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アレルギー以外の疾患



22.皮膚掻痒症


Q8 じんましん

 
先日産後のじんましんについて質問したものです。
おかげさまでじんましん自体はでなくなり、薬もやめて良いという指示をいただき現在にいたります。その後の状態で気になることがありまた質問させていただきます。
 
薬をやめてから、なんとなく体がひりひりするかんじがしました。気のせいかとおもったのですが、今もそういうかんじがするのでどうやら気のせいではないようです。昔から皮膚自体はつよいほうではないのですが、乾燥肌みたいなかんじもします。こんな季節に乾燥というのもへんなのですが、掻いたりすると粉が吹くようなことがあります。。(乾燥でしょうか?)なんとなく敏感になり下着のあとなどきつくあたるところは痒いとかんじたりもします。髪の毛が首周りにべったりとくっつくとやはりかゆくかんじます。以前にはかんじなかった感覚なので、肌が敏感になているのかな・・という気がしています。
夜、寝ている間のパジャマなどのしわの跡が体につきやすくなったともかんじています。きつくべったりとついたところには点々と2,3の湿疹が並んでいるときもあります。
しかしこれらは時間がたてばなくなりますし、これといって痒いから眠れないわけでもなく日常生活に問題はありません。
 
これらの症状は
1,じんましんがまだ治っていないせいですか?
2,皮膚描画症というものが近いかんじがしますが、皮膚に字を書いて浮かび上がるほどのことはありませんが、どうなのでしょうか?今後ひどくなる可能性はあるのでしょうか?
3,皮膚痒疹症のように、なんとなくチクチクヒリヒリするのですが、この病気ということもかんがえられますか?
ちょっと掻くと粉が吹く状態は乾燥していることが原因なのでしょうか?
 
いずれにしてもじんましんと関係があるのでしょうか?蚊にくわれたようなじんましんはとりあえずもうでません。それともあたらしい病気でしょうか?
 
このようなときに生活上注意することはるのでしょうか?化粧品類はよいのか?日焼け止めなどもこわくてぬれません。お風呂でナイロンタオルでこすってしまってから翌日ヒリヒリがつよまったかんじがしました。
皮膚鍛錬もしてみようとおもいますが、ビタミンcの摂取なども有効なのでしょうか?おしえてください。
日常生活に支障がなければ病院にいく必要はありませんか?
どうぞよろしくおねがいいたします。
 

A8 皮膚描画症、皮膚掻痒症

 
前回のじんましんが治ったということがので私も安心しました。
 
お話しから判断しますと、あなたの状態はじんましんの出やすい人に特徴的な、いわれる弱い皮膚に起因する症状と思われます。この弱い皮膚の症状が皮膚描画症、皮膚掻痒症です。
 
皮膚掻痒症は皮膚に何らかの炎症も、例えば皮膚炎や発疹やじんましんが無いにもかかわらず、皮膚がかゆいという現象です。これは皮膚の知覚過敏であるという状態を示します。
 
以上の点から判断すると現在のあなたの状態は、皮膚が弱いという状況が、前面に出ているために、あなたがさまざまの不便をお感じになるということであると思われます。
 
これらの症状に対してお薬を使用するということになりますと、抗ヒスタミン薬がまず第一選択と考えられます。これらの症状にステロイド外用薬を使うという方法もありますが、それはステロイド以外の方法がどうしてもうまくいかないという場合に用いられます。
 
皮膚の痒み止めであればオイラックス軟膏などを使用したり、モクタール軟膏などを試すという方法もあります。
 
弱い皮膚においては、入浴時に皮膚をきれいにしようと思い、タオルでゴシゴシ擦るということは、これらの過敏な皮膚にとっては百害あって一利なしといえます。手で低刺激の石鹸をあわ立て、それでで優しく体を洗います。洗い流した後に、タオルでゴシゴシ擦すらないように、タオルで押し拭きというような方法でやさしく拭くのもお勧めです(今の状況では乾布摩擦はいけません)
 
食生活の注意点としてはチョコレート、肉、辛い物の食べ過ぎには気をつけることが重要でしょう。これらの食品は摂取しすぎると皮膚の炎症を治りにくくするために注意が必要です。
 
日焼け止めはあらかじめ、塗って試しておき、皮膚が赤くならなければ注意してご使用ください。Vit Cの内服はしないよりは良いですが、それをしたからといいって、直接的な効果は余り期待できないでしょう。
 
