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 その他のアレルギー



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 ゼラチンアレルギー


Q1 ゼラチンアレルギ-について教えてください。

 
はじめまして。ゼラチンアレルギ-のこどもをもつ母親です。

ゼラチンアレルギ-の方は少ないと聞きましたが、情報もやはり少ないのでしょうか。インタ-ネットでこちらのホ-ムペ-ジに出会い、とてもありがたく思います。
 
子供は現在6歳で、2歳のときの水疱瘡の予防接種のあと数分後に全身じんましんがでてゼラチンアレルギ-と診断され、以後ペミラストン内服と除去食を行っています。ダニ・ハウスダストも陽性です。
転勤族のため、お医者様も転々と変わることになり、落ち着いた治療方法がわからないまま、自分で食物アレルギ-に関する本を読んだりしていたのですが、頭が混乱してしまいました。
 
ゼラチンアレルギ-の症例が少ないそうですが、問題なく食べられるようになることはないのでしょうか。
様々な食品に入っている可能性があり、食品の表示を確認するものの毎日、どきどきしながら食事をしています。
今後どのようにしていけばよいのでしょうか。
 

A1 ゼラチンアレルギー

 
4年間さぞご心配だったとお察しします。
 
水ぼうそうのワクチンの後に症状が出たということでゼラチンアレルギーと診断されたようですか、本当にゼラチンアレルギーかどうかという点については、血液検査でゼラチンに対する抗体が血液の中にあるかどうかを確認する必要があります。
確かに数年前まではさまざまなワクチンの防腐剤としてゼラチンが使用されていました。しかし、ゼラチンアレルギーのお子さんがワクチン接種後にアレルギー症状を起こすことが報告されて以来、最近のワクチンには防腐剤としてゼラチンが含まれているものはかなり減っていきました。
 
食物アレルギーについてですが、ゼラチンアレルギーの患者さんの数はそれほど多くはありませんが確かに見られます。数年前に多かったゼラチンアレルギーは、お菓子のグミを食べるとじんましんが出たり具合いが悪くなったりするというお子さんがときどきみられました。このようなお子さんは上に述べたような血液検査をするとゼラチンに対する抗体が陽性に出ている場合がよくありました。
 
さてお子さんですが、もう4年間そのような症状が出てないということで、アレルギー専門の小児科医に血液検査をしてもらい、その結果を見て、もし数値が陰性であれば注意してまた食べ始める、またもし数値が出ていてもそれほど高い数値でなければこれまた注意して少しずつ食べ始めるというような対策でよいと思います。
このような検査と指示はアレルギー専門医でなければなかなかしてくれません。