面活性剤が皮膚の細胞の間を押し広げていくと、そこにある神経を刺激してしまいぴりぴりと痛みが出てしまうのです。通常は3ー4日で体が慣れてくる場合が80-90%です。しかしながら、どうしてもプロトピックが合わない方もいることは事実です。特に皮膚炎が強い場合には、痛みが強くなる場合が多いといえます。その場合には最初にステロイドを少し練り皮膚の炎症が減ってからプロトピックを使用すると良いかもしれません。
 
乳液と混ぜてご使用になったようですが、やはり最初は単品でお使いになって、皮膚に合うかどうかお試しになると良いと思われます。なんといっても、プロットピックは便利なお薬なので、ご自分に合う使用法が見つかれば良いですね。
もし、どうしても合わないならば、そのときは別の方法を考えましょう。必ず何らかの方法は見つかると思います。
 


Q62 アトピー性皮膚炎について

 
1歳4ヶ月の男児です。
先日、アトピー性皮膚炎と診断されました。
簡単ではありますが、今までの経緯をご説明させていただきます。
生後1ヶ月、顔に乳児湿疹ができ悪化させてしまいます。
産婦人科より、ネオメドロールEE軟膏を処方されますがあまり良くならず、小児科へ。顔の湿疹と体のかさつきにプロペト+アルメタ軟膏を混ぜたものを、頭皮少々のかさぶたに、リンデロンVG+精製水を処方され、2週間程で良くなりました。その後、ヒルドイドソフトのみのケアーになったところ、また顔や体にかさつきが出始め、もとの薬に戻りました。あまりステロイドを使用してもと心配していたところ、別の小児科の先生に出会い体のかさつきには、モクタールとプロペトを処方して頂きました。
4ヶ月程で肌の状態が良くなり、プロペトのみのケアーになったところ、膝から足首にかけて貨幣状湿疹が表れるようになりました。
最近の治療としましては、上記薬と電解イオン水を使っています。
現在の症状としましては、腕や脚のかさつき・痒み・所々に赤み、膝から下のゴワゴワ・貨幣状湿疹、膝裏の赤み等です。
先生の著書を拝見するまでは、モクタールでの治療を(使い始めて1年になります)気長に続けていこうと思っていたのですが、このまま薬を使い続けていって良いものか不安になりました。分かりずらい説明かと思いますが、ご助言頂ければと思います。(食物アレルギー検査はしておりません)
 

A62 アトピー性皮膚炎

 
基本的に現在の外用薬で良いと思われます。
 
しかし一般的に皮膚全体が真っ赤にはれるアトピー性皮膚炎と比べて、貨幣状湿疹の場合は薬に対しての皮膚の反応がゆっくりという場合がよく見られます。換言すれば、少し気長に薬を塗り続けなければいけないといえます。
 
私の場合は、貨幣状湿疹の時はステロイドを塗る期間が長くなるような印象があります。
 
一般的にこの時期(5-6月)は天候が不順であるだけではなく、気温や湿度も上昇するために、皮膚がかゆくなったり、汗の刺激で皮膚炎が悪化すると場合多いのですす。寒い乾燥した時期には保湿剤を中心とした外用薬を使用しますが、汗で皮膚がべたべたになった時には亜鉛華軟膏(サトウザルベ)を基剤として使用する場合が増えてきます。
 
モクタールをお使いになっているようですが、このマツヤニエキスの入った軟膏は、これによりカユミがうまく治まる場合にはなかなか有用な薬という印象があります。正露丸のような独特の消毒剤のようなにおいさえ気にならなければ、そのままお使いになると良いでしょう。ただし夏にはべたつくために基剤として亜鉛華軟膏とミックスして使うと良いかもしれません。
 
食物アレルギーの検査をまだしていないということですか、現在の治療が効かなくなったり、広範囲に皮膚炎が広がってきた場合には、食物が原因のひとつかもしれませんので、その時にお調べになればよいでしょう。
 


Q61 4ヶ月児のアトピー性皮膚炎について

 
4ヶ月の娘のことで相談です。
 
育児書などで見られるアトピー性皮膚炎と同じ症状があり(腕・足・頬のかさかさなど)、入浴後にはお腹が赤くなります。
2ヶ月の時に小児科を受診しましたが、その時はリンデロンVGを処方され、特に何もケアすることはなく放っておいていいと言われました。あまりにも赤みが強くでた場合にはリンデロンをうすく塗るようにとの事でした。
最近のとても暑かった日に汗をかかせてしまい、ひざの裏と足首が赤くなり、その後かさぶたになりました。
 
今度は皮膚科を受診しましたが、やはりアトピー性皮膚炎との診断でした。現在の病院では、入浴後は必ずプロペトを塗り、かさぶたや皮膚のかさかさが強いところにはロコイド軟膏と親水軟膏を混和したものを塗るように指示されました。
5日間薬を塗っていましたが、症状の改善は見られず(腕・足のかさかさは良くなっていますが、入浴後のお腹の赤みは強まりました。)再度受診したところ、ザジテンシロップという内服薬を処方されました。
 
食物アレルギー検査のために採血を行い、結果が出るまでの間、実験的に卵を控えてみるということになりました。栄養は100%母乳です。
不安なのは、皮膚科を受診してから(薬を塗りだしてから)症状が悪化したように思われることと、安易な食事制限は良くないと読んだことです(ベビモ付録より)。最初の小児科と現在の皮膚科とで、症状への対応があまりにも違っていたことも気になります。
適切な診断で、今後も現在の治療方法で良いのかを教えてください。
 

A61 アトピー性皮膚炎

 
アトピー性皮膚炎はこの20年間に急速に増加しました。そのために医学的知識が追いついていないだけでなく、治療法が完全には確立されていません。その結果、医師によっていうことや治療方針に大きな差があり、また民間療法が非常に多い、などの点が目立ちます。そのために患者さんや保護者の方たちの当惑は大きく、社会問題化しているといっても過言ではありません。
 