病院にいって、抗ヒスタミン薬の予防的内服を1-2ヶ月するのも一つの方法かもしてません。
6/23 お礼&質問メール
先生、早速のおへんじありがとうございます。
 
基本的には私の体質は出産を機にかわったという判断なのでしょうか?
予防的に抗ヒスタミン薬を数ヶ月のむというのは、飲めばこのヒリヒリ感はおさまるのでしょうか?日常生活には何ら問題ないのですが、このひりひり感がなくなればなあ。。。とはおもいます。数ヶ月服用すればこの病気は治るという判断をしてもいいのでしょうか?じんましんもでやすい。。ということですが、この病気とじんましんはまず別物としてとらえてもいいのでしょうか?
 
先生のHPでヨーグルトなどがいいということで私もヤクルトやヨーグルトを毎日食しております。お通じなども以前よりよくなりましたし、じんましんもでてきませんが、このひりひり感だけがつづいています。以前のQandAによれば脂をふくむタブレットの服用ということも書いてありましたがどなのでしょうか?また、クリームなどを体にぬるのはいけませんか?なんとなく乾燥していることをふせぐために。。。
 
この掻痒症の原因として、食生活の変化、ストレス等がありますが、私の場合の出産を機にこういう体質になったのか?それともストレスという後天的なものなのか?というのはどうなのでしょうか?
私にとって現在のストレスはずばりこの体質、じんましんがいつでるか?、このひりひり感は一生つづくのか?とこの病気自体が非常にストレスになっております。気にしないようにとはおもいますが、頭からはなれません。
 
また質問だらけになってしまいました。よろしくおねがいいたします。とりあえず病院には行ってみようとおもっています。
 
7/1 回答メール
ジャンル ドライスキン
 
いわゆる乾燥肌、ドライスキンスキンが考えられます。ドライスキンはじんましんや皮膚炎や湿疹などと異なり、目で見ると皮膚には大きな変化は見ません。変化がないというのは赤くなったり、ジクジクしていないということです。
 
このドライスキンになると、皮膚はカサカサになり、外からの刺激に対して弱くなります。また神経が皮膚の表面近くまでに上がってきてしまうために、外からちょっとした刺激に過剰に反応してしまい、ひりひり痛みを感じることがあります。
 
ドライスキンの治療は保湿です。ワセリンやセラミド、ヒアルロン酸などの入った保湿クリームを使用するとよいでしょう。しかしお肌が非常に過敏なときは、これらの保湿剤でもヒリヒリすることがあります。その場合には弱いステロイドを混ぜて使うと良いかもしれません。
 
ドライスキンは入浴の際にタオルやせっけんでゴシゴシこすってはいけません。そうするとお肌はますます弱くなり、入浴の直後はつるつるになったように見えますが、翌日になるともっとカサカサして、またお肌はさらに過敏となってしまいます。せっけんを使用する場合には、ボディーソープは一般的にはそうお勧めできません。天然系の匂いや色のない、お肌にやさしいせっけんを手で泡立てて優しく洗いましょう。
またタオルで拭くときもゴシゴシこすってはいけません。赤ちゃんを拭くときのように押し拭きと言って、タオルくるんで押すように水分を取ります。
 


Q7 皮膚を掻くとミミズ腫れになります。

 
湿疹やかぶれなど目に見える要因が無いにもかかわらず腕や脚などの皮膚が痒くなります。季節は関係なく、特に汗をかいた後やお風呂に入った後などでかゆみが強くなります。掻くと掻いた後がそのまま残り、ミミズ腫れのようなあとがくっきり浮きでます。これは10分位つづき消えてしまいます。原因は何でしょうか?一年前に大阪から千葉に引越してからこの症状がでているのですが、これは関係あるでしょうか?
 

