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 アレルギー以外の疾患



4.化学物質過敏症


Q2 化学物質からの防護

 
はじめまして。私はアトピーと鼻炎を患っています。木工関係の仕事に就く予定ですが、接着剤や塗料などを多量に扱います。アレルギーの悪化や化学物質過敏症にはなりたくないのですが、それらの化学物質から身体を守るにはマスクをするだけで可能でしょうか。
 

A2 化学物質過敏症

 
化学物質は分子量が非常に小さいので、通常のマスクや、医学用のマスク、と問えばサーズ用のマスクでも通してしまうでしょう。
 
そうなると消防隊の化学班が使用する防毒マスク(毒ガス用)マスクくらいの、特殊なものでないと通してしまうでしょう。
 
眼のほうは密閉タイプのゴーグルがあれば眼の粘膜への進入はブロックできるでしょう。
 
皮膚は有機物質などを通さない化学繊維のものが良いでしょう。
 
しかし以上のようにご説明した防護用のものが実際にあるのかどうか、入手できるかについては、申し訳ないのですがまったく知識がありません。
 
大学の化学研究室とか消防隊に問い合わせてみるのも良いかもしれません。
 


Q1 じんましん

 
10歳の娘のじんましんがなかなか治りません。
背中、太股、お腹など、広い範囲で赤くなります。くすりも三回変えました。3か月前に、新築の家に引っ越したばかりです。何か、関係があるのでしょうか。このまま、じんましんもなおらないのでしょうか。
よろしくお願いします。
 

A1 化学物質過敏症

 
皮膚を直接拝見しないと何とも言えませんが、新築の家の中にある化学物質に対する過敏症がまず考えられます。
 
しかし、これを直接証明するのはなかなか大変です。まずそれ以外の原因を除去してから化学物質過敏症のことを追及していくのがよいと思われます。
 
化学物質過敏症と決める前に、まず最近洗剤を変えなかったかどうか、下着に化学繊維を使用するようになったかどうか、ウールのセーターを直接肌の上にじかにきているかどうか、冬になり食生活が大幅に変化し、動物性の食品を多く取るようになったか、などの点について検討する必要があります。またこの時期は空気が乾燥し気温が下がるために、ドライスキンがひどくなりいわゆる乾燥性皮膚炎を起こしやすくなります。以上のような点について専門家の意見を聞きそれらがすべて否定されたときに化学物質過敏症を考えるのが良いと思われます。
 
デジタルカメラがあれば、それを画像として送ってください。それを拝見すればもう少し具体的なアドバイスができるかもしれません。