原因がすべてわかっているわけではありませんか、乳幼児期では食物が主な原因である場合が20数%を、2-3歳児以降はチリダニの影響が強くなり、思春期以降には心理的ストレスの影響が大きな比重を占めてきます。
 
これら以外に、考えられる原因としては飲料水、食品添加物、大気汚染など都会生活に伴う各種の誘因が複雑に絡み合っているといえそうです。これらの数多くの原因の中で辛うじて検査ができるのが食物アレルゲンでありチリダニアレルゲンといえます。
 
食物はアレルギーかどうかをきちんと診断するのはなかなかやっかいです。血液検査や皮膚検査だけで診断してしまうと、何割かは過剰診断となり、実際食べられるにも食品を除去してしまうというようなことになってしまいます。これを避けるためには除去テスト負荷テストもは不可欠です。この除去テスト、負荷テストは私のホームページのIllness(病気)の項目の中の食物アレルギーの項目をお読みください。また私のHPに寄せられたQ&Aコーナーの食物アレルギーやアトピー性皮膚炎の項目をご覧になるとお分かりのように、多くの場合にこの除去、負荷試験をやっていないのが現状といえます。
 
その後血液検査の結果はいかがだったのでしょうか。その結果を教えてください。より具体的なアドバイスができるかと思います。
 
終わりにお返事が大変遅れましたことをおわび申し上げます
 


Q60 ①ステロイドの試用期間②入浴法③原因について

 
先日FAXさせて頂いてきました。
お忙しいところ、わざわざお電話を頂きましてありがとうございました。
HPより、何度かメールを送信していたのですが、私のパソコンがウイルスにやられていたらしく、送信できずにおりました。なんとか、ウイルスを退治できましたので、以下、先日FAXさせていただいた内容を添付いたします。
宜しくお願い申し上げます。
 
現在4ヶ月の息子が、2ヶ月終わり(2月下旬)頃から湿疹が顔を始め身体中に出、アトピーと診断されました。その件で3点お聞きしたい点がございます。
 
皮膚科で、エンビロン(http://www.protea.co.jp/)のアンチオキシダントジェルとクリームを1日数回、保湿が足りないときはヒルドイドソフトを塗るように、またその上からアルメタ軟膏0.1%とプロペトを1:3で混合したものを塗るように処方されました。ステロイドの方は、ひどい時は1日3回、よくなってきたら回数を減らすようにいわれました。
 
先日、セルテクトドライシロップを1日1回夜、半錠(0.125g)飲むよう処方されました。
 
① ステロイドの試用期間について
現在、1週間でアルメタ軟膏とプロペトが混ざったものを全身で10gほどを2ヶ月弱使用している状況です。皮膚科の先生は、「5~6ヶ月様子を見て使っていきましょう。この程度の量なら大丈夫です。その間に、ステロイドの使用量が減っていけばいいのですから。」とおっしゃいますが、ステロイドは、2週間くらいでやめた方がいいという話も聞きます。実際にはどうなのでしょうか。ステロイドは1日3回を2~3日つけるとだんだんよくなってくるので、2回1回と減らしていき、1日1回でほとんどきれいになりかけた頃に、またひどくなり、3回にもどるということをくりかえし、やめている期間はありません。症状は、赤く炎症をおこしたり、じんましんのようにはれあがったり、乳幼児にきびのように真中が白いぶつぶつができたりと様々です。皮膚はカサカサと乾燥し硬いですが、良くなるときは白くかなりやわらかい肌にまでもどります。
 
② 入浴法について
知り合いが、ステロイドを使わず、38℃のお湯に1日30分×3回お風呂に入り代謝を高めるという方法でアトピーを治したという話を聞きました。ステロイドを使う使わないに限らず、この入浴法だけでも取り入れるということはいいことなのでしょうか。また、1日3回ではなく、1日1回でもそういう入り方をした方がいいのでしょうか。いろいろな本を見ると、お風呂は短い方がいいという先生と、1回30分くらい入った方いいという先生がいらっしゃるようですが。
 
③ 原因について
皮膚科の先生も小児科の先生も、まだ検査してもわからないからという理由で、血液検査等何もしていません。現在は母乳のみで私自身の食事制限はありません。そろそろ離乳食を始めなくてはいけないこともあり、原因がわかれば、と思うのですが、いつくらいに調べるのが理想的なのでしょうか。
 
以上3点です。長々と要領のつかみづらい文章になってしまいました。まとめて記したつもりですが、これでおわかりになりますか?
 
ちなみに、私も幼少の頃からアトピーで、最近はやっと少し治まりましたがステロイドはずっと様子を見ながら使い続けています。原因も調べましたが、私の場合何もでませんでした。できれば子どもは、小さいうちに、治してあげたいと思うのですが。
 
お忙しいとは思いますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 

A60 アトピー性皮膚炎

 
(1) アトピー性皮膚炎にステロイド外用薬を使用した際の、減量法にはいくつかの方法があります。ひとつはん数カ月間、ステロイド外用薬を塗り続け、その後保湿剤に切り替えていく方法。2番目はん私が良く使用している方法で、まずステロイド外用薬を使用し、その後、混ぜ合わせる保湿剤の量をふやして、ステロイド外用薬を薄めていく方法です。どちらの方法をとるにせよ, うまく減量できればよいわけです。お子さんの場合最初の方法がうまくいかなければ、2番目の方法を採用し、保湿剤の割合を1対1から1対4、そして1対9と増やしていけばよいでしょう。
 