A7 皮膚掻痒症、皮膚描画症

 
じんましんや湿疹がまったくないのにもかかわらず、皮膚がかゆいという状態は、皮膚掻痒症と呼ばれています。これは皮膚の神経の知覚過敏で起きるものです。一般的には皮膚を乾燥性ドライスキン、つまり皮膚がカサカサになりやすい、そのような方によく見られます。
 
別の例で説明すると、喘息でもないのに咳が出やすいという人のことを、あなたは気管が弱い、というふうに表現します。皮膚掻痒症も同じです。皮膚が知覚過敏、つまり弱いためにちょっとした刺激仁対して過剰に反応してしまい、かゆくなるという状態なのです。
病気というよりも一種の体質なのでこれを改善するのはなかなか大変です。
お薬に頼らない方法としては、皮膚を強くするためにニューヨーク入浴し十分に温まってから水、つまり冷水浴をするという方法があります。
これは昔から皮膚の自立神経の鍛錬のために行われていた方法です。
美容法の一つに冷たい水で顔をパンパンとたたき、皮膚を刺激する方法もあります。
これは皮膚を引き締める効果があるとよく知られています。
皮膚がかゆいので掻いていると、そのかいた通りにミミズばれになることがよくあります。これを皮膚描画症といいます。皮膚に字を書けば、そのい字がが浮き上がって見えます。従ってこのような名前がついたのです。これも皮膚が弱い人、とくにじんましんが出やすい方によく見られる現象です。
この対策としてはじんましんと同じように抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を内服する方法があります。どのくらい飲み続けるかはその方の状態がどのくらい敏感かによると考えられます。従ってお薬によりこれを治療する場合には皮膚科またはアレルギー科とよく相談されるとよいでしょう。
 
以上の皮膚掻痒症や皮膚描画症は、例えば特定の食物たとえばソバを食べた後にできるじんましんとは異なり、特定の食物の摂取や特定の薬物の内服とは関係がありません。つまりあなたの皮膚の体質によるものなのです。
食生活、特に添加物の多い食事、 外食、動物性の脂やリノール酸のとりすぎは一つの誘因となることがあります。jこれについてはHPのQ&A75番アレルギーに良い油をお読みください。
また、仕事や交友関係、家族関係のストレスも誘因の一つとなりえます。これらの点はいかがでしょうか。
 


Q6 体がむず痒い

 
質問メールさせて頂きます。
ニュージーランドに来て3ヶ月になります。現在、体がむず痒くイライラしたり精神的に不安になったり寝れなかったりします。(寝る際は、睡眠薬を使用)症状は、体のあちらこちらが少しずつ移動しながら痒くなっていきます。欲求を満たす為に体をかきますが、かき終わった後に体がむず痒いのに気がつき上記のような状態になります。原因と思われるのは、油の濃い食事やストレスかとも思いますがどうすればよいかアドバイス頂けますでしょうか。病院に行ったほうがよいでしょうか。
 
(日本では過去9年前に一度だけ、5、6日症状が続いたのを記憶しています。しかしながら原因がアレルギーかどうかは自分でも解っていません。またこちらに来て2、3度このような状況になっています。)宜しくお願い致します。
 

A6 皮膚掻痒症と留学

 
留学先のニュージーランドでさぞお困りのことと思います。
私もだいぶ前に2年間ロンドンに留学しておりました。せっかく留学したのだから何とか成果を上げたいとか, もっと早く英語がうまくならないかなぁなどとさまざまのストレスを抱えていたことを思い出します。
 
さてメールの文面から判断すると、あなたの症状は皮膚掻痒症と呼ばれるものであると考えられます。たとえばじんましんやアトピー性皮膚炎のように皮膚炎がある場所が痒いのは当然といえます。しかし皮膚掻痒症というのは、一見何もない皮膚が痒いという1種の皮膚の神経の知覚過敏症です。
 
この皮膚掻痒症というのはいくつかの原因が考えられます。
 
(1)食生活の変化。動物性の脂肪の多い食事をとると早くて数カ月後から、皮膚のかゆみが増加する場合があります。
(2)空気の乾燥が著しいと皮掻痒症はひどくなります。
(3)心理的ストレスにより皮膚のかゆみが誘発されることは、成人の場合よく見られる現象です。近年、私のクリニックにはこの心理的ストレスのためにさまざまの皮膚のトラブルを訴える方が見えています。
(4)チリダニアレルギーの体質があるとハウスダストの多い生活環境下では、この皮膚掻痒症も悪化しやすくなります。
 
対策としては
 
(1)アレルギーの炎症を抑えるタイプの油を多く含むサプリメントを内服する。この問題については私のホームページの中のQ&A75番アレルギーによる油の項目をご覧ください。
(2)ドライスキン対策のスキンケアーとしては、ワセリンなどの保湿剤をまめに塗るにぬるとよいでしょう。
(3)心理的ストレスについてはなかなか厄介です。自分ひとりででいくらこのストレスに打ち勝とうと思ってもかえってそれがストレスになってしまい、症状は悪化しかねません。親身になって話を聞いてくれる人がいれば、その人とをじっくり話をして、悩みを打ち明けるのも、ひとつの方法です。それでもだめな場合にはカウンセラーの助けなどを求める必要もあるかもしれません。またもし可能であれば一時帰国して精神状態を安定させることもひとつの方法かもしれません。
 
あなたがどのような精神状況で留学されているかはこの文面からは判断することができません。しかしあの夏目漱石ですらロンドンでは、慣れない気候、異なる人情、業績を上げなければいけないという重責などから、ご存じのように精神的なバランスを崩し、うつ傾向を示す内容の手紙を日本に送っていたことは有名な話です
 
私が35年前にロンドン留学をしてちょうど半年後、ある大学の高名な先生がロンドンを訪れられました。そこで食事をしながらいろいろなお話しを伺いました。その時の先生のお話しの中で最も心に残ったのは、留学の目的のひとつは、外から日本を見るということです。外から日本を見るというのは日本の中にいては決してできないことなのです。ですから業績を上げようなどと焦らなくても、外から日本を見てじっくり仕事をしていれば必ずデータは出ます。
また外から日本を見るということはまたとない経験なのです。ですから焦らないで、視野を広げる絶好のチャンスを得たと思って、見聞を広め、のびのびとなさいと言われました。その一言で私のストレスはだいぶ解消し、その後幸運にもいくつかの良い結果が出て世界の一流雑誌に論文を仲間たちといくつも発表することができました。
この話は35年前の話なので現在のあなたの状況とは一致しない点も多々あるかもしれません。しかし留学というのはそのような面もあると思いますので、思いつめないようにすることも、ひとつの手かもしれません。
 
最後に、入浴時のスキンケアーのポイントです。決して、タオルに石鹸をつけてゴシゴシ体をこすってはいけません。これをやればやるほど、その瞬間は気持ちが良くても、翌日には皮膚の状態はさらに悪化します。手の中で石鹸を泡立てて、やさしく洗ってください。また、ボディーソープもやめましょう。
 
おまけに、そちらではこれから冬に入ると思います。気がめいる時期です。ロンドンの漱石先輩を思い出して、気分転換を図りましょう!
 


Q5 体が痒い。

 
お風呂にはいってシャワーを浴びている時や、湯船につかっている時などに体が痒くなるんです。それにお風呂上りも痒くなります。
普段、服を着ている時もたまになります。これはアレルギーの一種なのでしょうか??
 

A5 皮膚掻痒症

 
このような症状はアレルギーで起こるわけではありません。
 
皮膚にある知覚神経が過敏なために起きる一連の反応と考えられます。皮膚の知覚神経が過敏であると、皮膚に与えられたさまざまな刺激、たとえば温度(熱や寒冷など)や接触した刺激(擦ったり掻いたりすることによる)により皮膚がかゆくなり掻いてしまいます。その結果皮膚がミミズばれのようにはれ上がったり、かゆみがどうしても我慢できないくらいにひどくなってしまうのです。
 
この皮膚掻痒症は確かにアレルギーの方によく見られます。じんましんやアトピー性皮膚炎などでは、皮膚に何の発疹も出ていないところが非常にかゆくなることがよく見られます。これらの方々もこの皮膚掻痒症という体質を持っているわけです。
 
しかしながらじんましんやアトピー性皮膚炎など持っていない方もこの皮膚掻痒症がよく見られます。おそらくあなたもこのグループに属するのでしょう。近年この皮膚掻痒症が増えている傾向です。何が原因かははっきりとはしていませんが、生活の都会化近代化に伴うさまざまの因子(たとえば食生活、心理的なストレス、空調の完備による皮膚の乾燥)が原因として考えられています。
 