(2) アトピー性皮膚炎の皮膚の特徴のひとつに、ドライスキンがあります。ドライスキンを持っているとすべてアトピー性皮膚炎というわけではありませんが、アトピー性皮膚炎の患者さんはほとんどといってよいほどドライスキンをもっています。
ドライスキンは皮膚の表面の層に水分が十分保持できない構造のためにおきます。この治療にはワセリンなどの保湿剤を皮膚の表面に練り、水分の蒸発を極力抑えるという方法が一般的ですが、最近は医薬品としては使用できませんがセラミド、ヒアルロン酸などの入った外用薬をよく見受けます。これらの外用薬の欠点は化粧品扱いでないために、高価という点です。全身に使用した場合、1カ月数万円以上かかってしまいます。
 
約10数年前にアメリカで行われた実験的治療ですか、ロッキー山脈のふもとにある温泉を用い、室内の個人用のプールにのワセリンに入ったバケツを置いておき、窓の外のロッキー山脈の雄大な景色を眺めながら(ストレスがない!)、1日8時間の間、保湿剤を塗っては目の前のぬるま湯の風呂につかりまたそれを繰り返すという治療法を、1週間を行うと、お肌はステロイド薬を使用しなくてもつるつるになったという報告もあります。このようにアトピー性皮膚炎の治療では、いかにドライスキンを改善するかということが1番のポイントとなります。
したがってアトピー性や連の場合。入浴方法にはさまざまのほうほうがあります。る皮膚には個人差があるためにひとつの方法が0万人にあうわけではありません。お子さんに合う方法を見つけるとよいと思われます。いろいろ試してみて、あっている点は採用し、そうでない点は参考にしなければよいです。
 
(3) 皮膚炎の症状がある程度以上であれば検査することはこの月齢でも無駄ではありません。しかしただ検査をするだけでは不十分です。その結果をいかに判断し、治療に反映させていくかというアトピー性皮膚炎を見慣れた専門医の知識が必要と思われます。さもないと検査をしたが、そのデータを読みきれない、言い換えれば十分に治療に入りできないということになってしまいます。そうなると痛い思いをして、針を刺されて採血されたということが無駄にもなりかねません。
 


Q59 血液検査

 
はじめまして 書店で偶然先生の本を購入し今回はじめてメールでご質問させて頂きます。
現在7ヶ月の娘が3ヶ月をすぎた頃両頬がかさつき、小児科にて保湿剤を処方してもらいました。がよくならず頬が赤くただれたようになり皮膚科を受診。以降現在も通院中です。
最初ステロイドに抵抗があり皮膚科の先生にも相談したのですが炎症を抑えるには今はステロイドを使いましょう。ということでケナコルト、ロコイド、など状態をみながら薬を処方して頂きいまはアルメタとプラチナベース7:3とアンダーム軟膏を1日おきで1日1回使用しています。 
 
そこでお伺いしたいのですが4ヶ月もの間湿疹が治らないのはアトピーでしょうか。皮膚科では乳児湿疹といわれています。一時期膝のうらも少しあかくなったのですがステロイドを2日ほど塗りあとは落ち着いています。今はほほの赤み、かさつき。口の周りのただれ。あと足首やおなかも日により赤くなったりかさつきがみられます。かゆいようで足はこすりあわせるような仕草をよくし、おなかはお風呂の時などかこうとします。
なかなかなおらない湿疹が気になったので風邪で小児科を受診した際血液検査をして頂きました。結果非特異IgE RIST72、動物上皮5.67,卵白6,66,卵黄1.46
小麦1.19,牛乳0.80 などと結果がでました。
 
小児科では離乳食などで与えるのを制限するよう言われましたが、皮膚科では卵以外は成長に影響がでるので与えてもよいと言われました。正直迷っています。検査結果がどの程度(アレルギーが強い部類なのかそんなに強くないのか)もわからず今後離乳食をどうしたものか・・・
 
Q&Aをみると血液検査のみで制限するのは良くないのかとも思うのですが。食べさせて反応を見るべきか、別の検査を受けるべきか先生のご感想をお聞かせください。
あと犬を飼っているのですが(ラブラドール 屋外)飼うのをすぐにでもやめるように親からいわれ悩んでいます。やはりだめでしょうか。
現在まで直接接触が無いためか特に症状は出ていないようにおもうのですが。
長々とすいません。宜しくお願いします。
 

A59 アトピー性皮膚炎

 
(1)アトピー性皮膚炎とは、一言で言うとアレルギー体質のある皮膚炎で、体の何箇所に特有の湿疹があり、乾燥肌(ドライスキン)があり、かゆみが強いのが特徴です。診断には直接皮膚を拝見する必要があります。可能ならデジカメで皮膚の画像をメールに添付してお送りください。
 
(2)アトピー性皮膚炎や乳児湿疹は一般的にはまず保湿剤やじくじく皮膚には亜鉛化軟膏の外用薬を使用し、十分に効果が得られないときにやむを得ずステロイド外用薬を使用します。ステロイドは徐々に減量するのがお勧めです。皮膚の炎症が治まったら、徐々に保湿剤の比率を増して、ステロイドを減らしてゆきます。この方法は今回、主婦の友社から出した、アトピー、アレルギーブック(平成16年3月刊行)を参照されるとよろしいかと思います。
 
(3)食物では卵が気になります。やはり、食物除去および負荷テストは必要でしょう。特定の食物を除去するのは、その食物が皮膚炎の原因であるときちんと診断されてからするべきでしょう。次々検査を受けるよりは食物アレルギーをよく知っているアレルギー専門医と相談されるほうがよいでしょう。除去テスト、負荷テストの具体的方法は上述の本にも出ておりますので、ご参考になると思います。
 