Q4 温度によるじんましんについて

 
こんにちは。
早速質問なのですが、デパートに入ったときや、風呂上がり、など急に体温が上がったときに、体にちくちくとしたかゆみがでて、少し赤くなります。それほどひどくはなく、あまり気にはしていなかったのですが、最近、そのかゆみが増したので、質問してみようと思いました。自律神経がうまく働いていないため、という情報をインターネットで得たのですが、自分ははっきりと調べたわけではないですが、季節によって、アトピーのようなかゆみがでるときもあり、このじんましんのようなものはアトピーから来るものなのか、気になっています。この体温が上昇したときだけ、発生するちくちくとしたかゆみはアトピーとは別物かどうか教えていただけませんか?もし自律神経から来るものなら、直しようがないのでしょうか?よろしくお願いします。
 

A4 皮膚掻痒症

 
じんましんや湿疹のある場所がかゆくなるのはごく自然な現象です。その場所に炎症と呼ばれる病変があるからです。炎症があるとその場所にある神経が刺激されてかゆみを感じます。
 
皮膚掻痒症は目で見ても何の病変もない場所に突然かゆみを感じる状態をいいます。この現象は皮膚の知覚神経が過敏な場合に起こります。これのもっとひどい状態を皮膚描掻画症といいます。いわゆるミミズばれです。じんましんが出やすい人などが皮膚をガリガリ掻いていると、その描いた通りに皮膚にミミズばれがをきます。これも皮膚が非常に過敏な状態になっていることを示します。
 
皮膚描画症は一種の体質といえます。たとえば喘息ではないのに咳が出やすい人、かぜを引くとなかなか咳が止まらない人などのことを、あなたは期間が弱いなどと表現します。皮膚描画も同じと考えてよいでしょう。皮膚が知覚過敏なためにちょっとしたことで、例えば温度変化や衣類がこすれたりちょっと掻いてしまったり、これらの刺激により急に皮膚がかゆくなる状態をいいます。
 
皮膚が弱いという体質を直すのはなかなか厄介で、かゆみ止めの抗ヒスタミン薬を飲んだり、長期的にこれを改善しようと思えばいわゆる皮膚の鍛錬があります。もちろん乾布摩擦や冷水摩擦などで皮膚を強くこすることは全くよいことではありません。
 
オススメするのは冷水浴です。冬の間に開始することは難しいと思いますが、入浴後皮膚が十分に暖まってからおふろの出がけに、冷たい水で絞ったタオルで体を拭くことです。ただし1日2日やっただけでは効果はありません春ごろから徐々に始めて一年中続けるようにすることが望ましいといえます。
 
具体的には以下のように行います。
寒いこの時期は入浴後に十分体が暖まってから、冷たい水しぼったタオルで体を軽くふきます。
春になったら冷たい水のシャワーで、第1週目はひざまで、第2週は腿まで、第3週はおへそまで、第4週は胸まで徐々に水をかけていきます。
そして真夏には肩から水をかけられるようにします。このような冷水欲を気長に行うと良いかもしれません。がんばってください。
 


Q3 耳の痒み

 
20歳すぎたあたり頃から耳の中が痒くなり始めました。常に痒いと言う訳じゃないのですがちょくちょく痒くなります。夜痒くて目が覚めることもあります。耳鼻科で診てもらいましたが特に悪くないと言われ、皮膚科に診てもらっても細菌がいる訳でもないし、原因がわからないと言われました。何かアレルギー症状なのでしょうか?
 

A3 皮膚アレルギー

 
皮膚掻痒症と言う状態が考えられます。
 
これはアレルギーではなく、皮膚の知覚過敏症です。
 
どうしても痒いときは抗ヒスタミン薬を内服したり、痒みを抑える薬を塗ったりします。
皮膚乾燥症(ドライスキン)を伴うことが多く、冬の乾燥期や逆に夏に汗をかいたりすると悪化しやすいのです。
 


Q2 ふけ&多汗症

 
最近、脇の汗と手の汗がすごいです。洋服なんてすぐ色が変わります。でも、指にも痒みがあり、薬をぬると汗と薬とでべたべたです。脇の汗はちょっと異常かな?流れるのが分かる!(更年期?)これは、皮膚科で診療してもらえるのでしょうか?
 