(4)犬にも抗体が出ています。犬のいない環境で数日から1週間生活して、皮膚の改善が見られるかを観察しないと、現時点では何とも言えません。私自身はイヌ派などですが、このアレルギーとペットの問題ではいつも悩んでいます。ホームページのQ&Aのなかにも掲載されていますが、この年齢で検査で抗体が出ている場合には、ひょっとするとイヌも原因のひとつであるかもしれない、または将来、因果関係がはっきりしてくるかもしれないということは、頭の隅においておく必要はあるでしょう。
 
ゴールデンレトリバーとは異なり、ラプラドールは一般的には水を好むjので、まめにお風呂に入れるのもひとつの方法でしょう。
 


Q58 アトピー性皮膚炎

 
永倉先生の著書を拝見しまして、メール差し上げます。
7ヶ月の娘ですが、4ヶ月のころより口元が乾燥して赤くなりよだれと指しゃぶりのかぶれかと思っていたのですが、5ヶ月になったころじくじくしてきたため、皮膚科を受診しました。アトピーとのことで、コンテスとプロペトが処方されました。しかし湿疹はあまりよくならずむしろ広がって、週に2回通院して、プロペとのかわりにアズノールやコンバックを処方されたり、コンテスのうえからサトウザルベを塗るように言われました。それでも湿疹はできたり消えたりして、耳裏、肩、首にも少しでてきました。
3週間くらいたったころに別件で小児科へ行ったところ、「ステロイドはやめたほうがいい。アトピーではないし、2歳くらいまでに治る」といわれ、引っかいて傷になったところにはゲンタシン軟膏を、湿疹には亜鉛華軟膏ニッコー、ワセリン、ザーネを混合した軟膏を処方されました。
 
皮膚科の指示ではステロイドを使いつづけていたため、少し不安を覚えていた頃でしたので、小児科の指示に従うことにしました。小児科の薬で耳裏、肩は良くなりましたが、口元、首はよくなりません。口元も首もじゅくじゅくしてはいませんがかゆみが強いようです。首はだんだんひろがっています。ちなみに、口元、首とも左側がひどく、右側は少しぷつぷつするときもありますが、すぐ治り、かゆみはなさそうです。
また、チーズで蕁麻疹がでて、血液検査をしたところ牛乳がクラス2のアレルギーでした。(大豆、卵白はなしでした)小児科の先生は「この牛乳アレルギーがアトピーに移行することはほぼ皆無」とおっしゃいました。
 
以上が経緯なのですが、このままではもしかして全身にひろがっていくのではと心配でたまりません。
以下に質問を記載しますので、ご回答よろしくお願いします。
 
1.この湿疹はアトピーでしょうか。
2.アトピーは左右対称でない場合もあるのでしょうか。
3.現在の湿疹に母乳(私は食事制限をしていません)が影響してるということはないでしょうか。
4.脱脂粉乳入りの赤ちゃん用おせんべいなどでは蕁麻疹はでませんが、与えないほうがいいでしょうか。
5.ステロイドで集中的に治療したほうがいいのでしょうか。
6.乳・卵・大豆以外のアレルギー検査もしたほうがいいでしょうか。
 

A58 アトピー性皮膚炎

 
直接、皮膚を拝見していないので断定的なことはいえないのですが、現状では、アトピー性皮膚炎のことを頭において、ケアーする乳実湿疹でよいのではないでしょうか。但し、あなたとあなたのご主人に喘息やアトピー性皮膚炎、花粉症、ジンマシンなどが小児期から現在までにあれば、アレルギーの要素は強くなるので、アトピー性皮膚炎のリスクは少し高まります。
 
口元、首はこの時期にはとくに悪化しやすい物です。それでなくても赤ちゃんは首が短く(ほとんど無い!)うえにくびれて、しわがあるためにそこには汗やミルクがたまりやすく、またきれいにしようとゴシゴシこすり過ぎれば、さらに悪化してしまいます。
 
まずここをきれいにすることからはじめましょう。サトウザルベなどのステロイドを使用しない方法で1週間治療しても、悪化するようなら病名は別として、まず弱いステロイドを混ぜたサトウザルベでスキンケアーし、その後私の本にある徐々にステロイドを減量したらよいでしょう。全身に塗るわけではないので心配はまずご無用です。
 
(1)直接、皮膚を拝見していないので断定的なことはいえないのですが、現状では、アトピー性皮膚炎のことを頭において、ケアーする乳実湿疹でよいのではないでしょうか。
 
(2)多くの場合は大体左右対称ですが片側が治りにくい場合もよく見られます。
 
(3)食物が関わっているかどうかは、疑わしい食品を2週間、あなたが食べないようにして、皮膚の改善が見られ、また再開したら皮膚症状の悪化が見られたならば(これを除去テスト、負荷テストと言います。本の中、46,47,110,111ページを参照ください。
 
(4)食べて何の症状も出ないときは、そのまま継続してまず大丈夫です。
 
(5)先にお答えいたしました。
 
(6)食べた時に何らかの症状が出るならば、あわててする必要は無いでしょう。本の44、45ページをチェックしてください。
 


Q57 子ども(2ヶ月)の湿疹について

 
1ヵ月半ころより顔全体に湿疹ができはじめました。
脂漏性湿疹のような感じではなく、朝や昼寝から目覚めた後や入浴後にひどく痒がり、湿疹の部分が紅潮します。乳児の湿疹の診断は3ヶ月を過ぎないとはっきりしないとよく聞くので、まだ皮膚科には受診していません。
睡眠中や、おとなしくしている時は症状も緩和し、紅潮もおさまりますが、このように一日のうちに症状が変動するのはアトピー性皮膚炎の特徴でしょうか?また、入浴後保湿の目的でワセリンを塗布していますが、それでもところどころ乾燥しています。
 

A57 アトピー性皮膚炎

 
アトピー性皮膚炎とはアレルギー体質のある湿疹(皮膚炎)のことです。
 
湿疹は一箇所ではなく、体、頭など何箇所に見られます。痒みの強いことも特徴です。皮膚が過敏(弱い)ため、ちょっとしたことで痒みが増します。一般的にはドライスキンが見られますが、ドライスキンでもアトピー性皮膚炎では無い方も多いため、ドライスキンがすべてアトピー性皮膚炎というわけではありません。お子さんの場合ワセリン以外の保湿剤を試すのも良いかもしれません。
 
直接拝見できないので、これ以上の知識は最近、主婦の友社から出版されたアトピー&アレルギーBOOK(1100円)をお読みになると、お役に立つと思います。(保湿も含めたスキンケアーのことも解せつぃしています)書店でご覧ください。 
 
お礼&再質問
回答ありがとうございます。
先日小児科(先生のアドバイスによりアレルギー学会認定医の資格をもつ医師のクリニックを選びました)へ受診いたしましたところ、乳児湿疹とのことで、ヒルドイドとロコイドの混合薬を処方していただきました。
軟膏を塗布すると湿疹はびっくりするほど軽快しましたが、まだ時折痒がります。特に薬についての指示はなくいつまで塗布する必要があるのか分かりません。
大腿部にも少し湿疹が出始めたようで(発赤はなく、乾燥した感じもありません)、湿疹のある部位にはまんべんなく塗っておいた方が良いのでしょうか。
 
回答メール
よくなられたということなのでひと安心しています。
ステロイドはもう少し塗り、その後少しずつ薄めたり減量しましょう。
 
回答メール
皮膚炎
入浴の後、入眠時などには体温が0.2-3度上昇し、皮膚の血の巡りがよくなり、その結果赤くなったり、痒くなることはごく自然の現象です。冷たいお絞りをそっとその部分にあてて(ゴシゴシ擦らないようにしましょう!)、冷やしてから保湿します。夏などあせがひどいときはシャワーが良いでしょう。その後の保湿をお忘れなく。
皮膚の痒みやドライスキンはアトピー性皮膚炎だけの特徴ではありません。保湿剤はワセリン以外にもありますので、他のものを試すのも、良いでしょう。痒みには抗ヒスタミン薬の内服も試す価値があります。
 
お礼&再質問
毎回、親切丁寧な回答をありがとうございます。
小児科で処方していただいた、ヒルドイドとロコイドの混合薬は、非常によく効きますが、塗布しないとやはり湿疹が再発します。
最近は顔だけでなく前胸部、両上肢にも湿疹が出るようになりました。しかし痒みはないようです。ヒルドイドのみの塗布でも症状は軽快してくるのでしょうか?
またアトピーの特徴として耳たぶの湿疹があるようですが、これは両側性に出現するものですか?うちの子は右耳のみ湿疹があります(発赤はありません)
 


Q56 湿疹について

 
もうすぐ4ヶ月になる子どものことでご相談です。
生後2ヶ月過ぎから湿疹が出始め、3ヶ月頃あごと首のかぶれがひどくなりました。
(ジクジクして黄色い液が出てきました)
小児科にかかると、ロコイドとワセリンのミックスと抗生剤(名前は忘れました)を処方され塗りましたが1週間過ぎても治らず、次に皮膚科にかかりました。
亜鉛華軟膏で乾かそうと処方され塗っていましたが症状は変わらず、翌週にアンダームを下地に塗るよう処方されました。これまた一向に改善されませんでした。ここまではあごと首のみの受診です。
 
ちょうど集団検診があり先生に今までの経緯を話すと、あごと首はきちんとした薬を使えばすぐに治るということで、その先生の病院を受診しました。体や顔なども湿疹もかなり出ていたのでリンデロンVG(あご・首)、キンダベート・ゲンタシンMIX(湿疹の部分)、フエナゾール・プロペト・レスタミンコーワMIX(かさかさの部分)を処方されました。
あごと首はすぐによくなりましたが、体や腕の湿疹はまだ残っています。
 
念のために血液検査を・・と言われ採血。卵・牛乳・小麦など主要な10項目を調べましたが結果はすべて陰性でした。現在は母乳のみで育てているので、私が卵・牛乳・小麦の摂取を控えるよう指導がありました。
結果が出るまでの1週間、卵・乳製品は控えていましたが、湿疹は変わらずあります。
 
BCG接種もあったのですが、その時の先生は「きちんと肌ケアさえすれば、1歳ぐらいできれいになる」とおっしゃいました。先生によって言うことが違うので、正直悩んでいます。
上の子も同じような状態でしたが、月齢があがると徐々に肌もきれいになりました。
家族にアレルギー症状を持つ者はおりません。
このままきちんと調べずに除去食を進めるのはいかがなものか・・と疑問です。
 

A56 アトピー性皮膚炎

 
乳幼児のアトピー性皮膚炎の場合、食物が原因であるのは20数%と考えられています。お子さんの場合、血液検査もしても一般的な食物について陰性であり、1週間の間卵、牛乳および小麦の除去テストをしても何ら症状の変化がなかったことを考えると,現時点では皮膚炎の原因が食物である確率は低いと思われます。
 
またご家族にもアレルギー体質もないということと考えるとさらに、食物が原因であるつまりアレルギー性の要素が強い皮膚炎ということは考えにくくなります。
 
注意してステロイドを使用して状態が良くなっているようですので, 今後はスキンケアー中心でよろしいと思います。一般的にあごはミルクや離乳食でぐちゃぐちゃになりやすい場所ですし、首もまたこすれやすいので、他の場所より皮膚炎が治りにくいことはよく見られる現象です。あわてず、少し時間をかけてじっくりスキンケアーをされると良いでしょう。
 
血液検査が陰性でも食物アレルギーが原因である場合も時には見られます。その場合には血液検査だけでなく皮膚テストも行うとよいでしょう。また食物除去テストの期間は2週間が望ましいとされています。ですから今後もう1度食物塾テストをする場合には2週間の間きちんと除去されると良いと思います。
 