2つ目の質問です。
元来アレルギー体質だったと思いますが、花粉症も市販の薬を飲めばっという程度でした。それが、髪の毛の生え際全体(後ろの首も含む)かゆくて、ちょっとかぶれています。また、頭も痒く、ふけもすごいです。耳の周りもかぶれていて、痒いです。M皮膚科にも行くのですが、先生とお話できる雰囲気ではないので、今、病院選択に悩んでいます。お忙しいと思いますが、宜しくお願いします。
 

A2 皮脂腺の分泌過剰、皮膚掻痒症、湿疹

 
更年期または体質の変化に伴う一連の症状でしょう。
前者に対しては、皮脂の分泌を抑制する漢方薬、後者に対してはスキンケアー、外用薬を中心にして、必要に応じて内服薬の使用を適時行うなどの治療が良いでしょう。場合によっては食生活の改善も必要かもしてません。
現在、猛暑のため、皮膚にはきつい季節です。皮膚を清潔に保つなどのスキンケアー、また心理的ストレスがあるならば、ケアーも欠かせません。以上のように総合的、多角的な視点からの治療が必要かも知れません。
 
お礼メール
お忙しいところ、早速の返信ありがとうございます。もうひとつ確認したいことがあったので、メール致しました。
現在、練馬区に住んでいるのですが、先生の所へ診療に行くのがやはりベストでしょうか?頻繁に診療に行くのであれば、ここから用賀はちょっと遠い気がしてしまうのです。現在、パートの仕事もしていますし・・・どのくらいの頻度で、通院するものでしょうか?(実際に診療していないので、お答えずらいかもしれませんが・・・)
きっと、病院は混んでいて、待ち時間等も多いのではないでしょうか?
また、先生と同じようなお考えの、ご紹介頂ける先生がこの近隣にいらっしゃれば・・・・と思ったのですが・・・勝手な言い分のメールで申し訳ありませんが、ご返答の方、宜しくお願いいたします。
 
回答メール
練馬でしたら、大江戸線など田園都市線(半蔵門線)まで出れば赤坂見附から用賀まで23分くらいでしょう。状態にもよりますが、最初は週一回で状態が安定したら、2週に一回。月一回と間を開けます。申し訳ないのですが、練馬の周囲には知っているDr.がいないのでなんともいえません。あしからず。
 


Q1 アレルギーの症状でしょうか?

 
私はアトピー性皮膚炎です。主人はアレルギー性鼻炎です。
 
1歳になる子供がいるのですが、生後3ヶ月でかぜをひき、喘息の気があると言われています。
 
最近ではその症状はでていないのですが、いつも鼻息が荒くつまっていて、鼻水に血が混じる事が多く、よく耳を触っているのですがアレルギーの症状と考えるべきでしょうか。
 

A1 アレルギー性鼻炎・皮膚掻痒症

 
お子さんを中心に考えると両親に何らかのアレルギー性疾患があることから,ある程度のアトピー体質の傾向を持っていると考えられます。
 
そのようなお子さんが乳幼児期に風邪をひいてゼイゼイすることはよく見られます。しかしながらこの時期には気管が未熟なため呼吸器感染を起こすと、喘息でなくてもゼイゼイすることはよくあります。しかしながらお子さんのは場合、ご両親にアレルギーの病気が見られるため、喘息になるリスクは、家系にアレルギーのないお子さんに比べると、ある程度はあると予想されます。このようなお子さんは今の時期から室内のハウスダストを減らす努力を可能な範囲で少しずつされると良いと思います。
 
鼻の方の症状については、鼻血の原因としてはアレルギー性鼻炎が疑われます。アレルギー性鼻炎があると鼻が詰まりやすくなります。乳児は口呼吸がうまくできないため鼻がつまると苦しくなり鼻息を荒くして呼吸をしようとしたり、うまく息ができないためバタバタ暴れたりします。
 
耳をよくさわっているとのことですが眼で見て皮膚炎や湿疹がなくても、皮膚が痒い場合には<皮膚掻痒症>が疑われます。これは皮膚に病変がなくても皮膚の知覚過敏が存在するために痒みを訴える現象です。この皮膚掻痒症の症状に人がすべてアトピー性皮膚炎ではありませんが、トピー性皮膚炎の患者さんによく見られる症状なので注意が必要です。
 
お子さんの現状についてまとめてみますと、軽いアレルギー家系のお子さんで気管および鼻の粘膜が多少を弱いか過敏なため、感染を受けたりするとゼイゼイしたり鼻の症状が見られる、つまりある程度の気道アレルギーの症状が疑われます。今後アレルギーの病気が出るかどうかについては、上に述べたようなチリダニ対策が重要でしょう。また風邪や気管支炎などをしっかりと治してをことも重要と考えられます。