アトピー性皮膚炎に関してはこの10数年間に急増したために、お医者さんによって考え方が違い、その結果患者さんが判断に迷う場合が多いのが現状です。医師もこのような状況はよく分かっている人たちもいるために、食物アレルギーの診断と治療のガイドラインを作る動きも出ております。もう少しお待ちください。
 


Q55 アトピー性皮膚炎の薬の使用について

 
現在3ヶ月半の息子の事でお尋ねいたします。
 
生後まもなくから中毒疹が出ており、入院中はイソジン消毒をしていました。
1ヶ月の時に、全身に赤い湿疹があり皮膚がザラザラしており皮膚科へ行ったところ、デキサメサゾン軟膏を処方されましたが、一向によくなりまでした。
2ヶ月の時には、口の周りや頬が水泡がつぶれたようなグチュグチュとした状態で、頭皮も黄色い汁で常にべっとりしていました。また、しょっちゅう痒がっていたので再度受診しました。湿疹がない部位は足の裏だけでした。そこで、混合されたステロイド(名前は不明)と、症状が軽い部位にはトパルジック軟膏を塗り始めましたが、トパルジックは効き目がなく止めました。
3ヶ月目に別の皮膚科へ行き、「アトピー性皮膚炎」と診断され、顔・体にはキンダベート軟膏(1日2回)、頭皮にはリドメックスローション(1日1回)、アンホリル軟膏(1日何度でも)、かゆみを抑える内服薬ジキリオンシロップ(1.5mlを1日2回)を処方されました。シロップを飲んだ翌日からほとんど掻かなくなり夜もまとめて寝るようになりました。
 
足の甲まで全身にひろっがていた湿疹も少しは治まりましたが、背中、口の周りは以前同様です。口周りは水泡も出来ています。体にも、顔にも口周りにも、キンダベートを同様に塗っても大丈夫なのでしょうか。
部位によって使い分ける必要性があるのでは?また、シロップを飲んでもかきむしったりする事もありますが、これは飲みつづけるうちに効かなくなってきたという事でしょうか?長期使用による副作用はあるのでしょうか。
 
2週間目に受診した際、ステロイドで多少よくなった部分に塗る弱い薬が欲しいといったところ、非ステロイドのアンホリル軟膏を塗るよう指示されました。一日何度でも塗って良いと言われたのですが、非ステロイドにはかぶれの危険性もあると先生の著書で読みました。せっかく良くなったのにかぶれてしまっては・・。それとも、良くなったとはいえカサカサやザラザラしているので、ツルツルになるまでキンダベートを塗った方が良いのでしょうか。皮膚科医師は「アンホリルはアンダームに比べかぶれにくい」と言っていました。ワセリンやヒルドイドで保湿するだけでは無理なのでしょうか。
 
先生の本を読ませていただき、徐々にステロイドを弱くしていき最後は保湿剤だけで維持するのだと知りました。症状の良くなった部位には1キンダベート以下の弱いステロイドか、2アンホリルか、3保湿剤か・・どのような薬を塗ればよいのか途方にくれています。
生卵がダメだと検査結果が出ました。今は母乳のみなので私が除去するようにしていますが、練り製品や、菓子パン、クッキー、ハンバーグ(つなぎで使用)、フライの衣等も避けるのでしょうか?
 
もうすぐBCGの予防接種がありますが避けた方が良いですか?
お忙しいなか本当に申し訳ありませんが、是非ともアドバイスをよろしくお願い申し上げます。今すぐにでも先生のクリニックで診て頂きたいです。
 

A55 アトピー性皮膚炎

 
いろいろお悩みのようなので、ひとつずつお答えしたいと思います。
 
(1)2ヶ月のときのグチャグチャした黄色の浸出液が出ていたようですが、これはトビヒかもしれません。皮膚の弱い方はこの黄色ブドウ球菌という細菌によるトビヒになることがよくあります。
 
(2)キンダーベートは注意すれば顔にも口の回りにもなっても問題はありません。
ただステロイドの外用薬を使用する際には、これが根本的治療ではないことおよび皮膚の状態が改善してきたら少しずつ薄めて使うということを知っておくことが必要です。
 
(3)ジキリオン(ザジテン)は古くから使われています。
薬の形としては錠剤、ドライシロップ、シロップ、点眼薬、点鼻薬などがあります。発売以来、10年近くの歳月がたっていますが、副作用の報告はあまり見られません。乳幼児でも1年間くらい内服を続けているお子さんもまれではありません。
 
このお薬をずっと飲んでいるときかなくなるということはあまりありませんが、もしそのような点がご心配の場合には同系統の抗ヒスタミン薬のお薬に変えてみるのもひとつの手かもしれません。
 
(4)非ステロイド性の外用薬は、ご指摘の通り接触皮膚炎(かぶれ)を起こすことはよく見られる現象です。しかしながらそれはすべての患者さんに起きるわけではありません。そのような接触皮膚炎が起こる可能性があるということを知ったうえで注意してお使いになる分には一向に差し支えないと思います。
 
(5)キンダーベートで皮膚の状態が良くなったのならば、保湿剤を混ぜて少しずつステロイドを薄めていけばよいと思います。
 
(6)卵アレルギーといって確実に診断されたならば、除去の方法には2つのやり方があります。
 
1つは完全除去といい、卵そのものだけでなく卵製品も完全に除去する方法です。
2番目は不完全除去といい卵そのものは食べませんが、十分に加熱(約180度)をした製品、たとえば、クッキーまたはツナギなどは制限しないというやり方です。
 
大事なことは、完全除去するのか不完全除去するのかを、医学的根拠もとにきちんと決めてもらうことにあると思います。
 
(7)BCGはきちんと受けておいたほうがよいでしょう。BCGによりアトピー性皮膚炎が悪化したという報告はまず見当たりません。
 


Q54 2点教えていただきたい事があります。

 
2点教えていただきたい事がありまして、メール致します。
 
アトピー性皮膚炎の湿疹が良い方向に向いているのですが、やはり治ったと思って保湿剤であるプロペトとビーソフテンローションを混ぜたものを塗っていた所の一部に新しい湿疹が出てきてしまいました。
そういう場合は、また1からロコイド軟膏を塗って、プロペトとの配合を1対1から少しずつ1対2、1対3というかんじでプロペトを増やして1週間から10日はロコイドを塗るというやり方で、間違いはないでしょうか?
 
それと、かゆがる様子がなくなったので、4日ほど前からかゆみ止めである、ポララミンシロップを飲ませるのを止めたのですが、湿疹が出たのと同時にかゆがり始めました。その場合は、またシロップを飲ませたほうが良いのでしょうか?それとも、一度止めて、また、シロップを飲ませてということを繰り返すと、何か副作用が出たりして良くないのでしょうか?
 
どうぞ宜しくお願いいたします。
 

A54 アトピー性皮膚炎

 
最初に、お願い:次回から、もし可能ならデジカメで皮膚の画像を添付していただけるとより正確なお答えができます。よろしくお願いいたします。
 
食生活に大きな変化がなかったり、住宅などの生活環境や寝具などに変化はなかったとしたら、今回の皮膚の悪化は気候の変化によるものと考えられます。もし風邪をひいているとしたらそれは風邪(ビールス性感染)のためでしょう。
 
このところ気温が急激に変わる日が時折見られます。これは四季のはっきりした日本の気絶の特徴のひとつです。今まで寒い日が続いていた日々から暖かい春型への移行時期といえます。この時期は温度変化に伴い湿度も急激に変化するために、お子さんに限らず、このところ外来に来られるアトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚は小児も成人も悪化している方がよく見られます。
 
この初春の時期および汗を描き始める6月から7月そして12月の木枯らしが吹きはじめるころこの3つ時は皮膚にとってつらい時期といえます。
 
今回は寒くて冷たい空気にやっとお肌が慣れていたのに、気温、湿度が急激に変化したためにお肌はうまく対応できてないといえます。お問い合わせのようにせっかく減量してきたステロイドまた元に戻すことは抵抗があるかもしれませんが、心配しないで、まず現在の皮膚炎を治すのに必要な強さに戻しましょう。うまくいったらそしてまた減量すればよいのです。今回まで無事に減量できたわけですから今後も減量できないわけがありません。
 
その際には抗ヒスタミン薬(ポララミン)を併用するとよいでしょう。以前にも外来でお話ししたようにこの薬は妊婦さんにも使う場合がある安全な薬です。妊婦さんに使うことができるということは胎児にも影響がないということです。胎児に問題がなければ赤ちゃんにもまず問題はありません。実際にポララミンは10数年以上前から使われており、副作用の報告は非常にまれです。ですから、まずかゆみを止めることが先決ですので、心配しないでお使いください。そしてステロイドの量を少し元に戻し、早く皮膚を直して、それからまた減量に入るのが最善の方法といえます。
 
今回のことを乗り切れば、次回の梅雨時そして初冬の時期の皮膚の悪化にも安心して対処できるようになると思います。がんばってください。
 


Q53 小児科と皮膚科どちらに行くべきか

 
はじめまして、7ヶ月の女の子のアトピー性皮膚炎についてお尋ねします。
生後2ヶ月頃より顔特に両頬がジュクジュクし乳児湿疹のひどいタイプとして小児科よりアルメタ軟膏を頂き、よくなればアルメタにプロペト入り、その後プロペトのみの軟膏塗布で経過をみていました。良くなったり悪くなったりを繰り返し、5ヶ月になる頃には、アルメタにプロペト入りの軟膏を毎日塗るようになり、改善の兆しがありませんでした。そこで、4歳の息子が通院している皮膚科に行ってみる事にしました。
皮膚科では顔のひどい所にアボコート軟膏+親水軟膏を朝・晩塗布、日中及び軽い所は亜鉛化軟膏+ハスレン軟膏塗布、体の乾燥部分にはデルモゾール軟膏+白色ワセリンを塗布してます。内服でツムラ治頭瘡一方エキスを頂いてます。
明らかな改善はなく、2月の半ばに悪化し、3日連続で寝つきが悪く泣くことが多くなり、受診したところプロトピック軟膏の夜1回塗布を処方されました。4日経過した所で2歳以下には処方されない事、副作用の事を知り、自己判断で中止しました。皮膚は赤ちゃん肌のスベスベになるくらい治癒してました。中止後は以前の軟膏塗布をしてますが、相変わらず赤く、掻くことで顔全体赤くなり、口まわりはジュクジュクとしています。プロトピックを処方された皮膚科にまた行く気がせず、小児科に戻ろうかと思案しています。
小児科は、安全が確認されていない薬は使わない事、アレルギーチェックをした方が良いだろうと言われてました。皮膚科はアレルギーチェックを1歳未満で行ってもあまり参考にならないし、この子は食べ物からという感じがしないと言われてました。とりあえず卵だけは食べさせないようにとのことでした。
この数ヶ月、ステロイド塗布ばかりして、親として罪悪感が強くなってきてます。
内服も効果がパッとせず、続けていくべきか悩みはつきません。
先生のアドバイスをお願いいたします。
 

A53 アトピー性皮膚炎

 
乳幼児のアトピー性皮膚炎のすべてが食物が原因ではありません。大抵20数%が食物が原因といわれています。
 
しかしながらお子さんのようにプロトピックまで使っても、まだ皮膚の状態がよろしくないとすれば、食物の検査はした方がよいでしょう。1歳以下だからといって検査ででないわけではありません。出る場合もあります。もし検査で陽性に出たならば、すぐその食物を中止しないで、除去テスト、負荷テストをおやりになるとよいでしょう。
 
この手順については私が最近、主婦の友社、から出版しましたアトピー&アレルギーブック(1,100円、ISBN4-07-241293-7, C2055 )の44ー46ページをご参照ください。
 
この本の27ページには、アトピー性皮膚炎の各年齢における主な原因、具体的には食物・チリダニ、ストレスなどがグラフになっています。
 
お子さんの年齢であればまず食物のチェックとハウスダスト対策(65ページ)を行うことが第一です。
 
それでも完全によくならない場合には、それら以外の原因、現時点ではまだよくわかっていない添加物、水、大気汚染などさまざまの原因があると思われます。しかしながら食物とハウスダストの2点をしっかりと押さえておけば、その後ステロイドを注意して減量(77ページ)できると思われます。
 
次回、ご質問の際は可能であればお子さんの皮膚の写真を添付していただけると助かります。
 


Q52 薬の件で質問

 
2歳半の息子の件で質問です。
今まで数回病院の方でみて頂きました。その際、アトピーのかゆみ止めとして、ポララミンシロップを処方していただき、最初は1日3回、現在ではかゆみがかなりおさまってきたようなので、1日1回、夜だけ、飲ませています。飲ませ始めてから1ヶ月近くが立ちますが、最大、どのくらいの期間飲ませ続けて、問題が無いのでしょうか?
一度、夜飲ませるのを忘れてしまった事があったのですが、その日は、夜中にやはりかゆがっていましたので、今の段階では、まだ飲ませ続けたほうが良いように思うのですが、これほど長期間、薬を飲ませたことが無いので、何か副作用があるのではと不安に思っています。
 
それと、ステロイドの塗り薬として、ロコイドとワセリンをまぜて、これも1ヶ月近く、少しずつ薄めてぬりつづけていて、かなり良くなってきました。しかし、数日前から、今まで湿疹の出ていなかった太ももに、赤みの無い細かいポツポツとした湿疹がでて、かゆがっています。今までのアトピーの湿疹とは違うようで、とりあえず、ワセリンだけ塗って、保湿しているのですが、ここにもステロイドを塗ったほうが良いのでしょうか?また、アトピーは、治りかけてくると、今まで出なかった部位にも湿疹が出るということがあるのでしょうか?
宜しくお願いします。
 

A52 アトピー性皮膚炎

 
(1)ポララミンはかなり昔から使用されている抗ヒスタミン薬です。妊婦さんも使用できるものですので、安全性はまず心配ありません。長期使用もまず問題はありません。
 
(2)夜間の痒みがあるうちは、夜一回は継続したほうが良いでしょう。痒みのために皮膚をかき崩してしまうと、また一から出直しとなるので、痒みはなるべく抑えてあげるのが良いのです。
 
(3)このところ、日中の気温が高く、しかし朝夕の気温は低いため皮膚の状態が悪い方が増えています。この初春、初夏、初冬はお肌にはつらい季節です。お子さんに限らず、これは一般的な傾向といえます。
 
(4)数日間、保湿剤を使用し、うまく行かないときはロコイドの使用を検討されるのが良いでしょう。
 
(5)お肌が弱いうちは、違う場所に新しい湿疹が出ることはよくある現象です。ご心配なく。
 


Q51 卵アレルギーの子供の夜泣き

 
現在10ヶ月になる息子は、6ヶ月すぎた頃に血液検査をしまして、
卵アレルギーということで治療をうけています。
ステロイドを使わず、ザジテンシロップとアンダーム軟膏を使用しています。
じくじくしたときは亜鉛華エルタシンを塗っています。
母乳なため、私も卵を一切たべず、卵成分がふくまれているものも徹底して除去しているのですが、
状況は一向に良くならず、すぐにとびひになったりします。
夜泣きもひどく、1時間おきや2時間おきにほっぺたをボリボリかきながら泣いて起きてしまいます。
どうして卵は徹底して除去しているのに、かゆみやしっしんはおさまらないのでしょうか?
こうも毎日夜泣きがひどいと、かなり参ってしまいます。
薬をもっと効き目があるものに変えたほうがよいのでしょうか?
ここは辛抱の時なのでしょうか?よろしくお願いします。
 

A51 アトピー性皮膚炎

 
お子さんの皮膚炎の原因については以下のことが考えられます。
 
(1) 卵以外の食物が原因となっている。
 
(2) 食物が原因ではなく, 食物以外の因子, 例えばハウスダスト, 食品添加物, 水などの生活環境の中にある何らかの原因物質。
 
(3) 上記の原因以外, たとえばただ単にお肌が弱い, スキンケアーが適切ではない,使用している洗剤の問題点, などが原因となっている。
 
現在お子さんの皮膚のかゆみも強く, このままでいくと皮膚を掻き崩してしまい, トビヒなどの皮膚感染症を悪化させる可能性があります。またお子さんの苦痛も強いため, まず弱いステロイド薬を注意して塗り, 症状が軽くなるにしたがり減量する。
 
同時にかゆみを抑える抗ヒスタミン薬のシロップなどを内服させる, などの対症療法を行う必要があるかもしれません。つまり対症療法行い皮膚の状態を改善し、お子さんの苦痛もかなり楽になったところで、冒頭に述べたさまざまの原因について一つ一つ検討していくという方法もあります。
 
食物のみが原因というふうに考えすぎない方が良いかもしれません。実際に乳幼児のアトピー性皮膚炎において、食物が原因である割合は20数%であるといわれています。このことは頭に置いて日常管理をされると良いと思います。